サインバルタカプセル20mg塩野義製薬株式会社

処方薬

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薬価 1カプセルあたり173.5円
剤形 淡赤白色/微黄白色の不透明なカプセル剤、長さ14.3mm
シート記載 (表)サインバルタ 20mg、(裏)サインバルタ 20mg 031 20
薬効分類 神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬
主成分

デュロキセチン塩酸塩

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この薬の添付文書

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

作用と効果について

脳内でセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、脳内の神経伝達をスムーズにし、憂うつな気分を和らげ、やる気がなくなる、不安といった症状を改善します。
中枢神経系の疼痛抑制経路に作用し、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、痛みを和らげます。
通常、うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害にともなう疼痛、線維筋痛症にともなう疼痛や慢性腰痛症にともなう疼痛の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、閉塞隅角緑内障がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害にともなう疼痛:通常、成人は1日1回朝食後にデュロキセチンとして20mgから服用を開始し、1週間以上服用継続した後に、1日40mgに増量されます。症状により、40mgを1週間以上服用継続した後に効果不十分の場合は、1日60mgまで増量されることがあります。
線維筋痛症にともなう疼痛、慢性腰痛症にともなう疼痛:通常、成人は1日1回朝食後にデュロキセチンとして20mgから服用を開始し、1週間以上服用継続した後に1日40mgに増量され、さらに40mgを1週間以上服用継続した後に1日60mgに増量されます。
本剤は1カプセル中にデュロキセチンとして20mgを含有する製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に薬を中止すると不都合な症状があらわれることがあります。

副作用について

主な副作用として、吐き気、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、めまい、腹部痛、不眠、倦怠感、食欲減退、高血糖、嘔吐、体重増加、腹部不快感、発疹、かゆみ、じんましん、接触性皮膚炎、光線過敏反応(日光による過度の日焼け、かゆみ、色素沈着)、血管浮腫、皮膚血管炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・不安、興奮、発汗 [セロトニン症候群]

・筋肉がこわばる、頻脈、発熱 [悪性症候群]

・むくみのない短期間での体重増加、けいれん、意識障害 [抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]

・倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、肝炎、黄疸]

・高熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ [皮膚粘膜眼症候群]

・呼吸困難(息苦しい)、けいれん、じんましん [アナフィラキシー反応]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

[ご家族の方へ]患者さんに自殺念慮、攻撃性などの行動の変化やうつ病、うつ状態の悪化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。

更新日付:2016年03月22日

サインバルタに関する医師Q&A

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医療者の実際の評価

※ サインバルタという名の全薬剤(形は異なるが成分は同じ)の評価を掲載しています。「医療者の実際の評価」についての詳細はこちらをご覧ください。

医師 30代 大学病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 SNRIという種類の、2014年発売された比較的新しい抗うつ薬です。
うつ病の治療だけでなく、糖尿病にともなう神経痛などにも(他にはリリカが適用)使用します。
ノルアドレナリンとセロトニンという神経伝達物質の再取り込みを阻害することで作用します。
他の受容体にはほとんど作用しないため副作用は比較的少ないです。
1日1回の服用で良く、剤形はカプセルです。
この薬を始めたり止めたり変更したりする時には、基本的に少しづつ増加、減少させることになっています。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 処方時に「飲み始めてから効果がいつ出てくるか?」と聞かれることがありますが、
「従来の抗うつ薬と比べると効果が出始めるのは早いと言われますが、おおむね1週間以上かかります。」と説明しています。

この評価に他の医療者から補足

さらに!薬剤師 30代 一般病院[投稿日:2015年 11月 29日]

副作用の懸念もあるので、効果がなければ医師と相談して、変更、中止を検討してもらう方がよいです。

そう!薬剤師 40代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 27日]

効果の実感できる期間を具体的に説明しているのは、患者さんには助かりますね。

さらに!薬剤師 40代 一般病院[投稿日:2015年 11月 26日]

服用しはじめに吐き気など消化器症状が出現する場合があるが、徐々に慣れてくるため、そのまま服用するように患者さんには伝えています。

さらに!薬剤師 40代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 25日]

2015年12月には、後発医薬品が発売される予定です。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 40代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 イーライリリー社の抗うつ剤(SNRI[セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬])です。
セロトニンとノルアドレナリン両方に効果があるデュアルアクション(二相作用)の抗うつ剤です。
痛みにも保険適応がある数少ない抗うつ剤です。
胃腸障害の副作用がありますが、そんなに多くないです。
2010年発売と比較的に新しい薬なので薬価はそれなりに高いでしょう。
剤形として粉がないので用量の微調整は難しいかもしれませんが、それはあまり問題になりません。
イーライリリーは患者教育に力を入れています。
日本での知名度はそれほどないかもしれませんが、会社として努力しているメーカーだと思います。

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併用禁忌(禁止)・注意の処方薬

薬の併用には専門的な判断が必要です。必ず、医師、薬剤師に相談してください。

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処方実績の多い疾患

※ 処方実績はレセプトデータ(2015年04月~2015年09月)を基準としています。

1この薬は下記の疾患の患者さんに1番多く処方されています
3この薬は下記の疾患の患者さんに3番目に多く処方されています
この薬は下記の疾患の患者さんに処方されています

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医師 50代 診療所(開業医) 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤で、従来の三環形抗うつ剤にとって代わる抗うつ剤である。
三環形抗うつ剤に比べると副作用は少ないが、人によっては眠気、不眠、胃腸症状が強くでる。
20、30mg錠があるので、用量調節はしやすい。
ただし、60mgの最大用量まで増量しても、効果不十分例が結構ある。
日本イーライリリーと塩野義製薬から販売されている。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 用法、用量、眠気などの副作用について患者から相談されることがある。
それに対しては、服用タイミングを調整することで良い服薬バランスへと解決できないかを患者と一緒に考えて、対応する。

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医師 30代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 抗うつ薬の中でも比較的新しい薬です。
1日1回の内服でいいため飲み忘れも少ないです。
セロトニンだけでなくノルアドレナリンも調整してくれるので、特に意欲が出ないタイプのうつ病にはよく効く印象です。
また原因のはっきりしない痛みなどにも効果があり、一部の人には劇的に効果を示す印象です。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「薬を飲み始めたが効果が出ない。」と質問されることがありますが、
「飲み始めて少なくとも2〜4週間しないと効果がでない。」と説明しています。

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医師 30代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 抗うつ薬の中でもSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類されるのは、トレドミン(一般名ミルナシプラン)とサインバルタ(一般名デュロキセチン)の2剤あります。
サインバルタは、疼痛(とうつう、痛み)にも効果があり、糖尿病性神経障害に適応がありますし、うつ症状に伴う疼痛(とうつう、痛み)にも効果があります。
注意点としては、投与初期や増量時に、吐き気や食欲不振の消化器症状が出現する人がいることです。その場合には、吐き気止めなどの副作用止めを併用して対処しています。

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薬剤師 30代 調剤薬局

ベネフィット(効果) 脳内の気分や意欲に関係するノルアドレナリンとセロトニンの量を多くする事で気分の落ち込みや意欲の改善する事が出来ます。
飲み続ける事で効果の実感が出てくる薬なので継続して服用して下さい

リスク(副作用など)と対処法 安全性の高い薬ですが、飲み始めは気持ち悪さが出る場合があります。
慣れてくる副作用なので、軽度であれば続けて服用して様子を見てください。
逆に不安になったり、気持ちがたかぶったりする場合Drに連絡をとって指示を仰ぐようにしてください

実用的な特徴 腸内で薬が溶けるように設計されているのでカプセルから出したり、カプセル内の顆粒をかみ砕いて服用しないようにして下さい。
サプリメントの中でセイヨウオトギリソウ、セントジョンズワートを書かれたものとは一緒に服用しないで下さい

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薬剤師 40代 調剤薬局 男性 大阪府

ベネフィット(効果) 脳の神経伝達物質に作用し、意欲を高める働きがあります。最近では、痛みの治療で用いることもあります。効果が出てくるまでに、数週間必要ですので、効果判定ができるまで継続して服用していくことが大切です。

リスク(副作用など)と対処法 自覚しやすい副作用として吐き気があります。これは、徐々に治まってくるため、自己判断で中止しないでください。吐き気が原因で中止する患者さんは少ない印象です。また、眠気を催すこともあります。

実用的な特徴 腸溶性のため、脱カプセルは原則として行わないこととなっている。しかし、脱カプセルしても、乳鉢で攪拌などを行わなければ1月程度は腸溶性は保持されるとの見解もあり、医療機関(薬局)によって対応はまちまちである。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「吐き気がすれば、すぐにやめるべきか?」と質問されることがありますが、「徐々に慣れてくるので、やめないこと。どうしても吐き気がつらいなら、主治医に相談してください。」と回答しています。

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医師 20代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 新しいタイプの抗鬱薬です。
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)と呼ばれる種類の薬剤であり、今まで使われることが多かったSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)で作用するセロトニンの他に、ノルアドレナリンにも作用することで、意欲減退に対して特に有用と言われています。
このため、主な適応としては意欲減退を伴ううつ病患者、特に男性患者に使用されることが多い薬剤です。
アメリカでは、サインバルタ及びリフレックスの併用療法をカリファルニアロケットと称し、臨床で頻繁に用いられています。
また、この薬剤は疼痛性障害に対して適応を有しており、昔ながらのプレガバペン(商品名:リリカ)に代わって使用される頻度が増加してきております。
このような有用な面を持つ一方で、うつ病患者の躁転率が他の薬剤と比較して高いと言われており、使用には細心の注意を要します。
副作用としては投与初期に消化器症状、例えば嘔気嘔吐や下痢を呈することがありますが、1週間以上持続することは極めて稀であり、初期さえ乗り切ってしまえばTCAなど古い抗鬱薬と比較して副作用が少ないと言われています。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 内服開始時に嘔気や下痢が生じることがありますが、
「長くても10日前後でおさまるので、それまで続けてみてください。」と説明しています。

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、塩野義製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している併用禁忌・併用注意の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・サインバルタカプセル20mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。

「医療者の実際の評価」はあくまで参考材料のひとつに

  • ・法律で「医薬品等の適正使用と有効性・安全性の知識と理解を深める努力」が「患者責任」と規定されたこと、また「他の薬を試したい」時に医師に訊けずに転医してしまう患者が少なくない実態を解消する支援をしたいと考え、1)生活者・医療者間の会話の糸口・参考例、2)医薬品についての関心や知識を深めるきっかけ・参考材料、として提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
  • ・薬口コミの内容は不完全です。これだけで服薬中断や変更の判断は絶対にしないでください。
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