ボトックス注用50単位

処方薬注射剤

ボトックス注用50単位の基本情報

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作用と効果

神経の末端で神経伝達を阻害することにより、筋肉を弛緩させたり、発汗を抑えたりする作用があります。
通常、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頸、上肢痙縮、下肢痙縮、重度の原発性腋窩多汗症、斜視、痙攣性発声障害、既存治療で効果不十分または既存治療が適さない過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁、既存治療で効果不十分または既存治療が適さない神経因性膀胱による尿失禁の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。全身性の神経筋接合部の障害がある。呼吸機能障害がある。尿路感染症がある。導尿を日常的に実施していない尿閉がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、症状のある患部の筋肉もしくは皮内に、直接注射します。

この薬の効果は通常2~3日で現れ、3~4ヵ月(重度の原発性腋窩多汗症の場合は4~9ヵ月、過活動膀胱の場合は4~8ヵ月、神経因性膀胱の場合は8~11ヵ月)続きます。このため、繰り返し注射を行うことが必要です。

副作用

主な副作用として、兎眼、閉瞼不全、局所性筋力低下(頸部筋脱力、口角下垂など)、眼瞼下垂、顔面麻痺、流涙、嚥下障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、全身のほてり、発疹 [ショック、アナフィラキシー、血清病]

・まぶたが閉じない、眼の乾燥感、眼の充血 [眼障害(重篤な角膜露出、持続性上皮欠損、角膜潰瘍、角膜穿孔)]

・飲み込みにくい、声質の変化、呼吸困難 [嚥下障害、呼吸障害]

・けいれん、ひきつけ、意識がなくなる [痙攣発作]

・膀胱の尿が排出できない状態 [尿閉]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

グラクソ・スミスクライン株式会社

薬価

1瓶あたり34408円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 末梢神経系用薬 > 骨格筋弛緩剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

A型ボツリヌス毒素

この成分で処方薬を探す

YJコード

1229404D1020

レセプト電算コード

621893501

更新日付:2024年07月08日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ボトックス注用50単位を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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