ブレオ注射用5mg

処方薬注射剤

ブレオ注射用5mgの基本情報

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作用と効果

細胞のDNA(デオキシリボ核酸)鎖を切断したり、DNA合成を抑えてがん細胞が増えるのを抑え、腫瘍を小さくする作用を示します。
通常、皮膚がん、頭頸部がん(上顎がん、舌がん、口唇がん、咽頭がん、喉頭がん、口腔がんなど)、肺がん(特に原発性および転移性扁平上皮がん)、食道がん、悪性リンパ腫、子宮頸がん、神経膠腫、甲状腺がん、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)の治療に用いられます。他の抗がん剤と組み合わせて使用されることがあります。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肺障害またはその既往がある。心疾患、腎機能障害、肝機能障害がある。胸部やその周辺部に放射線治療を受けている。水痘(水ぼうそう)にかかっている。以前にブレオマイシン、ペプロマイシンンの投与を受けたことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、静脈内、筋肉内、皮下または動脈内へ注射します。通常、1週2回を原則とし、症状に応じて1日1回を連日または1週間1回に適宜増減します。
小児の胚細胞腫瘍、悪性リンパ腫:通常、1~4週間ごとに静脈内に注射します。

具体的な使用期間については、医師にお聞きください。

この薬の注射前と後に発熱を予防するため、抗ヒスタミン剤、解熱剤を使用することがあります。

副作用

主な副作用として、間質性肺炎、肺線維症、脱毛、皮膚肥厚、色素沈着、爪の変形・変色、食欲不振、吐き気・嘔吐、口内炎、貧血、発熱、倦怠感、発疹、蕁麻疹、発熱を伴う紅皮症、口角炎、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎、肺線維症]

・顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ、めまい、息切れ、意識消失 [ショック]

・皮下出血、鼻血、歯ぐきの出血 [出血]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

日本化薬株式会社

薬価

1瓶あたり1405円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > 抗腫瘍性抗生物質製剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ブレオマイシン塩酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

4234400D4032

レセプト電算コード

620003799

更新日付:2023年09月29日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ブレオに関する医師Q&A

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  • ・ブレオ注射用5mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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