メルカゾール錠5mg

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メルカゾール錠5mgの基本情報

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作用と効果

甲状腺に作用し、甲状腺ホルモンの合成に必要な酵素の働きを阻害し、甲状腺ホルモンの過剰分泌をおさえます。
通常、甲状腺機能亢進症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、白血球減少や他の血液障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

成人:通常、成人は初期量1日6錠(主成分として30mg)を3~4回に分けて服用します。重症には1日8~12錠(40~60mg)を服用します。機能亢進症状がほぼ消失したなら、1~4週間ごとに漸減し、維持量1日1~2錠(5~10mg)を1~2回に分けて服用します。
小児:通常、小児の初期量は5歳以上~10歳未満では1日2~4錠(主成分として10~20mg)、10歳以上~15歳未満では1日4~6錠(20~30mg)を2~4回に分けて服用します。機能亢進症状がほぼ消失したなら、1~4週間ごとに漸減し、維持量1日1~2錠(5~10mg)を1~2回に分けて服用します。
妊婦:通常、妊婦は初期量1日3~6錠(主成分として15~30mg)を3~4回に分けて服用します。機能亢進症状がほぼ消失したなら、1~4週間ごとに漸減し、維持量1日1~2錠(5~10mg)を1~2回に分けて服用します。正常妊娠時の甲状腺機能検査値が低下しないよう、2週間ごとに検査し、必要最低限量を服用します。
いずれも、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。この薬は効果があらわれるのに時間がかかります。途中でやめると症状が悪化したり、病気が再発したりします。体調が良くなったと自己判断し、薬を飲むのをやめたり、効かないからといって量を増やしたりせず、指示どおりに飲み続けてください。

副作用

副作用として、発疹、蕁麻疹、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・発熱、全身がだるい、咽頭痛 [汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少]

・鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血によるあざ [低プロトロンビン血症、第VII因子欠乏症、血小板減少、血小板減少性紫斑病]

・全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]

・関節の痛み、関節のはれ、発熱 [多発性関節炎]

・発熱、顔の紅斑、筋肉痛 [SLE様症状]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、高温、湿気を避け、しゃ光して保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(30件)

医薬品情報

製薬会社

あすか製薬株式会社

薬価

1錠あたり9.8円

剤形

淡黄色の錠剤、直径約7.2mm、厚さ約3.2mm

シート記載

(表)メルカゾール錠5mg、メルカゾール、5mg、甲状腺のお薬です (裏)MERCAZOLE TABLETS 5mg、メルカゾール、5mg、発熱、のどの痛み、全身のだるさ等があらわれた際は、すぐに主治医へ連絡してください。

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 甲状腺,副甲状腺ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

チアマゾール

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YJコード

2432001F1033

レセプト電算コード

620004391

更新日付:2020年10月07日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

メルカゾールに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・メルカゾール錠5mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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