コバールトリイ静注用2000

処方薬注射剤

コバールトリイ静注用2000の基本情報

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作用と効果

血液凝固第VIII因子を補うことにより、血が止まりにくくなっている状態を改善します。
通常、血液凝固第VIII因子が欠乏している人の出血傾向の抑制に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

添付の溶解液の全量(5mL)で溶解し、ゆっくりと静脈内に注射します。なお、注射の速度が1分間に5mLを超えないようにゆっくり注射してください(製剤1本あたり1分以上かけて注射してください)。
出血時に注射する場合は、通常、1回体重1kg当たり10~30国際単位を注射しますが、状態に応じて適宜増減されます。
定期的に注射する場合は、通常、体重1kg当たり20~40国際単位を週2回または週3回注射し、12歳以下の小児に対しては、体重1kg当たり25~50国際単位を週2回、週3回または1日おきに注射します。本剤は1バイアル中に主成分2,000国際単位を含有します。いずれの場合も、必ず指示された使用方法に従ってください。

溶かしたときに沈殿物があるものや、濁っているものは使用しないでください。一度溶解したものは室温(30℃以下)で3時間以内に使用してください。3時間を超えた場合は廃棄してください。

注射し忘れた場合は、2回分を一度に注射してはいけません。医師または薬剤師に相談の上、指示に従ってください。

誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医療機関で適切な在宅自己注射教育を受けた患者さんまたは家族の方は、自己注射できます。
医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、かゆみ、顔や体が赤くなる、アレルギー性皮膚炎、頭痛、味覚異常、注射部位の痛みやかゆみ、リンパ節の腫れが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・息苦しい、めまい、ふらつき [ショック、アナフィラキシー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け、2~8℃(冷蔵庫)で保管してください。
冷蔵庫内で保存することが望ましいですが、室温(30℃以下)で保存することもできます。その場合には、使用期限を超えない範囲で6ヵ月以内に使用し、再び冷蔵庫に戻さないでください。

光の影響を避けるため、薬は外箱に入れた状態で保存してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

使用済みの注射器および注射針などの廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

医薬品情報

製薬会社

バイエル薬品株式会社

薬価

1瓶あたり145845円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 生物学的製剤 > 血液製剤類 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

オクトコグ ベータ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

6343447D4024

レセプト電算コード

622489601

更新日付:2024年06月10日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、バイエル薬品株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・コバールトリイ静注用2000を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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