エビリファイ錠1mg

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エビリファイ錠1mgの基本情報

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作用と効果

脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善させます。また、抑えることのできない感情の高まりや行動などの症状を改善します。
通常、統合失調症の治療、双極性障害における躁症状の改善、うつ病・うつ状態の治療、小児期(原則として6歳以上18歳未満)の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病またはその既往歴や家族歴がある、肝障害、心・血管疾患、低血圧、てんかんなどの痙攣性疾患またはその既往歴がある、自殺を図ったまたは思いめぐらせている、脳の器質的障害、衝動性が高い併存障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

統合失調症:通常、成人は1日6~12錠(主成分として6~12mg)を1~2回に分けて服用を開始し、維持用量として1日6~24錠(6~24mg)を1~2回に分けて服用します。年齢や症状により適宜増減されますが、1日30錠(30mg)を超えないこととします。
双極性障害における躁症状の改善:通常、成人は1回12~24錠(主成分として12~24mg)を1日1回服用します。開始用量は24錠(24mg)とし、年齢・症状により適宜増減されますが、1日30錠(30mg)を超えないこととします。
うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る):通常、成人は1回3錠(主成分として3mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、増量幅は1日3錠(3mg)とされ、1日服用量は15錠(15mg)を超えないこととします。
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性:通常、1回1~15錠(主成分として1~15mg)を1日1回服用します。開始用量は1錠(1mg)とし、症状により適宜増減されますが、増量幅は1日最大3錠(3mg)とされ、1日服用量は15錠(15mg)を超えないこととします。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れに気付いたらすぐに1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合にはその時に服用せずに、次に服用する時間に1回分を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、不眠、神経過敏、不安、傾眠、アカシジア(じっとしていることができない)、振戦(手足の震え)、流涎(よだれが出る)、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・のどが渇く、よく水を飲む、尿が多く出る [糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]

・急激な発熱、手足のふるえ、筋肉のこわばり [悪性症候群]

・舌を動かしたり、出し入れしたり、絶えず噛むような口の動き [遅発性ジスキネジア]

・吐き気・嘔吐、便がでない、お腹が張る [麻痺性イレウス]

・脱力感、筋肉の痛み、赤褐色尿 [横紋筋融解症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関にご相談ください。

[ご家族の方へ]患者さんに衝動制御障害(病的な賭博、病的な性欲亢進、過剰で無計画な買い物、暴食などの衝動的な行動を起こすこと)があらわれることがありますので、患者さんの言動に注意していただき、このような症状があらわれた場合は、医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大塚製薬株式会社

薬価

1錠あたり20.2円 ジェネリックを探す

剤形

微赤白色の錠剤、直径6mm、厚さ2.5mm

シート記載

(表)OG74、エビリファイ錠、Otsuka、1mg、(裏)エビリファイ錠1mg

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 精神神経用剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

アリピプラゾール

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YJコード

1179045F8028

レセプト電算コード

622514601

更新日付:2020年09月25日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

エビリファイに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・エビリファイ錠1mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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