アリピプラゾール内用液12mg分包「サワイ」

処方薬ジェネリック

アリピプラゾール内用液12mg分包「サワイ」の基本情報

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作用と効果

脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善させます。また、抑えることのできない感情の高まりや行動などの症状を改善します。
通常、統合失調症の治療、双極性障害における躁症状の改善、うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)の治療、小児期(原則として6歳以上18歳未満)の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病またはその既往歴、糖尿病の家族歴、肝機能障害、心・血管疾患、低血圧、てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴、自殺企図の既往および自殺念慮、脳の器質的障害、衝動性が高い併存障害

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

統合失調症:通常、成人は主成分として1日6~12mgを1回または2回に分けて服用し始め、維持用量として1日6~24mgを1回または2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えません。
双極性障害における躁症状の改善:通常、成人は主成分として1回12~24mgを1日1回服用します。開始用量は1日1回24mgとし、年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えません。
うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る):通常、成人は主成分として1回3mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、増量幅は1日3mgとされ、1日15mgを超えません。
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性:通常、主成分として1日1回1mgから服用し始め、維持用量として1回1~15mgを1日1回服用します。症状により適宜増減されますが、増量幅は1日最大3mgとされ、1日15mgを超えません。
本剤は1包中に主成分12mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。

直接飲むか、1回の服用量を白湯、湯冷まし、またはジュースなどに混ぜて、コップ1杯くらいにうすめて飲むこともできます。うすめた後はなるべく速やかに飲んでください。煮沸していない水道水、茶葉由来飲料(紅茶、ウーロン茶、緑茶や玄米茶など)および味噌汁とは混ぜないでください。また、硬度の高い一部のミネラルウォーターなどと混ぜると濁ることがありますので、濁った場合は飲まないでください。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、不眠、神経過敏、不安、傾眠、アカシジア(じっとしていることができない)、振戦(手足のふるえ)、流涎(よだれが出る)、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・急激な発熱、手足のふるえ、筋肉のこわばり [悪性症候群]

・顔、特に口の周囲の絶え間ない不随意運動 [遅発性ジスキネジア]

・食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘 [麻痺性イレウス]

・筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]

・口渇、多飲、多尿 [糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]

・脱力感、倦怠感、冷汗 [低血糖]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

[ご家族の方へ]社会的に不利な結果を招くにもかかわらず賭博(ギャンブル)を繰り返す、病的な性欲亢進、過剰で無計画な買い物を繰り返す、病的に食欲が亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。

[ご家族の方へ]うつ病・うつ状態の場合、自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

沢井製薬株式会社

薬価

1包あたり148.8円 先発薬を探す

剤形

無色澄明の経口液剤

シート記載

アリピプラゾール内用液12mg分包「サワイ」、12mg/12mL(1包)

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 精神神経用剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

アリピプラゾール

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YJコード

1179045S4055

レセプト電算コード

622560001

更新日付:2022年06月17日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

アリピプラゾールに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・アリピプラゾール内用液12mg分包「サワイ」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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