ダラザレックス点滴静注400mg

処方薬注射剤

ダラザレックス点滴静注400mgの基本情報

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作用と効果

抗悪性腫瘍剤のヒト型抗CD38モノクローナル抗体製剤と呼ばれる点滴用注射剤です。ヒトCD38に結合し、細胞傷害活性および細胞貪食活性などにより、腫瘍の増殖を抑制します。
通常、多発性骨髄腫の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息またはそれらの既往歴がある。B型肝炎ウイルスキャリアまたはHBs抗原陰性でHBc抗体陽性ないしHBs抗体陽性である。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、併用される抗悪性腫瘍剤の使用間隔を考慮して、成人は以下のいずれかの使用間隔で点滴で静脈内に注射します。なお、初回は分割注射(1日目および2日目に注射)することもあります。必ず他の抗悪性腫瘍剤と併用されます。
-1週間間隔、2週間間隔および4週間間隔の順で注射
-1週間間隔、3週間間隔および4週間間隔の順で注射

一定期間使用したあとで、効果をみながら使用期間を決めていきます。

Infusion reaction(薬剤注入に伴う反応)を予防するため、この薬の注射前と後に、副腎皮質ホルモン、解熱鎮痛剤および抗ヒスタミン剤を使用することがあります。

この薬により、間接クームス試験(輸血する際に必要な検査)の結果が誤って陽性となる可能性があるため、この薬の使用前に一般的な輸血前検査が行われます。

この薬の使用前に肝炎ウイルスの感染の有無が確認され、適切な処置が行われます。

副作用

主な副作用として、infusion reaction、貧血、上気道感染、疲労、咳、呼吸困難などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・アナフィラキシー、鼻閉、咳、寒気、視力の低下、目のかすみ、息切れ・息苦しい、吐き気、発熱、かゆみ、めまい [Infusion reaction]

・発熱、血便・血尿、あざ、出血しやすい [骨髄抑制]

・発熱、咳、痰、息切れ、食欲不振、全身倦怠感、吐き気、嘔吐、黄疸 [感染症]

・尿が少なくなる・血尿、意識がうすれる、けいれん [腫瘍崩壊症候群]

・発熱、から咳、呼吸困難、疲労 [間質性肺疾患]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

ヤンセン ファーマ株式会社

薬価

1瓶あたり187970円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ダラツムマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291437A2024

レセプト電算コード

622594701

更新日付:2024年02月07日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・ダラザレックス点滴静注400mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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