パロキセチン錠5mg「VTRS」

処方薬ジェネリック

パロキセチン錠5mg「VTRS」の基本情報

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作用と効果

脳内の伝達物質(セロトニン)に作用し、抗うつ作用や抗不安作用を示し、憂うつな気持ち、不安、いらいら感、やる気がなくなる、食欲不振、不眠、突然激しい不安、強迫観念、人前での過度な不安や緊張などの症状を改善します。
通常、うつ病・うつ状態、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。躁うつ病、自殺念慮または自殺企図の既往、自殺念慮、脳の器質的障害または統合失調症の素因、衝動性が高い併存障害、てんかんの既往歴、緑内障、出血傾向または出血性素因がある、QT間隔延長またはその既往歴、心疾患またはその既往歴がある。

妊娠中または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

うつ病・うつ状態:通常、成人は1回4~8錠(パロキセチンとして20~40mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2~4錠(10~20mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠/日(10mg/日)ずつ増量されますが、症状により1日8錠(40mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
パニック障害
:通常、成人は1回6錠(パロキセチンとして30mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2錠(10mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠/日(10mg/日)ずつ増量されますが、症状により1日6錠(30mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
強迫性障害
:通常、成人は1回8錠(パロキセチンとして40mg)を1日1回夕食後に服用します。1回4錠(20mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠/日(10mg/日)ずつ増量されますが、症状により1日10錠(50mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
社会不安障害:通常、成人は1回4錠(パロキセチンとして20mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2錠(10mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠/日(10mg/日)ずつ増量されますが、症状により1日8錠(40mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
外傷後ストレス障害:通常、成人は1回4錠(パロキセチンとして20mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2~4錠(10~20mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠/日(10mg/日)ずつ増量されますが、症状により1日8錠(40mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

一般に、5mg錠は減量または中止時に使用します。

飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近いときは1回とばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。突然服用をやめたり、薬の量を減らすと、めまい、吐き気、発汗などの我慢できない症状が現れることがあるので、絶対に避けてください。

副作用

主な副作用として、吐き気、眠気、口渇、めまい、便秘、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・不安、興奮、手足の震え [セロトニン症候群]

・筋肉のこわばり、発汗、発熱 [悪性症候群]

・考えがまとまらない、現実には存在しない物が見える、けいれん [錯乱、幻覚、せん妄、痙攣]

・全身けん怠感、意識の低下、けいれん [抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]

・全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [重篤な肝機能障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

[ご家族の方へ]患者さんの状態の変化について観察し、変化がみられた場合には、医師に連絡してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ヴィアトリス製薬合同会社

薬価

1錠あたり11.2円 先発薬を探す

剤形

白色の割線入りの錠剤、直径6.6mm、厚さ3.8mm

シート記載

パロキセチン5mg「VTRS」、5mg、パロキセチン、VIATRIS、Paroxetine 5mg、パロキセチン5mg、PX 5、VLE

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 精神神経用剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

パロキセチン塩酸塩水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

1179041F3362

レセプト電算コード

622147803

更新日付:2024年07月12日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

パロキセチンに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・パロキセチン錠5mg「VTRS」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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