フェスゴ配合皮下注IN

処方薬注射剤

フェスゴ配合皮下注INの基本情報

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作用と効果

ペルツズマブ(遺伝子組換え)、トラスツズマブ(遺伝子組換え)は、がん細胞の増殖に必要なHER2(ハーツー)というたんぱく質の働きを選択的に抑えることにより、がん細胞の増殖を抑えます。ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)は、ヒアルロン酸を加水分解することで皮下組織の浸透性を増加させ、薬の吸収を促します。
通常、HER2陽性の乳癌、がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心臓が悪い、または過去に心臓の病気にかかったことがある。アントラサイクリン系薬剤の治療を受けている、または受けたことがある。胸部に放射線治療を受けている、または過去に受けたことがある。高血圧症、または高血圧症と診断されたことがある。

妊娠中または妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

HER2陽性の乳癌:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人は1日に1回、3週間間隔で皮下に注射します。術前・術後薬物療法の場合には、使用期間は12カ月までです。

がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌:通常、成人は1日1回、3週間間隔で皮下に注射します。

初回注射時または前回注射日から使用間隔が6週間以上のときに使用します。

副作用

主な副作用として、下痢、注射部位反応などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・息苦しい、息切れ、疲れやすい、むくみ、体重の増加 [心機能障害]

・呼吸困難、意識の低下、意識の消失、まぶた・唇・舌のはれ、発熱、寒気、嘔吐、咳、めまい、動悸 [Infusion reaction]

・寒気、ふらつき、汗をかく、発熱、意識の低下、口唇周囲のはれ、動悸、息苦しい、全身のかゆみ、喉のかゆみ、かゆみ、じんま疹、発疹 [過敏症、アナフィラキシー]

・発熱、寒気、喉の痛み、体がだるい、めまい、頭痛、頭が重い、鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい、耳鳴り、動悸、息切れ、突然の高熱 [骨髄抑制]

・咳、息切れ、息苦しい、発熱 [間質性肺疾患]

・意識の低下、意識の消失、尿量が減る、息苦しい、息切れ [腫瘍崩壊症候群]

・意識の低下、白目・皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる、お腹が張る、急激に体重が増える、血を吐く、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色または黒色)、疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振 [肝不全、肝障害]

・尿量が減る、むくみ、体がだるい [腎障害]

・突然の意識の低下、意識の低下、突然の意識の消失、意識の消失、刺激に全く反応しない、突然の頭痛、頭痛、突然の嘔吐、突然のめまい、突然しゃべりにくくなる・言葉が出にくくなる・片側の手足が動かしにくくなる、視力の低下、深く大きい呼吸、手足のふるえ、精神の混乱 [昏睡、脳血管障害、脳浮腫]

・発熱、寒気、脈が速くなる、体がだるい [敗血症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

中外製薬株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ペルツズマブ(遺伝子組換え)

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トラスツズマブ(遺伝子組換え)

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ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)

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YJコード

4291501A2024

レセプト電算コード

629924501

更新日付:2024年01月12日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・フェスゴ配合皮下注INを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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