ゼポジアカプセル0.92mg

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ゼポジアカプセル0.92mgの基本情報

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作用と効果

リンパ球のS1P1受容体に作用しリンパ球を末梢リンパ組織に滞留させます。その結果、リンパ球の体内循環が抑制され、結腸に浸潤するリンパ球数が減少することで、潰瘍性大腸炎を改善します。通常、過去の治療において、他の薬物療法(5‐アミノサリチル酸製剤、ステロイドなど)で適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな臨床症状が残る潰瘍性大腸炎の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。活動性の感染症にかかっている。本剤の服用開始前6ヵ月以内に心筋梗塞、不安定狭心症、脳卒中、一過性脳虚血発作、入院を要する非代償性心不全、NYHA分類III度またはIV度の心不全を発症した。モビッツII型第2度房室ブロック、第3度房室ブロックまたは洞不全症候群の既往歴または合併症がある(ペースメーカー使用者を除く)。重度かつ未治療の睡眠時無呼吸がある。肝機能障害(Child-Pugh分類C)がある。

妊娠または妊娠している可能性のある女性。授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人はオザニモドとして1~4日目には0.23mgを、5~7日目は0.46mgを、8日目以降は0.92mgを1日1回服用します。本剤は1カプセル中にオザニモド0.92mgを含有します。8日目以降に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。

0.92mgカプセルの代わりにスターターパックに含まれるカプセル(0.23mgカプセルおよび0.46mgカプセル)を使うことはできません。

この薬の使用開始時に漸増を行わなかった場合、心拍数の低下が生じる可能性が高くなることから、必ず指示された服用方法に従ってください。

肝臓に軽度または中等度の障害(Child-Pugh分類AまたはB)のある人の飲む量および回数はつぎのとおりです。オザニモドとして1~4日目には0.23mg、5~7日目は0.46mgを1日1回、8日目以降は0.92mgを2日に1回服用します。

この薬を使用する前に、12誘導心電図により、心伝導異常の有無の確認、肝機能検査(ALT、AST、ビリルビンなど)、血液検査(血球数算定など)、水痘または帯状疱疹の既往や予防接種の有無の確認が行われます。また使用中は定期的に肝機能検査、血液検査などの検査が行われます。医師の指示を守って指定された日時に検査を受けてください。

飲み忘れた場合、気づいたのが当日中であれば、ただちに1回分を飲んでください。前日の飲み忘れに気づいた場合は、前日分は飲まないで、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、感染症(帯状疱疹、口腔ヘルペスなど)、頭痛、回転性めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・けいれん、意識の低下、意識の消失、しゃべりにくい、物忘れをする、手足のまひ [進行性多巣性白質脳症]

・視野の中に見えない部分がある、物がゆがんで見える、視野の中心が暗くなる、色が見分けにくい [黄斑浮腫]

・疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振 [肝機能障害]

・めまい、立ちくらみ、息切れ、脈が遅くなる、脈がとぶ、気を失う [徐脈性不整脈]

・頭痛、意識の低下、意識の消失、けいれん、視力障害 [可逆性後白質脳症症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

この薬の使用中は生ワクチンは使用できません。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社

薬価

-

剤形

ボディ橙色、キャップ橙色の硬カプセル剤、長径14mm、短径5mm

シート記載

OZA 0.92mg

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 消化器官用薬 > その他の消化器官用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

オザニモド塩酸塩

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YJコード

2399019M1028

レセプト電算コード

622980401

更新日付:2025年04月16日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ゼポジアに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ゼポジアカプセル0.92mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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