スキサメトニウム注40「マルイシ」

処方薬注射剤

スキサメトニウム注40「マルイシ」の基本情報

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作用と効果

直接神経と筋肉の接合部に働くことにより、全身の筋肉を弛緩させます。
通常、麻酔時、気管内挿管時、骨折脱臼の整復時、喉頭痙攣、精神神経科における電撃療法の際に筋肉を弛緩するため、または腹部腫瘤診断時に使用されます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。熱傷、広範性挫滅性外傷、四肢麻痺がある。ジギタリス中毒の既往歴あるいは最近ジギタリスを投与されたことがある。緑内障、尿毒症がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は麻酔時や処置時などに静脈内に注射します。筋肉の弛緩が得られない時は、追加で注射することがあります。麻酔や処置などの間、点滴で注射することもあります。
通常、乳幼児および小児は麻酔時や処置時などに静脈内に注射しますが、静脈内に注射ができない場合は筋肉内に注射します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、徐脈、頻脈、不整脈、血圧低下、術後筋肉痛、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸が止まる、蕁麻疹、全身のかゆみを伴った発赤 [ショック、アナフィラキシー]

・急激な発熱、筋肉のこわばり、皮膚や粘膜(特に唇、手足の爪)が青紫色~暗紫色になる [悪性高熱症]

・発作的な息切れ、喘鳴(ヒューヒュー音)、呼吸が苦しくなる [気管支痙攣、遷延性無呼吸(持続性呼吸麻痺)]

・心臓停止 [心停止]

・呼吸が浅く速くなり、呼吸をしにくい [呼吸抑制]

・手足や唇のしびれ、赤褐色尿、手足の筋肉の痛み [横紋筋融解症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

丸石製薬株式会社

薬価

1管あたり190円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 末梢神経系用薬 > 骨格筋弛緩剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

スキサメトニウム塩化物水和物

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YJコード

1224400A2050

レセプト電算コード

620170502

更新日付:2025年09月05日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・スキサメトニウム注40「マルイシ」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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