ベルスピティ錠2mg

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ベルスピティ錠2mgの基本情報

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作用と効果

スフィンゴシン1-リン酸受容体(S1P1,4,5)調節薬と呼ばれる薬で、リンパ球のS1P1受容体に作用し、リンパ球を末梢リンパ組織に留まらせることで血中や組織内のリンパ球数が減少し、炎症を引き起こすサイトカインの量が減り、潰瘍性大腸炎の症状を改善します。
通常、中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)に用いられます。ただし、病気を完治させるものではありません。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症にかかっている。本剤の使用開始前6ヵ月以内に心筋梗塞、不安定狭心症、脳卒中、一過性脳虚血発作、入院を要する非代償性心不全、NYHA分類III度またはIV度の心不全を発症した。モビッツII型第2度房室ブロックまたは第3度房室ブロック、洞不全症候群、洞房ブロックの既往がある、または現在その状態にある(ペースメーカー使用患者を除く)。徐脈性不整脈および房室伝導遅延のリスクが高い。糖尿病、ぶどう膜炎、網膜疾患がある、またはこれらの既往歴がある。呼吸器疾患がある。肝機能障害がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回1錠(エトラシモドとして2mg)を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。

この薬を使用する前に心電図検査を行い、心臓の電気的な活動に異常がないか確認が行われます。

飲み忘れた場合は、気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばして、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。徐脈(めまい、立ちくらみ、息切れ、脈が遅くなる、脈がとぶ、気を失う)があらわれる可能性があります。このような症状があらわれた場合は、ただちに受診してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、浮動性めまい、頭痛、徐脈などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・視野の中に見えない部分がある、物がゆがんで見える、視野の中心が暗くなる、色が見分けにくい [黄斑浮腫]

・発熱、寒気、体がだるい [感染症]

・けいれん、意識の低下、意識の消失、しゃべりにくい、物忘れをする、手足のまひ [進行性多巣性白質脳症]

・突然の高熱、寒気、喉の痛み [リンパ球減少]

・吐き気、嘔吐、腹痛、疲労、食欲不振、黄疸、暗色尿 [肝機能障害]

・めまい、立ちくらみ、息切れ、脈が遅くなる、脈がとぶ、気を失う [徐脈性不整脈]

・頭痛、意識の低下、意識の消失、けいれん、視力障害 [可逆性後白質脳症症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

この薬を使用している間は、生ワクチンの接種をしないでください。生ワクチンの接種により発症する恐れがありますので、接種を希望する場合には、必ず医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(1996件)

医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

-

剤形

緑色の錠剤、直径6.4mm、厚さ3.6mm

シート記載

ベルスピティ、2mg、Velsipity、社マーク、Pfizer、ベルスピティ2、ETR 2

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 消化器官用薬 > その他の消化器官用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

エトラシモドL-アルギニン

この成分で処方薬を探す

YJコード

2399020F1021

レセプト電算コード

622990501

更新日付:2025年10月01日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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