グリベック錠100mg

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グリベック錠100mgの基本情報

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作用と効果

細胞の増殖に関与するチロシンキナーゼ(Bcr-Abl、KIT、FIP1L1-PDGFRα)の異常な働きを阻害することにより、がん細胞の増殖を抑える作用があります。
通常、慢性骨髄性白血病、KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病、FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群または慢性好酸球性白血病の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

慢性骨髄性白血病:通常、成人は慢性期の場合、1回4錠(イマチニブとして400mg)を、移行期・急性期の場合は1回6錠(600mg)をそれぞれ1日1回食後に服用します。血液検査の結果や年齢・症状によって適宜増減されますが、慢性期の場合は1回6錠(600mg)を1日1回まで、移行期・急性期の場合は1回4錠(400mg)を1日2回までそれぞれ増量できます。
KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍:通常、成人は1回4錠(イマチニブとして400mg)を1日1回食後に服用しますが、年齢・症状によって適宜減量されます。
フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病:通常、成人は1回6錠(イマチニブとして600mg)を1日1回食後に服用しますが、血液検査の結果や年齢・症状によって適宜減量されます。
FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群または慢性好酸球性白血病:通常、成人は1回1錠(イマチニブとして100mg)を1日1回食後に服用します。症状によって適宜増減されますが、1回4錠(400mg)まで増量できます。
いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。

飲むときは食後にコップ1杯(200cc程度)の多めの水またはぬるま湯といっしょに飲んでください。

飲み忘れた場合は、気づいてもすぐに服用せず、次回の服用時に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、嘔気・嘔吐、下痢、食欲不振、発疹、表在性浮腫(顔・まぶた・下肢など)、貧血、けん怠感、筋けいれん、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・貧血症状、発熱、出血傾向 [骨髄抑制]

・頭痛、意識障害、片麻痺 [脳出血、硬膜下出血]

・下血・吐血、腹痛、腹部膨満感、貧血 [消化管出血、胃前庭部毛細血管拡張症、消化管穿孔、腫瘍出血]

・体重増加、胸痛、呼吸困難 [重篤な体液貯留]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎、肺線維症]

・顔面蒼白、呼吸困難、意識障害 [ショック、アナフィラキシー]

・貧血、出血傾向、尿量減少 [血栓性微小血管症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ノバルティスファーマ株式会社

薬価

1錠あたり1789.5円 ジェネリックを探す

剤形

くすんだ黄赤色~濃い黄赤色の錠剤、直径9.2mm、厚さ3.1mm

シート記載

グリベック100mg、glivec100mg、NVR SA

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

イマチニブメシル酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291011F1028

レセプト電算コード

620002511

更新日付:2022年11月17日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

グリベックに関する医師Q&A

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、ノバルティスファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・グリベック錠100mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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