バップフォー錠10

処方薬

バップフォー錠10の基本情報

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作用と効果

抗コリン作用およびカルシウム拮抗作用により、膀胱平滑筋の異常収縮を抑制し、膀胱容量を増加させます。
通常、神経因性膀胱、神経性頻尿、不安定膀胱、膀胱刺激状態(慢性膀胱炎、慢性前立腺炎)における頻尿・尿失禁、過活動膀胱における尿意切迫感・頻尿および切迫性尿失禁の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。便秘、胃・腸アトニー(胃腸が弱い)、尿がでにくい、閉塞隅角緑内障、重症筋無力症、心疾患、不整脈、肝障害、腎障害、パーキンソン症状、脳血管障害、潰瘍性大腸炎、甲状腺機能亢進症

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回2錠(主成分として20mg)を1日1回食後に服用します。年齢・症状により適宜増減され、効果不十分の場合は1回2錠を1日2回まで増量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間まで8時間以上あけるようにしてください。次の通常服用する時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、口渇、便秘、吐き気、腹痛、排尿困難、残尿感、目のかすみ、意識障害、手足のふるえ、舌のもつれ、徐脈、かゆみ、発疹、じんましんなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・はきけ、頭痛を伴う眼痛、視力低下 [急性緑内障発作]

・便秘、腹が張る [麻痺性イレウス]

・筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]

・発熱、紅斑(皮膚の赤い発疹)、眼の充血 [皮膚粘膜眼症候群]

・胸痛、動悸、息切れ [QT延長、心室性頻拍]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大鵬薬品工業株式会社

薬価

1錠あたり32.4円 ジェネリックを探す

剤形

白色の錠剤、直径7.1mm、厚み3.2mm

シート記載

(表)バップフォー錠 10mg、(裏)バップフォー TC271 10mg

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 泌尿生殖器官及び肛門用薬 > その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

プロピベリン塩酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

2590007F1021

レセプト電算コード

612590051

更新日付:2019年09月20日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

バップフォーに関する医師Q&A

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  • ・掲載している情報は、大鵬薬品工業株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・バップフォー錠10を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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