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痛風（高尿酸血症）とは

　痛風（つうふう）は、高尿酸血症（こうにょうさんけつしょう）を原因とした関節炎を引き起こす病気です。体の中の老廃物である血液中の尿酸の値が、何らかの理由によって著しく上昇すると、尿酸が溶解しきれずに結晶化して関節包内などに付着してしまいます。
　痛風は、20歳代から50歳代の男性に起こりやすく、遺伝的要素のほかに、食生活の欧米化、アルコール摂取量の増加、体型の肥満化、ストレスの増加など環境要因の変化によってもたらされることがあります。健康診断などで尿酸値が高いと言われたら、総カロリーを制限する、標準体重にする、乳製品を多くとるなどの食事の工夫や、適度な運動、飲酒を控える…などの予防を。また、尿酸値を下げる薬の服用など、高尿酸血症の治療も必須です。