結果発表

大 賞

インフルエンザ情報サービス
中外製薬株式会社

インフルエンザ情報サービス

⇒結果詳細と永山社長コメント

一般部門 -優秀賞-

頭痛オンライン
アストラゼネカ株式会社

頭痛オンライン

⇒結果詳細と加藤社長コメント

特定疾患部門 -優秀賞-

クローンフロンティア
田辺三菱製薬株式会社

クローンフロンティア

⇒結果詳細と土屋社長コメント

女性に多い疾患部門 -優秀賞-

いいほね.jp
帝人ファーマ株式会社

いいほね.jp

⇒結果詳細と西川社長コメント

審査員寸評

■審査委員長 中山 健夫(なかやま たけお)
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授

 本アワードは、3千人を越える方々のご参加を頂いたことからも分かるように、注目度の高い、大変ユニークな企画となった。11のノミネート・サイトはいずれも利用者の役に立とうとする想いが伝わる甲乙つけ難いものだったが、投票結果と医学・情報・デザインの視点からの審査を併せた総合評価により、特に「光っていた」4サイトを選出した。
 今後、各サイトが有用性、信頼性をさらに高めていくには、「紹介している治療法が標準的なものである根拠(診療ガイドラインの参照)」「薬剤の安全性」「発信者の立ち位置」「情報の新しさ、作成・更新時期」などの情報についても、一層の充実が期待される。
 製薬会社の情報発信は、社会的責任の一環として、また社会からの信頼を得るため大切な取り組みとして確実に重要性が増していくことだろう。本アワードが、そうした機運を盛り上げる契機になることを心から願う。

■審査員 木内 貴弘(きうち たかひろ)
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻医療コミュニケーション学分野教授
東京大学医学部附属病院大学病院医療情報ネットワーク研究センター教授・センター長

 製薬会社は、医師が処方する医療用医薬品の一般向け宣伝を法律で禁じられている。ある疾患の治療について、ある製薬会社が有力な医薬品を製品として持っていた場合に、当該疾患の治療を促すことによって、結果的に自社製品販売の向上につなげることが製薬会社の疾患啓発サイトの目的である。
 とはいえ、サイトの開設者を明示し、安全性にきちんと言及しつつ、わかりやすく、正確な情報提供を行えば、うつ病、ADHD等本人が疾病と自覚することがなく、治療を受けないがための苦しみや、糖尿病、高血圧等本人が自覚していても治療しなかったがための健康寿命の低下を防ぐのに役立つ。
 良い疾患啓発サイトは社会に貢献できる。本アワードは、良い疾患啓発サイトの増加を促す有意義なものであると考えている。

■審査員 小貫 美恵子(おぬき みえこ)
株式会社エディット 代表取締役
日本メディカルライター協会 評議員
米国メディカルライター協会 会員

 ノミネートされたサイトのいずれも、患者さんや一般の方々にその疾患や治療法を正しく理解していただきたいという真摯な思いが伝わるものだった。まずは、サイト運営者の方々に敬意を表したい。また、これらのサイトを真剣に評価してくださった参加者の皆さまにも深く感謝申し上げたい。
 初めての試みということもあり、何を審査ポイントとして重視すべきかについては審査員間でも大きな議論があったが、全員が一致していたのは「“情報提供の目的や姿勢”が、内容・サイト構成・デザインのすべてにおいて一貫し、明確なこと」であった。
 3千名超の方々が参加したことからも、疾患啓発サイトに対する世の関心の高さが伺え、よりよい医療情報提供の必要性を再認識した。今後もこのアワードが継続され、疾患啓発に対する製薬会社の情報活動の認知やサイトのレベルアップにつながることを期待したい。

■審査員 福田 敏也(ふくだ としや)
株式会社トリプルセブン・インタラクティブ 代表取締役
武蔵野美術大学 非常勤講師
多摩美術大学 非常勤講師

 製薬会社の疾患啓発サイトにおけるクリエイティブはどうあるべきなのか。あまり語られていないテーマではある。
 今回、私がサイト評価をしていく上で重視したのは、そのサイトがどんな気持ちでターゲットに向き合うとしているのかということ。その疾患の特徴や患者さん&家族の気持ちを考えた上で、どう接しようとしているのかということだ。安心させることが大切なのか。ポジティブな気持ちにさせることが大切なのか。応援することが大切なのか。クールに情報を伝えることが大切なのか。その設定によって、言葉の語り口、デザインのトーンマナー、メニューのあり方、情報の見せ方、コンテンツ企画のたて方、すべてが変わってくるはずなのである。
 その考え方とそれに根ざしたルールが存在するサイトには、どのページにもその精神が反映されていく。カッコイイとかキレイとか、そうしたことではなく、そうした向きあいの視点がさらに深掘られ、いい疾患啓発サイトがたくさん生まれていくことを期待したいと思う。

(順不同)

投票参加状況

合計3360人(重複なし)の方が投票に参加しました。男・女はほぼ半々。幅広い年代にご参加いただきました。

投票参加状況
投票参加状況投票参加状況