出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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ぶどう膜炎
ぶどうまくえん

もしかして... 糖尿病  緑内障

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ぶどう膜炎とは?

 ぶどう膜は虹彩、毛様体、脈絡膜で構成され、眼球組織のなかでは最も血管と色素に富む組織です。ぶどう膜炎は糖尿病眼合併症としては比較的まれですが、しばしば瞳孔領にフィブリン膜を形成し、急激に発症する虹彩炎(前部ぶどう膜炎)と同様の症状が現れます。多くは血糖コントロールが不良の状態で発症します。

 細隙灯顕微鏡検査で診断されます。症状としては充血、霧視(霧がかかったように見える)、眼痛、流涙、視力の低下などが認められます。放置すると虹彩後癒着、緑内障などを引き起こすことがあります。治療法としてはもちろん血糖コントロールが基本ですが、眼科的には消炎、癒着解離を目的としたステロイド薬や散瞳薬の点眼が主体になります。

ぶどう膜炎と関連する症状・病気

(執筆者:自治医科大学附属さいたま医療センター眼科教授 梯 彰弘)

ぶどう膜炎に関連する可能性がある薬

医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、ぶどう膜炎に関連する可能性がある薬を紹介しています。

処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。

・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。

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