専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

湘南鎌倉総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

成人の心臓血管外科手術一般を対象とし、地域の医療機関、院内各診療科と連携しながら、診断、治療を一貫して行う。ハイリスク患者も積極的に受け入れ、年間約1万台救急車を収容する救急部からの手術も多い。他院からの緊急依頼にも随時対応している。

症例数

11年度の手術総数は377件で、心臓・胸部大血管手術255例、腹部大動脈・末梢血管手術122例であった。内訳は、冠動脈バイパス術42例、弁手術95例、胸部大動脈瘤107例、急性大動脈解離42例、腹部大動脈瘤93例等である

★緊急手術にも積極的に対応し、透析患者、高齢者、合併症保有患者などハイリスク症例にも十分なインフォームド・コンセントのうえ治療を行っている。冠動脈バイパス術では全例に心拍動下手術を施行し、人工心肺による合併症を予防し、低侵襲治療を心がけている。左室形成術も適応症例には積極的に行う。心室中隔穿孔、乳頭筋断裂等の急性心筋梗塞の機械的合併症にも即座に対応している。弁手術においては僧帽弁形成術を積極的に行い、人工弁を使用する場合も、患者のライフスタイルに合わせた弁の選択を行う。大動脈疾患では血管外科と協力し大動脈センターを設立しており、患者の状態、希望により開胸開腹手術、ステントグラフトの両方を選択できる体制となっている。術前の説明に十分な時間を費やし、インフォームド・コンセントをとっている

★待機手術の手術死亡率は、冠動脈バイパス術0%、弁手術は3%、胸部大動脈手術5%、腹部大動脈瘤0%であった。

医療設備

320列マルチスライスCT、3テスラMRI、3D心臓エコー、ハイブリッド手術室、ダヴィンチ(手術用ロボット)などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

腎免疫血管内科

分野

腎臓内科

特色

病院の理念である患者のための開かれた医療をモットーに取り組んでいる。ネフローゼ症候群や腎炎、SLE他膠原病の診断治療、透析医療、各種特殊血液浄化療法に専門性を持った医療を行い、それぞれ個々の患者の病態を十分考慮したうえで専門性ある治療を行っている。また、チームで取り組む医療を実践している。循環器科や心臓血管外科、外科などと連携し、慢性腎疾患患者に見られる動脈硬化性合併症(冠動脈疾患、末梢動脈疾患、腎動脈狭窄など)の診療に特に力を入れている。また血液透析、腹膜透析および各種特殊血液浄化療法は看護師や臨床工学技士の協力でチーム医療を実践している。また12年より腎移植外科2人の常勤医(徳本直彦医長、三宅克典医長)とともに腎移植を行っている。

症例数

急性および慢性腎炎、ネフローゼ症候群、SLE他膠原病、急性および慢性腎不全、透析治療(血液透析、腹膜透析)医療に加え、高血圧、動脈硬化性疾患の診断治療、多臓器不全患者診療など、幅広く積極的に取り組んでいる(11年の年間延べ入院患者7,954人、新入院患者544人、腎臓内科専門外来延べ患者数10,606人)

★腎炎の正確な診断は組織診断なくしては不可能である。組織診断の重要性を鑑み、腎炎の診断のため当科では積極的に腎生検を行い、早期発見・早期治療に取り組んでいる(11年腎生検60件)。腎生検は3泊4日の短期入院で行っている

★透析医療は血液透析、腹膜透析とも多数の患者を対象(11年外来通院血液透析患者179人、腹膜透析患者56人)に専門的なハイレベルでの医療を提供している(年間新規透析導入患者数11年40人)。単に腎不全管理としての透析管理にとどまらず、動脈硬化性疾患ほか透析患者のもつ合併症対策にも力を入れ、透析困難症にも対処している。特に循環器系疾患(冠動脈疾患や弁膜症)や末梢動脈疾患の早期発見に努めており、末梢動脈疾患に対しては積極的にLDL吸着療法を行っている。また潰瘍壊死など重症下肢虚血に進展した患者にも、集学的治療を行える院内環境の整備を進めている。末梢動脈疾患に関しては院内フットケアチームを構築し、各科医師をはじめ臨床検査技師、看護師、栄養科、リハビリテーション科スタッフを含めた定期的なフットカンファレンスを行い、患者にとってよりよい治療法を検討し推進している。循環器科や外科との連携で遠位末梢側まで含めた血管内治療やバイパス術が可能である

★腹膜透析(PD)は56人を対象に診療しているが、PD導入には当院独自に開発した短期間腹膜透析導入法(SPIED法:short-term PD induction and education after day surgery)を行っている。PD医療は高い専門性を有する看護師と共に実践している。PD患者診療は関連病院である葉山ハートセンターでも行っている

★高齢腎機能障害患者では動脈硬化性腎障害とりわけ腎動脈狭窄症が多発しているが、腎臓内科であっても十分な検索や治療が行われていない現状がある。腎動脈狭窄症は早期診断により治療ならびに腎機能安定化が可能であるため、当院では特に力を入れている〔過去40カ月で78人(95本)の腎動脈狭窄症を診断し経皮的腎動脈形成術を施行〕

★特殊血液浄化療法としては、疾患や病態に応じて全血漿交換、PMX-DHP(エンドトキシン吸着療法)、持続血液透析濾過(CHDF)、LDL吸着療法(LDL-A)、顆粒球除去療法、免疫吸着療法など多種類の特殊血液浄化を行っている(11年実績;CHDF 88症例、PMX-DHP 60症例、LDL-A 15症例、全血漿交換10症例)。

医療設備

CT、MDCT、MRI、ドプラエコー、SPECT、各種RI、高気圧酸素治療室、透析ベッド43床、急性血液浄化療法用の移動式血液浄化装置5台など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

形成外科・美容外科・美容皮膚科・再生医療アンチエイジングセンター

分野

形成外科

特色

日本形成外科学会認定研修施設、日本美容医療協会認定施設、日本熱傷学会認定医施設。当院では、救急、救命治療、形成外科全般から美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング、再生医療まで幅広い診療を扱い、さらに地域医療を第一に考えている。しかし、レーザー治療目的のアザや美容の患者さんは日本中から、やけど、腫瘍、傷跡、虚血足など形成外科的な治療を希望される患者さんは地域外からも多数受診される

★当院は、真の24時間体制、すべてに最良の治療をすることを掲げているため、一般総合病院では軽視されがちな診療科であるが、形成外科医の必要性を高く評価されている。特に、創傷や熱傷の治療はなるべく傷痕が残らないように、形成外科的処置を初期治療から行うように努めている。患者さんに提供する治療は常にベストな方法が選択できるように、新しい器機や最新治療を勉強、取得するようにしている。しかし、実際の治療選択は患者サイドにたち、侵襲が少なく確実な方法を行っている

★形成外科の3つのセンターを紹介する。①皮膚レーザー治療センター=17台のレーザー装置を有し、太田母斑、血管腫などの色素病変の保険治療から、シミ、シワ、ホクロ、脱毛などの自費治療(保険対象外)まで、すべての疾患に対応できる体制を取っている。特に小児アザ治療は、生後4~5日から治療を開始し、早期治療により良い成績をあげている。②外傷・熱傷・創傷治癒センター=いろいろな傷の初期から傷痕までトータルにケア、フットケアでは、陰圧閉鎖療法などの保険治療の他に、救肢のためのマゴット(うじ治療)やLED(発光ダイオード)、PRP(少血小板血漿)などの自費治療も行っている。③アンチエイジング再生医療センター=シミ、シワ、ハゲなどのアンチエイジング治療、さらに11年から脂肪幹細胞を用いた乳癌術後変形や乳房拡大術の再生医療治療を開始した。また、葉山ハートセンターでは、シミ、シワ治療の他にキレーションや高濃度ビタミンCなどの点滴治療などを積極的に行っている。

症例数

11年の年間新患者数は3,825人、1日平均患者数150人、入院総数は606人、手術件数は1,325件、レーザー件数は3,523件

救急疾患=顔面骨骨折、顔面外傷、熱傷、手の外傷など、形成外科救急疾患は、麻酔科指導医(高木芳人部長)および手術室スタッフの協力があり、24時間手術可能な体制になっている。外傷に対する緊急処置は毎日、緊急手術は週に2~4件である。重症熱傷は、初期治療のICU管理から皮膚移植手術、そして瘢痕治療まですべてを形成外科医が行っている。日本スキンバンクネットワークにも登録しており、常にベストの治療ができる体制をとっている。救急搬送患者に対しては、救急部と連携かつ協力し最善の診療を行っている

腫瘍=皮膚良性腫瘍、悪性腫瘍、軟部組織腫瘍、耳下腺、顎下腺などの頭頸部腫瘍は、手術から化学療法まで行っている。CT、MRIなども早く撮れるため、早期に診断をつけ治療へ移行できる。近医、皮膚科、整形外科からの紹介も多い

★先天奇形は、手足は合指症、多趾症が多く、可能な限り早期に治療をするようにしている。顔面の奇形、口唇口蓋裂は北里大学形成外科、ふかわ矯正歯科と連携を取って治療に当たっている

★瘢痕・ケロイドは、内服、外用、注射、レーザーなどの治療も行っている

★美容外科・美容皮膚科では、眼瞼下垂の手術が最近増えているが、病気の眼瞼下垂は保険、たるみの美容治療は自費(保険対象外)で行っている。その他、にきび治療、シミのレーザー、シワのヒアルロン酸、ボトックス、レーザー、メソセラピー、LED、PRPやケミカルピーリングを定期的に行っている患者さんが多い。

医療設備

レーザーは17台(多種のレーザー、IPL、高周波、LEDなど)最新機器を備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

★お産は病気ではない。しかし正常な妊娠•分娩経過が病的な経過になることもある。正常から異常な状態になる徴候が現れたり、病的な状態になった時、その妊娠・分娩に医療介入が必要となることは他の疾患と同様である。正常な妊娠・分娩経過であるかぎり自然なお産を柱として、また病的な状態になった時は速やかに最先端の医療を提供することによって、妊婦さんとその家族に納得してもらえる、そして満足していただけるお産を目指している。どちらの場合も心のこもったケアが大事だと思っている。ヨーロッパやニュージーランドでは当たり前のことのように行われているお産のシステムをめざしているのだが、それに日本の文化を考慮した独自のお産の仕組みを構築しようと思っている。お産にのぞむ方には是非、お産に対する様々な主体的なイメージをもってお産に臨んで欲しい。その時我々は皆さんのお役に立てる存在になると信じている

★12年10月にNICUがオープンした。病的な妊娠・分娩経過になった時多いに力強い助けとなってくれるだろう。骨盤位の外回転術、骨盤位の経膣分娩、胎児エコー、TOLAC(前回帝王切開後の経腟分娩トライ)、過期妊娠等お産に対する様々な選択肢がある

★婦人科では、腹腔鏡下手術をはじめ様々な手術は、術後経過が良好であれば日帰りまたは短期入院が可能である。高齢社会になって、性器脱や尿失禁の患者さんが増加しているが、これらの疾患に対しても同様である。今アメリカでロボット手術が盛んに行われるようになった。特に癌の患者さんにとってはより負担の少ないロボット支援手術が行われる時代がやってきている。当院でも13年春頃にダヴィンチを使ったロボット手術が行われようとしている。また腹腔鏡下の子宮体癌手術も同時に行う予定である。

症例数

12年度の分娩数は1,263件で、帝王切開は183件(14.7%)だった。多くの正常経過のお産は、畳の分娩室で自由な体位での出産が行われている。四つん這い等がお産の体位の過半数を占める

★手術数は794件で腹腔鏡下手術は304件そして開腹手術は96件だった。過多月経等に対するマイクロ波を使ったMEA(子宮鏡下子宮内膜焼灼術)、粘膜下筋腫に対する子宮鏡下手術、そして子宮外妊娠等の救急疾患に対しても、時にセルセーバーも使いながら、できる限り腹腔鏡下手術を行っている。性器脱や尿失禁に対しては64件のメッシュ手術が主として行われた。自費手術ではあるが今までの手術と比較し、低侵襲性で合併症も少なく、そして成績が良いと信じている

★悪性疾患は子宮頸癌16例、子宮体癌20例、卵巣癌25例を手術治療。化学療法は敷地内のオンコロジーセンターで、放射線治療も施設内で可能である。希望によっては協力して頂いている他のがんクリニックでの分子標的薬(近いうちに保険適用の話もでているが)の治療選択も可能

★子宮筋腫に対してはいろいろな治療方法を選択できる。子宮膣部を残すことで、術後長期経過してからの尿失禁、骨盤臓器下垂の発症頻度を抑えることができるのではないかとの最近の報告から、当院では最近多くの方が腟上部切断術を選択している。また子宮動脈塞栓術も依然として選択肢の一つである。

医療設備

MRI、CT、ウロダイナミクス検査、マイクロ波(MEA)、放射線治療など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

糖尿病内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

基幹病院の機能を果たすべく、教育・合併症診断治療・臨床研究の充実を目指している。糖尿病治療は血管治療といっても過言ではないが、当院は循環器科、腎臓内科、脳卒中診療科、血管外科、形成外科など高水準の診療科との院内連携がスムーズである。日本糖尿病学会教育認定施設。

症例数

10年度外来8,604人、入院240人。うち教育入院112人、療養指導471件、外来自己注射導入37件、フットケア234件。専門外来の機能を発揮できるよう、初診の方は時間をとって診察できる予約枠を設定、安定した方は地域の連携施設(DM2)に積極的に紹介後、年1度のフォローアップ外来を設け、画像・生理検査、治療見直しなどを行っている。教育入院は、血糖管理に必要な時間も見越し7泊8日とやや長めであるが、全身血管合併症チェックに加えフット、オーラルケアを含めたきめ細かい指導を行う。CGM(持続血糖モニター)を4台保有し、妊娠糖尿病、不安定糖尿病やインスリン療法(CSII含む)の見直しに有用性を発揮している。臨床治験にも治験センター専任スタッフとともに積極的に取り組んでいる。フットケアチーム医療体制を築き、予防的フットケアから血管内治療、バイパス手術に加えマゴット治療(自費診療)、集学的治療が可能である。厚生労働省主管の糖尿病血管合併症予防のための戦略的プロジェクト研究J-DOIT3に参画している。

医療設備

MRI(1.5T)、CT(320列マルチスライス)、超音波、核医学診断、骨密度(DEXA)、皮膚還流圧(SPP)、経皮酸素分圧(TcPO2)、高気圧酸素療法(HBO)、LDLアフェレーシスなど。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

血液内科

分野

血液内科

特色

鎌倉市、逗子、葉山エリアは非常に高齢者の多い地域であり、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群の患者さんが多い。標準的な治療やケア、地域の方が遠方に行かなくても診断から最後まで一貫した診療が受けられることを目標としている。また、検査設備の充実により、初診から診断まで早く行い、それを治療結果につなげることができること、各診療科がそろっていることで、複数の疾患をもった人、合併症のある人の対応も十分可能であり、また院内でのベッド調節が円滑なため入院対応が早いのも当院の特徴である。

症例数

常時血液内科の入院数は25人ほどで、年間約280件の骨髄検査をしている

★また癌登録も行っており、新規登録患者でみると悪性リンパ腫48件、骨髄腫16件、急性白血病40件、ITP(特発性血小板減少性紫斑病)を含む血小板減少67件である。その他良性血液疾患、不明熱など一般内科からの症例も多い。主な血液疾患患者の平均年齢と治療成績(寛解率)は、急性白血病69歳60%、悪性リンパ腫71歳72%、多発性骨髄腫72歳55%

★治療プロトコールは急性白血病についてはJALSG(日本成人白血病治療共同研究グループ)のプロトコールに準拠して、また悪性リンパ腫ではR-CHOP、CHOP療法を中心にサルベージ療法を各種行える。多発性骨髄腫ではBD療法、レナリドマイド、サリドマイドの使用も可能である。MDS(骨髄異形性症候群)については外来での輸血やアザシチジンを行っている。またTTP(血栓性血小板減少性紫斑病)、 後天性血友病の患者さんなどまれな疾患も取り扱う

★移植適応患者については横浜市大付属病院やがんセンターと連携をとり紹介している。当院でも常勤医が増えたことにより自家移植をできるように準備を進めている。当院では08年7月にオンコロジーセンターがオープンし、外来化学療法を推進している。専門薬剤師、専属クラークをおき、情報提供サービスも行っている。臨床心理士、緩和ケア専門ナースも常勤しており、心のケアにも気を配っている。血液患者の会を年2回開催し、患者の集う場を提供してすでに13年には第30回を迎える。宗教的理由で輸血ができない方も、治療選択肢を相談し受け入れを行っている。

医療設備

30床程度まで対応可能。無菌病室5床。10年9月に新病院に移転しもっとも眺めのよい14階に血液内科病棟がある。CT、MRIは常に2台ずつ対応可能。放射線治療も新病院では対応可能である。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

リウマチ科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

関節リウマチを主とした膠原病全般の診療を主とする。吉澤部長は希望者には煎じ薬を中心とした漢方(中医学)診療と、在宅診療による対応(地域限定あり)も行っている。サテライトのクリニック(葉山町、横浜市栄区)でも月2回の診療を行っている。

症例数

1カ月あたり関節リウマチ患者約320人(うち生物学的製剤使用例約80例)、その他の膠原病患者約120人

★発症早期の患者は、経済事情が許せば抗リウマチ薬の他に生物学的製剤を使用し、寛解を目指すことに主眼を置く。進行例でも抗リウマチ薬の他に白血球除去療法、抗サイトカイン療法、漢方療法などを適宜組み合わせて診療にあたっている

★その他の膠原病では、ステロイド剤中心であるが、コントロール難渋例では免疫抑制剤も併用する。必要時に腎臓内科に腎生検、神経内科に神経・筋生検を依頼している。手術は当院でも可能であるが、当院関連施設の専門の人工関節センターと病診連携も行っている

★鎌倉市全域と横浜栄区・藤沢市・逗子市・葉山町の一部では、関節リウマチ・膠原病患者さんの在宅診療も可能である(現在20人程度)

★リハビリテーションとその指導も、通院可能であれば理学療法室にて行うことができる。

医療設備

総合病院であり、ほとんどの設備を完備し適宜利用が可能である。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

神経内科

分野

神経内科

特色

地域の総合病院の神経内科として、脳・脊髄・末梢神経・筋全般の疾患はもちろん、他領域疾患に伴う神経筋疾患の診療も広く行っている。 検査に頼るだけでなく、基本的な病歴・診察とEBM(科学的根拠に基づく医療)による標準化された治療方法を重視している。最近はパーキンソン病ならび関連する不随意運動などの運動障害疾患、てんかん、認知症などの疾患が多い。

症例数

外来患者数は1日平均20人、年間入院患者数は約100人。入院は総合内科と共同。救急から総合内科に入院した神経疾患の診断・治療法の決定にも関与している

★当科初診時の症状は、歩行障害・脱力・麻痺などの運動障害、頭痛、意識障害、けいれん、ふらつき、記銘力障害など。特に他院や他科でのMRIなどの画像診断で異常がみられないため診断がつかない場合の診療以来が多。MRI、CT、脳シンチ、脳血管造影、脳波、筋電図、誘発電位、筋・神経生検も施行している。レム睡眠行動障害に関連して、睡眠時無呼吸外来にて終夜ポリグラフ検査は可能、しかしどのような病態に対してもCPAP療法(持続陽圧療法)を過剰に勧める方針には批判的

★急性期、初期の治療だけでなく、予防や長期戦略に則った治療戦略にて治療している。 調節が不良の進行期のパーキンソン病でも、集中した薬物療法により改善している症例もある

★患者中心の医療の推進のため不必要な入院をなくし、日本では従来、入院で施行していたステロイドパルス療法なども可能な限り外来にて施行している

★眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頸、脳血管障害などの痙縮に対してのボツリヌス治療を施行している

★片頭痛など習慣性頭痛では、正確な診断と急性期の薬物療法だけではなく、予防療法、非薬物療法も勧めている。

医療設備

MRI、CT、SPECT、針筋電図、神経伝導検査、誘発電位、脳波、筋生検、神経生検、アミロド(PIB)PET(関連施設で施行可能)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

頭痛はもとより、手足のしびれや腰痛、坐骨神経痛、間歇性跛行など脳・脊髄・末梢神経という神経系の多岐にわたる分野の外科的疾患を診療している。10年10月に新築移転が行われ、快適な療養環境と3T-MRIや320列4次元CT、Tomothrapyなどの最新鋭の機器による診療が提供されている。12年10月には国際的病院評価基準であるJoint commission international(JCI)の病院部門の認証を受け、質の高い診療環境であると認定されている。現在、脳神経外科専門医3人、脊髄外科指導医1人、脊髄外科認定医1人、脳卒中専門医2人、頭痛専門医1人、神経内視鏡認定医1人が常勤として勤務しており、各分野において専門性の高い診療を行っている。特に脊髄外科の分野では、国内では29施設(県内では2施設)しかない日本脊髄外科学会認定訓練施設に認定されている。

症例数

11年の年間入院患者数は721人で、主な内訳は脳腫瘍88人、脳血管障害135人、頭部外傷271人、脊椎脊髄疾患280人であった。年間手術件数は426件で、手術の内容は開頭手術が129件(うち脳腫瘍40件、脳動脈瘤頚部クリッピング54件)、穿頭術96件、水頭症手術19件、脊椎脊髄手術169件であった

★脊椎脊髄手術は02年からの10年間で1,019件となり、顕微鏡を駆使した低侵襲手術の導入により、脊柱管狭窄症で7~10日、椎間板ヘルニアで4~5日の入院で大半は退院している

★良性脳腫瘍では、後遺症を残さない手術を優先させ、残存させざるを得ない腫瘍にはガンマナイフやサイバーナイフ治療を併用している

★脳卒中診療は脳動脈瘤頚部クリッピング術や脳内血腫除去術、バイパス手術を脳神経外科にて行い、頚動脈ステント術や脳動脈瘤コイル塞栓術、血栓溶解療法は脳卒中診療科(脳血管内治療部門)にて行っている。

医療設備

MRI2台(3T1台、1.5T1台)、320列4次元CT1台、Hybrid CT1台、その他CT2台、脳血管撮影装置(3D-DSA)、脳血流SPECT、放射線治療装置(Tomotherapy)、誘発電位測定装置、神経内視鏡、術中ナビゲーション装置、遠隔手術装置(ダヴィンチ)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

脳卒中センター・脳卒中診療科

分野

脳神経外科

特色

鎌倉市だけでなく、近郊都市から24時間救急搬送を受け付けている。病院の救急総合診療科(ER)、脳神経外科、神経内科と連携しつつ、脳卒中診療科は脳血管障害の急性期・慢性期治療、特にカテーテル治療に専従している。

症例数

脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)に対して治療を行う脳卒中センター部門。脳血管内(カテーテル)治療の技術を用いて頸動脈狭窄や脳動脈狭窄に対するバルーンやステント治療、血栓溶解療法などの再開通治療、くも膜下出血など脳動脈瘤に対するコイル塞栓術を急性期や慢性期に積極的に行う。回復期リハビリテーション施設やかかりつけ医との地域診療ネットワークを既に実現。森センター長は、頭蓋内血管に対する経皮的血管形成術(ステント治療含む)では世界のパイオニアである

症例数=脳血管障害患者:年間900~1,000人。脳血管造影検査:年間700~800件。カテーテル治療:年間150~200件(カテーテル治療の種類は下記)。rt-PA治療は年間7~8人

治療法=rt-PA治療、カテーテル治療、急性期リハビリテーション

★予定手術は3泊4日入院

手術・治療の適応基準=エビデンスに基づいて決めるが、手術困難とされている病変に対しても、手術法を工夫して立ち向かう。rt-PA治療の適応はCTだけで決めずMRIを施行して決めるので、他施設より安全かつ効果的に施行する

急性期脳梗塞に対する血栓回収療法(Merci/Penumbra)、試験的な治療=カテーテル治療、頭蓋内血管に対するステント治療、脳静脈洞再開通治療(国際学会発表)。

医療設備

マルチスライスCT 2台、フィリップス社・バイプレーン血管造影装置、1.5T-MRI 2台、経頭蓋・超音波診断装置複数台、高気圧酸素療法装置。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

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