JCHO京都鞍馬口医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JCHO京都鞍馬口医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

血液内科

分野

血液内科

特色

血液疾患のなかでも白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった造血器腫瘍の化学療法や造血幹細胞移植を中心に診療している。また、難病であるALアミロイドーシスの治療開発にも力を入れている。10年には無菌室を4床に増設し、移植適応のある患者様には自家および同種造血幹細胞移植を速やかに実施できるよう体制を整備した。当科のモットーは患者様の意向を尊重し、最良の医療を安全かつ迅速に提供することである。血液内科医に加え、癌化学療法認定看護師をはじめとした看護スタッフ、癌専門薬剤師が一体となって、安心して治療に専念できる環境を整備し、セカンドオピニオンにも積極的に対応している。日本血液学会認定施設、非血縁者間(骨髄バンク)骨髄移植実施施設・採取施設、臍帯血バンク登録移植施設。

症例数

血液疾患の入院患者数は30~40人で、09年度の退院数は、悪例リンパ腫(65人)、多発性骨髄腫(56人)、白血病(45人)、ALアミロイドーシス(23人)の順である。骨髄腫やALアミロイドーシスの症例が多いのが特徴である。09年度の造血幹細胞移植数は、自家移植が6人、同種移植が6人、計12人であった

★急性白血病は日本成人白血病研究グループ(JALSG)に参加しており、それに基づく化学療法を実施する。従来の化学療法に加え、急性前骨髄球性白血病ではレチノイン酸(ATRA)が、フィラデルフィア陽性急性リンパ性白血病ではダサチニブを使用する。急性白血病の寛解率は80%以上で、5年生存率は約50%である。白血病の病型・年齢・染色体異常の有無および化学療法に対する効果などを考慮し、同種造血幹細胞移植の適応があれば移植を実施している。血縁でドナーがいない場合は骨髄バンク・臍帯血バンクからの移植を行う

★慢性骨髄性白血病では、イマチニブや第二世代の分子標的薬を使用して、分子生物学的寛解の達成を目指している。同種移植の適応はほとんどなくなった

★悪性リンパ腫では、最初の1~2コースは入院化学療法とし、それ以降は外来化学療法室で通院を主体とした治療を行っている。病型にもよるが、適応のある患者様では自家末梢血幹細胞移植や同種移植も実施している

★骨髄異形成症候群では、年齢・病型により分化誘導療法から化学療法・移植療法まで、種々の治療法の中から個々の患者様に適した治療を選択している

★多発性骨髄腫では、サリドマイド、ボルテゾミブ、レナリドミドといった新規薬剤を積極的に使用している。65歳以下の患者様では、自家末梢血幹細胞移植と新規薬剤との組み合わせにより完全奏効を目指している。高齢者でも新規薬剤を使用し、生活の質を考えた副作用の少ない治療を行っている

★再生不良性貧血では、重症度に基づき免疫抑制療法や同種移植療法も行っている

★特発性血小板減少性紫斑病ではピロリ菌の除菌を行い、無効例では薬剤による治療や腹腔鏡下による脾摘療法などを行っている

★ALアミロイドーシスについては、病理診断に基づきリスクに応じて自家末梢血幹細胞移植の適応例では移植を、適応のない患者様では薬物療法を行っている。

医療設備

無菌室4床、末梢血幹細胞採取装置、幹細胞保存用液体窒素タンクなど。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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