国立病院機構 相模原病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 相模原病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

低侵襲でしかも機能的予後を重視する時代に応えるべく、外科、放射線科と週1回の合同カンファレンスを持ち、部門間の連携・協調も極めて良好で、迅速かつ系統だった学問的裏付けのある治療戦略の確立を目指し実践している。

症例数

消化器内科1日当たり平均入院患者数は46人、入院患者平均在院日数11日、消化器内視鏡施行数は年間4,600件(うち1,800件は大腸鏡)であった。消化管出血例には積極的に各種の内視鏡的止血療法を行っているが、胃静脈瘤破裂例はBRTO 等、止血困難例には放射線科と密接に連携して血管造影装置を用いた塞栓術を併用することにより良好な成績が得られている。胃潰瘍出血や大腸憩室出血例においては、過去5年以上に渡ってすべて止血できており手術例はない。大腸鏡検査にてポリープ発見時は2~3日の短期入院を前提に、同日ポリペクトミーを実施している。また、総胆管結石例に対する内視鏡的治療はもとより、手術不能の閉塞黄疸例においては、PTCD法かERBD法の選択、あるいはその二法による減黄療法がとられ、可能な限り一期的な金属ステントの挿入により高いQOL(生活の質)が得られている。重症膵炎例においては、早期の膵動注療法により高い救命率を得ている。肝嚢胞例においては超音波装置を用い、オルダミンと炭酸ガスによる硬化療法により、1回の治療で縮小率は90%、入院日数は5日と著しく短縮した。B型肝炎、C型肝炎、肝癌例では全国国立病院機構肝臓ネットワークで集積したデータをふまえ集学的治療を行っている。食道癌、胃癌例の化学療法においては、北里大学消化器内科と連携しエビデンス(根拠)に基づいた治療を行っている。

医療設備

CT、MRI、電子ファイバースコープ、超音波内視鏡、血管造影装置ほか。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

循環器内科

分野

循環器科

特色

虚血性心疾患、心不全、不整脈、末梢動脈疾患、高血圧症など、循環器疾患全域の診療にあたっている。膠原病、アレルギー疾患に合併する循環器疾患も数多く治療している。08年度より相模原市疾患別救急医療システムが発足し、循環器疾患輪番病院の一つとして、時間外循環器救急医療にあたっている。相模原市南部地域の中核病院として、近隣診療所の先生方との病診連携を積極的に進めている。日本循環器学会認定循環器専門医研修施設、日本内科学会認定医制度教育病院、日本心血管インターベンション治療学会認定研修関連施設、日本高血圧学会認定研修施設。

症例数

(直近5年間)年間入院患者延べ数13,000~14,000人、1日平均外来患者数50~70人

★年間心臓超音波検査数2,500~3,000件、トレッドミル負荷心電図検査数300~350件、ホルター心電図検査500~600件、心臓核医学検査数600件(運動負荷200件、薬物負荷200件を含む)、心臓カテーテル検査数400件、電気生理学的検査20~30件、心筋生検5件。冠動脈インターベンション130~150件(急性心筋梗塞に対するもの40~60件)、永久ペースメーカ植え込み術30-35件、末梢動脈疾患に対する血管形成術10~15件、その他カテーテルアブレーション、深部静脈血栓症に対する下大静脈フィルター留置等施行

★十分なインフォームド・コンセントのもと検査、治療をすすめ、特に冠動脈ステント留置については、ご本人と十分話し合いベアメタルステント、薬剤溶出性ステントの選択を考慮している

★心臓血管外科対象疾患は、ご本人との話し合いのもと、近隣の施設(大和成和病院、相模原協同病院、海老名総合病院、横浜市市民総合医療センター、北里大学病院等)に依頼している。除細動器植え込み、両室ペーシングが必要と判断された場合には、横浜市立大学等へ依頼している。

医療設備

ICU、CCU4床(08年8月新病棟完成)、心血管造影撮影装置、心臓超音波装置(3D対応)、経食道心臓超音波装置(3D対応)、トレッドミル負荷心電図装置、ホルター心電図装置、ABI検査装置、心臓核医学検査装置(SPECT-CT)、CT、MRI、補助循環装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器悪性疾患に対する外科療法および化学療法が中心となっている一方で、尿路結石については下部尿路治療についての内視鏡治療に対応している他、前立腺肥大症に対する尿道鏡手術、副腎内分泌腫瘍症例が増加の傾向である

★外科療法については腹腔鏡手術、小切開手術、開腹手術を適応・希望等を基に選択・決定している。外来化学療法については外来化学療法室を中心にこれを行い、専属薬剤師による調製・専門資格を持つ看護師等による問診により異常の早期発見に寄与している。がん治療をサポートする環境として特に周術期では集中治療室(ICU)、呼吸器療法チーム(RST)、栄養支持チーム(NST)、WOC看護師が果たす役割は大きく、急性出血・CTガイド下検査等に対応する放射線医のスキルも高い。その後も外来化学療法室、緩和医療チーム、医療ソーシャルワーカー(MSW)も増員により速やかな対応が可能になっている

★また手術室では複数の凝固止血装置を始めとした各デバイスの導入、腹腔鏡に用いるハイビジョンモニターの導入により年々増加している腹腔鏡手術に対応している。また骨転移治療については当院のみでなく、他院から依頼の放射線外照射・ストロンチウム投与による放射線内照射についても対応している

★地域連携施設としてのまた患者様の状態・要望に応じて、地域の泌尿器診療所と連携し治療および経過観察を行い効率化等に努めている。

症例数

腎癌=腹腔鏡手術、小切開手術、開腹手術、部分切除、分子標的治療

上部尿路癌(腎盂尿管)=腹腔鏡手術、小切開手術、開腹手術、化学療法、間質性膀胱炎に対する水圧療法

副腎腫瘍=腹腔鏡手術、小切開手術、開腹手術

小児泌尿器=停留精巣手術・夜間遺尿

前立腺癌=開腹手術(腹腔鏡手術導入予定)、内分泌療法、化学療法、放射線療法

膀胱癌=全摘出術+尿路変更、経尿道手術、全身化学療法、動脈注入療法、放射線療法

精巣癌=摘出術、リンパ節郭清、全身化学療法、その他。

医療設備

MRI、MDCT、RI、リニアック、カラードプラエコー。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

整形外科

分野

整形外科

特色

38年(昭和13年)に創設され、45年より国立相模原病院として発足、神奈川県北部地域における総合医療施設として専門医療を提供してきた。04年4月、独立行政法人国立病院機構相模原病院となる。厚労省よりリウマチ・アレルギー疾患の高度専門医療施設に指定され、整形外科医師はリウマチ内科医師と協力し、リウマチ性疾患の診療を担当し、当院の大きな特色となっている。整形外科疾患全般を幅広く診療し、特にリウマチ・関節外科、脊椎・脊髄外科と手外科を重点に置き、実績がある。08年8月に458床の新病棟が完成し、より快適な入院治療環境を整えている。相模原市から11年9月30日付にて「地域医療支援病院」として承認され、地域の医療機関とのさらなる連携を強化するとともに、より良い医療を提供し続けるよう努力している。

症例数

11年の手術件数は総数667件で、人工膝関節置換術91件、人工股関節置換術36件、人工肘関節置換術27件、人工肩関節置換術7件、人工指関節置換術13件、脊椎手術121件、手外科111件、骨折などの一般外傷136件、関節鏡手術15件、腫瘍12件、末梢神経手術8件、その他90件であった

★リウマチ、変形性関節症に対する人工関節置換術が多く、リウマチに対する機能再建術も多く行われ、良好な成績を収めている。質の高い、安全な手術を目指し、主な手術はクリニカルパスを作成し運用している。人工関節(股関節、膝関節)、脊椎手術など輸血が必要と思われる症例には術前自己血貯血を行う

★股関節、膝関節などの下肢関節手術に対し深部静脈血栓症や肺塞栓症の予防など、周術期合併症対策に積極的に取り組んでいる。人工関節置換術後の生活指導、経過観察も丁寧に行っている

★脊椎・脊髄手術は脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、椎間板ヘルニア、脊柱靭帯骨化症、リウマチ脊椎病変などを中心に幅広く行っている。リウマチ性脊椎や脊椎すべり症などの脊椎不安定性病変に対しては、必要に応じて内固定材を併用した強固な固定を行い、早期離床を目指している。脊椎手術は全般に良好な成績を収めている。骨折手術後のリハビリテーションは患者さん、家族の希望に応じて連携している地域医療機関を紹介する。

医療設備

MRI、CT、骨塩測定(DEXA)、超音波検査、電気生理検査機器、RI、関節鏡、手術用顕微鏡など各種診療用機器が揃っている。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

皮膚科全般を扱う。正確な診断と丁寧な説明、治療経過のフォローを心がけ、難しいケースは、皮膚の生検をはじめとした詳細な検討を行う。当病院は地域の中核病院の一つであり、また免疫・アレルギーの基幹病院としても位置づけられ、乾癬やアトピー性皮膚炎の患者は、重症例を積極的に治療する。治療方針が定まり症状の安定した患者様は、近隣の医療施設に逆紹介する。

症例数

1日の外来患者数は80~100人程度。ガイドラインに従った標準的な治療を行うが、難治あるいはまれなケースは、新しい考えや文献に基づく治療法も適宜導入する

★乾癬は、副腎皮質ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬だけでなく、個別に適応を考えながら、シクロスポリンやチガソン内服などの全身療法を行い、生物学的製剤による最新の治療も積極的に進めている

★アトピー性皮膚炎には、ステロイド外用薬や保湿剤等を処方するが、重症ならばシクロスポリン内服や短期の入院治療も勧める

★膠原病患者は、リウマチ科とも連携して診療に当たる

★尋常性白斑には、外用療法に加えて、ナローバンドUVB療法も施行する。皮膚生検や日帰り小手術は外来で対応するが、大きめの切除や植皮を行う場合は入院とする。年間で、生検・手術により皮膚病理組織を検討する件数は350件ほどである

★老人性疣贅(イボ)などの小腫瘍は、切除や液体窒素凝固療法のほか、炭酸ガスレーザーによる処置も行う。炎症性粉瘤は、小穴をあけて中を除去するくり抜き法を試みる

★陥入爪の難治例にはフェノール法という簡便な手術を行う。専門的検査として、各種抗原に対するプリックテストやパッチテスト、光線過敏テストが施行できる。

医療設備

MRI、CT、超音波、紫外線部分照射装置(UVAおよびナローバンドUVB)、炭酸ガスレーザー、ダーモスコピーなど。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

アレルギー科・呼吸器内科

分野

アレルギー科

特色

国内屈指のアレルギー専門医を擁する日本におけるアレルギー科の代表施設である。アレルギー専門施設として30年以上の歴史があり、その後準ナショナルアレルギーリウマチセンター(高度医療専門施設)として、国立病院や機構に属する病院のアレルギーリウマチの臨床や研究の中核としての役割を果たしている。現在、アレルギー専門医育成にも力を注いでおり、日本アレルギー学会と共催で夏期講習(相模原臨床アレルギーセミナー)を開催しており、毎年300人程度の専門医を目指す医師が全国から参加する

★当科の診療は、アレルギー領域とアレルギー呼吸器疾患を主な対象としている。特に重症成人喘息、アスピリン喘息も含めたNSAIDs不耐症、薬剤アレルギー、アナフィラキシー、口腔アレルギー症候群を含めた成人食物アレルギー、カビやペットアレルギー、ラテックスアレルギー、アレルギー性肉芽腫性血管炎、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症などのアレルギー疾患に加え、長引く咳、好酸球性肺炎、好酸球増多症、過敏性肺炎、薬剤性肺炎などのアレルギー性呼吸器疾患を得意にしている。そのほか一般的な呼吸器疾患である間質性肺炎、慢性気道感染、COPD、肺炎、肺癌などの診療も行っている

★特に難治性アレルギー疾患を専門的に診療しているため、他の施設では診断や治療が困難であった患者が、全国から紹介受診する

★当科の特徴として、臨床研究センターが併設されている点がある。ここでは臨床基礎アレルギー学・リウマチ学が研究され、多くの成果が国内外の論文や学会などを通じて情報発信されている。ほとんどのアレルギー科スタッフは併任で臨床研究も行っており、また専任の基礎アレルギースタッフも在籍するため、非常にレベルの高い診療や、難治疾患の原因検索や治療までもが可能となっている

★当科の方針は、「最高レベルのアレルギー診療を、患者の立場に立ち思いやりの気持ちをもって行う」ことであり、そのため日々の研鑽を続けている。また、まず薬物治療ではなく、個々のケースの「正確な診断」、さらに「原因アレルゲンの徹底究明と対策指導」が重要と考えている。

症例数

アレルギー科の初診患者は年間約4,000人、外来患者は年間約2万人である。そのうち成人喘息患者は約4,500人を占め、国内有数の喘息アレルギー医療施設である。莫大な患者数で、かつ重症患者の比率が高い外来患者を診察しているにもかかわらず、我々の知る範囲では、当院通院中患者で10年以上喘息発作死は出ていない。また、治療法、管理方法の進歩により、喘息発作受診や発作入院も激減している

★特殊な喘息や難治アレルギー疾患の症例数は、たとえばアスピリン喘息約150例、アレルギー性肉芽腫性血管炎約60例、アレルギー性気管支肺真菌症約50例、成人アナフィラキシー200例以上など、単一施設では国内はもちろん、世界でも屈指の症例数(いずれも世界の5指に入る)を、検査や診断だけでなく治療と長期管理もしている

★アレルギーに関する検査は、外来で行う主な検査として、通常の施設で行える検査はもちろん、さらに専門的検査として皮膚アレルゲン検査、眼結膜検査、気道過敏性、抗原誘発試験、喀痰好酸球・呼気一酸化窒素測定、呼気凝縮液中メディエーター測定、かびに対する沈降抗体検査、環境アレルゲン調査、血中尿中メディエーター測定、さらに検査入院では、薬剤アレルギー検査、食物アレルギー検査、アナフィラキシー原因検索など、他施設で行えない検査も積極的に施行している

★徹底した原因の究明とそれに応じた治療を心がけているゆえ、国内ではあまり行われていない免疫療法(減感作療法)も、急速法(入院)などで積極的に行っている。その施行数は国内有数であり、ほとんどの症例で有効以上の効果をあげている

★08年から国内で初めて、「成人食物アレルギー、アナフィラキシー外来」「薬剤アレルギー外来」の特殊外来を開設し、多数の紹介患者が来院している。

医療設備

CT、MRI、上記アレルギー専門検査に必要な特殊機器など多数備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

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