専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

公立能登総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

蛋白尿、血尿の検索および一次性、二次性(特に膠原病)の腎疾患、急性・慢性の腎不全、浮腫性疾患、高血圧疾患の診断と治療にあたっている。末期腎不全に対しては血液透析の導入、維持を施行する。各透析装置には、エンドトキシン吸着フィルターを装着して透析液のクリーン化を図り、透析合併症の対策を行っている。また、臨床工学技士との連携で多臓器不全、薬物中毒、重症膠原病、重症心不全などを対象として、CHF、CHDF、血液吸着、血漿交換などの血液浄化療法を施行している。他医やコメディカル・スタッフとの連携を密にして、総合的全人的な診療となるよう努めている。

症例数

血尿・蛋白尿の検索例は年間50~60例

★一次性、二次性腎疾患については年間10~20例で、泌尿器科の協力の下、腎生検を施行して的確な診断と治療に努めている。これまでの腎生検数は約350例になる

★高血圧は年間400~500例で、各種降圧剤の組み合わせによりコントロール不能なケースはまれである

★維持透析患者の年間導入は10~15例で、現在90人前後である

★2008年に急性透析を施行した急性腎不全例50例、CHF、CHDFを施行した多臓器不全例3例、その他の血液浄化療法例3例である。腎不全を合併した循環器患者の冠動脈造影に際し、造影剤の影響を排除するための臨時透析例35例

★急性透析(多臓器不全を含む)の救命率は80%である。

医療設備

超音波ガイド下腎生検、CT、MRI、シンチスキャン、クローズドシステム透析液作成による多人数用血液透析装置20台、個人用透析装置3台、血液透析濾過装置4台、ポータブル透析装置1台、持続血液濾過血漿交換用装置1台。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

病床数434床(うち精神100床)の地域の中核病院。泌尿器科全般の診療を行っているが、特に高齢者の排尿障害、泌尿器悪性腫瘍、さらに最近では骨盤臓器脱の診療に力を入れている。

症例数

1日の外来患者数は約50人、入院患者数は約15人、年間手術件数は約200例。悪性腫瘍では前立腺癌の早期発見を目的に、積極的に前立腺針生検を行い、病期Bまでの早期癌には自己血輸血による根治的前立腺全摘除術を行い、術後2カ月以降の尿失禁例はない。膀胱癌では病期、細胞の悪性度により治療法を決定している。非進行例では経尿道的切除術、進行例では全身化学療法を併用しての根治的膀胱全摘除術を行うことを基本にし、腫瘍の再発・再燃のないように完全切除の機会を失わないように心掛けている。腎癌では腹腔鏡による鏡視下根治的腎摘除術を基本とし、術後3カ月間のインターフェロン療法を行っている。尿路結石に関しては、体外衝撃波結石破砕術を第一選択にとし、必要に応じ経皮的腎結石砕石術、経尿道的尿管結石砕石術(レーザー砕石)も行っている。排尿障害に対しては、尿流動態検査、排尿時膀胱尿道造影などを行い、症例ごとの生活環境、日常生活動作などとマッチしたきめ細やかな排尿管理を考えることを基本としている。2008年度よりメッシュを用いた骨盤臓器脱手術を導入している。入院診療の基本的な対応としては、クリニカルパスを利用した効率的な検査・治療日程を立てることを原則に、入院期間の短縮を目指すことを主眼としている。

医療設備

CT、MRI、DSA、リニアック、体外衝撃波結石破砕装置、尿流動態検査装置。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

能登地区唯一の入院病床を持つ歯科口腔外科施設として、一般歯科診療から口腔外科疾患まで対応している。一般歯科診療では病診連携を図るうえで、有病者の観血的処置や障害者の全身麻酔下での歯科治療も行っている。口腔外科疾患では口腔腫瘍、顎口腔嚢胞、顎顔面外傷、顎関節疾患、顎変形症、口腔粘膜疾患、口腔感染症、埋伏歯抜歯など口腔外科疾患全般の治療を行っている。特に口腔癌などでは、金沢大学口腔外科と連携して治療にあたっている。また総合病院の特色を生かし、チーム医療による質の向上にも努めている。

症例数

年間新患者数は約1,800人、入院患者数は約50人で、そのうち、ほとんどが手術症例である。手術症例では埋没歯抜歯、顎骨のう胞が多くなっている。非手術症例では、そのほとんどが重度の歯性感染症で、合併症を持つ症例には総合病院の特色を生かし、他科との連携を回り治療を行っている。全身疾患を持つ患者においても他科との連携を密にし、より安全な治療を目指している。近年では患者様のニーズに応じて、歯牙欠損部位に対してインプラント治療や無鉤義歯の製作も行っている。

医療設備

3D-CT、MRI、RI、顎関節内視鏡。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

糖尿病内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病外来は35年前から開設し、糖尿病教室も同時に開始された。教室は週1回、4回で1クールとして、医師と管理栄養士や糖尿病療養指導士が指導にあたっている。患者会は1988年に発足し、現在の会員数は90人で、「一病息災」を合言葉に、春の定例会・研修会、総会、昼食会、初秋の野外レクリエーション、新年会(1泊)、年2回の会誌発行を行い、楽しい会となっている。糖尿病療養指導士(13人)をはじめ、ソーシャルワーカを含め各職場から約20人の職員が協力している

★甲状腺を専門とする橋本部長は、内分泌疾患全般の指導も行い、質の高い外来診療を行っている。

症例数

外来の糖尿病患者約2,900人を3人の医師で管理し、循環器科や腎臓外来の糖尿病患者の連携治療を含めると3,000人以上となる。I型糖尿病は約30人で、残りは2型である。治療別では、食事療法のみは5%以下で、経口薬70%(インスリン併用が増加中)、インスリン注射25%となっている。自己血糖測定は、インスリン治療患者の約4分の3に行われ、経口薬患者にも増加しつつある。網膜症に対し蛍光眼底検査、網膜光凝固術を行い、早期発見・早期治療ができている。腎症からの血液透析は計画的導入の体制をとっている。虚血性心疾患には積極的に心臓カテーテル検査を、動脈硬化には頚動脈超音波、血管脈波検査を行っている。教育入院も適宜行い、人生観を語り合える全人的診療を行っている

★バセドウ病にはアイソトープ治療も行い、治療のすべてが行える。

医療設備

MRI、CT、頚動脈超音波、血管脈波、核医学の診断と治療。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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