専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

青森労災病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

消化器疾患を中心に診療を行っている。種々の機器を駆使し、早期がんの発見など的確な診断に努めている。インフォームド・コンセント(説明と同意)を重視した内視鏡的治療を実践し、外科や放射線科との連携により、個々の病態に最適な治療法を選択している。さらに、QOL(生活の質)を念頭に集学的治療に力を入れている。

症例数

消化器内科ベッド数50床、1日平均外来数約120例。09年度の消化器内視鏡施行数は年間約4,100件(上部内視鏡2,400、大腸内視鏡1,700)、胃EMR(内視鏡的粘膜切除術)15件、胃ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)12件、大腸EMR 250件、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)32件、EST採石10件、EVL(食道静脈瘤結紮術)6例、胃瘻造設17例、内視鏡的消化管止血術71例。緊急の上部消化管出血には、エタノール局注、クリッピング、APCを適宜行っている。内視鏡的止血困難例に対する緊急手術件数は減少している。胃十二指腸潰瘍の治療においては、ヘリコバクター・ピロリ菌感染をチェックし、陽性者には除菌療法を積極的に行っている。慢性C型肝炎には適応と患者の希望を考慮し、インターフェロンおよびリバビリンによる治療を行い、肝細胞がんには放射線科と連携しTAE(肝動脈塞栓療法)を中心に治療している。胃がん、大腸がん、胆道がん、膵がんなどにおける消化器外来化学療法は年間187例。悪性胆道狭窄、閉塞症例には、放射線科と協力しステントを留置、化学放射線療法を行っている。患者のADL(日常生活動作能力)やQOLに十分配慮し、定期的入院のうえ化学療法を行っている例も多数ある。

医療設備

CT、MRI、電子ファイバースコープ、超音波装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

整形外科

分野

整形外科

特色

外傷から変性疾患まで、整形外科全般の治療をしている。遠方から受診される患者さんも多いため、検査、診断は迅速に対応している。スポーツ傷害では患者さんの復帰時期を考慮した治療を行い、スポーツ休止期間の短縮を図っている。常勤医による専門外来も設置し、診断、治療法の選択、術後ケアについて専門性の高い医療の提供を心がけている。

症例数

09年の手術数は513件。内訳は骨折手術99件、脊椎手術74件(頸椎14件、胸腰椎56件、腫瘍4件)、膝鏡視下手術56件(うち前十字靱帯再建術28件)、人工関節手術46件(うち股関節30件、膝関節16件)、肩鏡視下手術28件、膝矯正骨切り術10件などである

★腰椎椎間板ヘルニアでは、紹介患者も含め約90%が保存治療のみで治療可能となっている。手術では顕微鏡、内視鏡手術を併用しており、短期入院での治療も可能である

★スポーツ傷害の手術では、患者さんの負担となる休職、学業休止期間を短縮するため、関節鏡手術による短期入院システムを取り入れている(前十字靱帯断裂手術で2~3週間、膝半月板損傷・肩関節脱臼手術で3~7日)。手術前後の運動療法の併用により、90%以上の患者さんでスポーツ復帰が得られている

★変形性関節症の治療では、保存治療、関節鏡手術、骨切り術、人工関節置換術を病気の重症度、進行度により選択して行っている

★投球障害肩・野球肘などのスポーツ傷害、50肩・腱板断裂などの肩関節疾患、半月板損傷・変形性関節症などの膝疾患では、運動療法を用いた保存治療にも取り組んでおり、年々手術件数は減少してきている。

医療設備

MRI、CT、筋力測定装置、骨密度測定装置、骨シンチ、電気生理学検査機器など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

当院は62年創設以来、弘前大学医学部のサテライト病院という性格であったため、弘前大学附属病院のリハビリテーション部門からティーチングスタッフの応援を得ていたが、診療部門のみで講座がなかったためスタッフの補充がままならなかった。そこで当院と同じ労働省関係の産業医科大学のリハビリテーション科から応援をいただくことになった。05年までは順調に派遣されていたが、産業医科大学の理念上、産業医の充足を優先されて、診察のみの当院からは引き上げられてしまった。05年より青森県立保健大学のリハビリ部門から非常勤で来ていただいて現在に至っている。かくの如くリハビリ専門医の招致には不自由しているが、リハビリテーション部門そのものの施設・装備、スタッフは揃っているので、青森県高齢者等地域リハビリテーション八戸圏域支援センターとして、地域医療の中心として活動している。

症例数

公称474床、診療科の休止に伴い、現在は405床で運用している。リハビリテーション科の固有ベッドは保有していないので、診療各科からの依頼で外来扱いとなっている。08年度における依頼診療科別の新患割合は、整形外科56%、内分泌内科11%、脳神経外科10%、循環器呼吸器内科7%、神経内科7%、外科5%、心臓血管外科・消化器内科各1.3%、その他2%となっている。これを疾患別にみると、骨折・脱臼18.6%、脳血管障害16.2%、関節疾患10.1%、代謝性疾患9.9%、腱・靱帯損傷9.2%、脊椎疾患8.4%、末梢神経障害4.5%、腫瘍4.3%。循環器疾患3.3%、呼吸器疾患2.8%、脊髄疾患2.4%、その他10%となっている。これらの患者の部門別処方数ではPT 1,063件、OT 402件、ST 157件となっている。いずれも急性期リハを主体とし、回復期・維持期のリハは慢性疾患を扱う後方病院に依頼している。

医療設備

リハ独自のものとしてキンコム、トレッドミル、重心動揺計など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

口腔顎顔面領域にみられる外科的疾患に関して、一般外来と専門外来を設けて集学的診断および治療を行っている。特に口唇口蓋裂、口腔がん、顎関節疾患治療を中心に、唾液腺疾患、外傷、嚢胞、炎症、顎変形症、インプラント等に対し、幅広く治療を行っている。

症例数

08年度の初診患者数は860人、外来手術件数は601件、入院患者数は116人、中央手術件数は94件

★口唇口蓋裂:手術件数10件。口唇口蓋裂診療班を結成し、一貫した治療を施行している。特に、小児科との緊密な連携の下、出生直後からホッツ床応用哺乳指導を行い、口唇裂手術は主にクローニン法・ミラード法、口蓋裂手術はファーロー法・プッシュバック法、さらに顎裂部腸骨(PCBM)移植術を行うなど、各症例に適切な手術法を採用している。鼻咽腔閉鎖機能不全症例には内視鏡下にスピーチエイド・パラタルリフト製作、咽頭弁形成術による言語回復に努めている

★口腔悪性腫瘍:手術件数16件。原発巣切除・頸部郭清術に加え、遊離組織移植・有茎皮弁等による即時再建術を積極的に行い、必要に応じて化学療法・放射線治療を用いた集学的治療を行っている。またQOL(生活の質)を考慮し放射線科との連携の下、超選択的動注化学療法を積極的に採用している

★顎関節症:難治症例(上関節腔内線維性癒着)も多く、パンピング療法および上関節腔洗浄療法は241件、顎関節鏡視下手術は8件、極細径(φ1mm)顎関節鏡検査は10件であった。

医療設備

CT、MRI、リニアック、超音波診断装置、顎関節鏡システム、内視鏡、インプラントなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

放射線科

分野

放射線科

特色

当院は放射線科専門医修練施設(診断)と地域医療支援病院であり、近隣施設からの画像診断の依頼に対し迅速に施行・読影結果を送付し、機器の共同利用率が高い。診断画像はすべて画像サーバーに保管管理され、院内にはPACS配信、院外へはフイルムもしくはCDを送付している。またIVR(インターベンショナル・ラジオロジー)においては、日本IVR専門医修練認定施設、腹部大動脈瘤ステントグラフト実施認定施設であり、青森県南の公立病院からIVRの相談・治療依頼に対し、迅速な外来および入院加療を行っている。数年前より、肝硬変やがん性腹膜炎による難治性腹水に対し、腹腔・静脈短絡:デンバーシャント造設を行い、患者様のQOL改善に大きく貢献している。2年前に保険適用された頸動脈狭窄に対する頸動脈ステント留置も行っている。IVRの患者様はほとんど放射線科入院とし、随時化学・放射線治療も行っている。また、通常の放射線外照射以外に、がんの骨転移による難治性疼痛に対してメタストロン投与を行っており、県南はもとより青森市からも患者様が紹介されている。

症例数

08年度はCT 9,729、MRI 4,901、SPECT 1,102、血管造影342(IVR 312)であった。近隣多施設より認知症の画像診断としてMRIと脳血流SPECTの依頼が飛躍的に増加している。IVRでは、肝がんや気道出血・消化管出血などの動脈塞栓術94、肝がんの動注リザーバー留置27、IVHリザーバー留置95、胆管ステント留置25、頸動脈をはじめ骨盤・四肢動脈ステント拡張術32、腹腔―静脈シャント造設7などであった。放射線治療203人、メタストロン投与15例であった。

医療設備

CT、MRI、SPECT、血管造影装置、リニアック、治療計画CT、X線シミュレーター、治療計画装置、骨塩定量装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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