専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

昭和大学病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

すべての消化器疾患に対応可能であり、消化管疾患、肝疾患、胆膵疾患にそれぞれ複数の指導医・専門医が専門性を生かし、診療にあたっている。外来診療は臨床経験6年目以上の専門医が担当していており、また消化器悪性腫瘍に対する外来化学療法なども行っている。入院診療は、十分な診療経験をもつ指導医のもとで3~4人の医師からなるグループ制によりきめ細かな診療を行っている。

症例数

10年の年間外来延べ患者数は48,360人、入院延べ患者数は28,881人である

消化管疾患=上部消化管内視鏡は年間4,000件、下部消化管内視鏡は年間2,600件行っている。早期胃癌または早期食道癌に対する治療には内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を導入している(年間60件)。大腸ポリープや早期大腸癌の内視鏡治療は400件以上行っており、大腸悪性腫瘍に対するESDも行っている(年間20例)。内視鏡治療は年々増加しつつある。緊急の上部・下部消化管出血にも24時間迅速に対応しており、上部消化管出血に対する緊急内視鏡は年間160件である。消化管の進行悪性腫瘍に対しては、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)で進められている臨床研究に参加し、科学的根拠や治療成績に基づく化学療法や放射線治療を行っている。切除不能進行消化器癌に対する新規抗癌剤導入は食道癌10例、胃癌17例、大腸癌17例である。胃疾患ではピロリ菌の除菌治療を積極的に行い、さらにより効率の良い除菌療法を検討している。炎症性腸疾患には、血球成分除去療法や免疫抑制剤、分子標的治療薬を用いた最新の治療を積極的に行っている

肝疾患=ウイルス性慢性肝疾患(B型・C型)、自己免疫性肝疾患(自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変)、生活習慣病である脂肪性肝疾患など、あらゆる肝疾患の治療にあたっている。特にC型慢性肝炎に対するペグインターフェロンとリバビリン併用療法(過去5年間130例)、B型慢性肝炎に対するエンテカビルなどの核酸アナログなど抗ウイルス療法は、最新の知見を踏まえ積極的に行っている。慢性肝疾患には、肝細胞癌の早期発見のため定期的な画像診断や血液検査による経過観察を行っている。腹部超音波検査、腹部造影超音波検査を多数施行し、CTやMRI、最近ではEOB造影MRIも積極的に導入している。肝細胞癌は外科、内科、放射線科が参加し治療を行っている。内科によるラジオ波焼灼術(RFA)では、超音波造影や人工胸腹水の併用により治療困難な病変にも対応している(年間70件)。手術、局所治療が困難な肝細胞癌には放射線科と連携し、肝動脈化学塞栓術(TACE)などのカテーテル治療を行っている(年間90件)。また分子標的治療薬などの治療も行っている。肝硬変の合併症である食道静脈瘤には病態に応じて内視鏡的硬化療法(EIS)や内視鏡的結術紮術(EVL)、孤立性胃静脈瘤にはバルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)を行っている(過去5年間180例)。難治性腹水には内科的治療を優先するが、病状に応じて腹腔静脈シャント造設術や経静脈的門脈大循環短絡術(TIPS)を行っている

胆膵領域=重篤な急性膵炎には蛋白分解酵素阻害薬、抗菌薬の2経路動注療法や持続的血液濾過透析を標準治療とし、重症感染症対策にはエンドトキシン吸着療法を併用している。過去6年間120例余りの救命率は92%である。胆道感染症、閉塞性黄疸には内視鏡的にカテーテルやステントによる胆道、膵管ドレナージを積極的に行っており、膵仮性嚢胞および膵膿瘍には超音波内視鏡ガイドによる経胃的ドレナージを行っている。内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)とその関連手技は年間400例以上である。悪性腫瘍に対する集学的治療も積極的に行っており、最近2年間の新規症例数は膵癌40例、胆嚢癌15例、胆管癌40例である。また自己免疫性膵炎やIgG4関連胆管炎についても病因と病態推移の解明に努めている。

医療設備

CT、MRI、血管造影(DSA)、電子ファイバースコープ(上下部消化管、ERCP)、超音波内視鏡(EUS)、カプセル内視鏡、超音波・カラードプラ超音波装置・造影超音波、超音波内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

消化器・一般外科

分野

消化器・一般外科

特色

低侵襲性外科(内視鏡外科)・再生医療を教室のテーマとして、消化器疾患全般の診断から治療までをモットーとしている。消化器癌に対する内視鏡外科(胸腔鏡・腹腔鏡)手術率は85%であり、術後合併症ゼロを目指した各種周術期管理マニュアルを作成実践。患者さんの納得のいく治療を目標に、各疾患別治療説明書を作成、チーム医療による術後管理を実践。

症例数

食道癌=年間手術件数は約60例で、胸腔鏡・腹腔鏡併用手術率99%。この領域では草分け的存在で、早期退院・社会復帰が可能となった。09・10年度の縫合不全率は0%。Stage別5年生存率は、StageI:95%、II:67%、III:40%、IVa:25%

胃癌=年間手術件数は約80例で、腹腔鏡手術率は69%。過去5年での縫合不全率は1.3%、SSI発生率6.1%。Stage別5年生存率は、StageIA:99%、IB:92.5%、II:82.4%、IIIA:42.9%、IIIB:27.7%、IV:6.6%

結腸癌=年間手術件数は約150例で、腹腔鏡手術率は80%。過去5年での縫合不全率は1.3%、SSI発生率8.5%。Stage別5年生存率は結腸(直腸)、StageI:92(90)%、II:85(78)%、IIIa:80(65)%、IIIb:65(50)%、IV:18(14)%。単孔式腹腔鏡下手術を積極的に導入している

肝細胞癌=Habib4XによるRFバイポーラ手術機器を国内で最初に導入し、腹腔鏡下肝切除術を行っている。腹腔鏡下手術率50%。肝血流遮断なしで肝切除可能で、出血量も極端に減少し、ほぼ無輸血手術が可能となった。Stage別5年生存率は、StageI:72.9%、II:60.7%、III:46.7%、IVA:19.9%。VINCENTによる術前3D術前シミュレーションにより安全な腹腔鏡下手術を推進。世界でも先駆けて、胸腔鏡下経横隔膜肝切除を標準手術化している

膵疾患=年間手術件数は約40例で、腹腔鏡手術率は52%。SSI発生率20%。Stage別5年生存率は、StageI:100%、II:35%、III:19%、IV:14.3%。膵体尾部病変に対しては、100%の腹腔鏡下手術率

化学療法=術前・後化学療法適応患者に対しては、腫瘍内科・放射線科とのチーム医療連携のうえ集学的治療を行っている。

医療設備

腹腔鏡下手術用の特殊機器として、GPS機能付き超音波、バイポーラ用RF器、3D画像解析用VINCENT。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

呼吸器・アレルギー内科

分野

呼吸器内科

特色

当院は東京都城南地域を中心とした基幹病院であり、地域医師会と密に連携をとりながら診療している。同時に大学病院として専門性の高い最先端の医療を行っている。当科では呼吸器・アレルギー疾患全般の診療を行っていて、特に気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺癌、睡眠時無呼吸症候群の診療に重点をおいている。

症例数

年間外来患者数は約25,000人、入院患者数は約1,500人である。外来患者の多くを気管支喘息、COPD、睡眠時無呼吸症候群が占める。入院患者の70%は肺癌などの悪性腫瘍で、肺炎・胸膜炎などの感染症が次に多く、他に気管支喘息、COPD、間質性肺炎やサルコイドーシスなどのびまん性肺疾患、呼吸不全、気胸など呼吸器疾患全体を網羅している

気管支喘息=足立教授の専門分野であり、足立教授、前任の高橋、川上両名誉教授ともに日本アレルギー学会総会の会長を歴任しており、難治性・重症喘息患者を含む多くの喘息患者の診療に携わっている。治療は吸入ステロイドを中心に気管支拡張薬を併用し、徹底した吸入指導、患者指導によるガイドラインに沿った治療を行っているが、多くの新薬の臨床治験にも携わっている。また、気管支喘息や花粉症に対して、急速減感作療法などの免疫療法を積極的に行っている

★睡眠時無呼吸症候群に対しては、耳鼻咽喉科、神経内科、昭和大学歯科病院、地域医師会と連携し包括的な診療を行っている。ポリソムノグラフィー(PSG)と簡易診断機を用いて、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療を行っており、重症患者では持続陽圧呼吸療法装置(CPAP)を装着している。CPAPで通院している患者が約110人おり、年々増加している

★胸部異常影に対しては、胸部X線、CTなどにより、患者にできるだけ負担の少ない方法で迅速に的確に診断している。確定診断は、気管支鏡、CT下生検、胸腔鏡下生検などにより行い、気管支鏡は年間約250件施行している

★肺癌の新規患者数は年間約200例で、呼吸器外科、放射線治療科と定期的にカンファレンスを行って治療方針を決定している。治療法は、手術、抗癌剤による化学療法、分子標的治療薬による治療、放射線療法を組み合わせ、エビデンス(科学的根拠)に基づいた最新の治療を行っている。また、より有効で毒性の少ない、患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)を損なわない治療法の開発にも積極的に取り組んでいる。また、腫瘍センターでの外来化学療法を積極的に勧めている。緩和ケアは、肺癌治療の初期から必要なものであり、緩和ケア科と協力し、癌患者の痛みのコントロールや心のケアにも積極的に取り組んでいる

★今後アスベストによる肺癌や胸膜中皮腫が増加することが予想され、週1回アスベスト外来を開設している

COPD=近年増加しているが、診断を受けている人は10%程度である。呼吸機能検査によりCOPDの早期診断に努めている。治療は抗コリン剤の吸入などの薬物療法が中心であるが、年2回、看護師や理学療法士、薬剤師、栄養士と協力して包括的な呼吸器ケア教室を行っている。また、重症度の評価や治療方針の決定、教育のための短期入院プログラムも設けている

★呼吸器感染症の治療は、迅速な原因菌の同定、適正な抗菌薬の使用が重要であるが、臨床感染症科と協力し、薬理動態に基づいた有効性の高い方法で抗菌薬を使用している。さらに細菌検査部や薬剤部とも密に連携をとりながら診療を進めている

★すべての呼吸器疾患の治療において禁煙が重要であり、禁煙外来を設けている。

医療設備

気管支鏡、胸腔鏡、ポリソムノグラフィー、呼吸機能検査、アストグラフ、呼気濃縮液検査、NO測定器、CT、MRI、DSA、核医学検査、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

呼吸器センター(呼吸器外科・内科)全体のカンファレンスによって内科外科の枠を越えた診療計画や、放射線科・病理診断科・リハビリ科などの関係各科・コメディカルとともにチーム医療の充実を図り、さらに患者さんごとに適した治療法の選択によって「Quality of life」(QOL:生活の質)を良好に保ち、術前後を通して快適な社会生活が送れるような医療提供に全力を注いでいる。

症例数

外来延べ患者数:年平均2,242人、入院延べ患者数:年平均2,398人

★手術症例(年間約150例)内訳:原発性肺癌57例、自然気胸40例、転移性肺癌20例、縦隔腫瘍14例他

★悪性腫瘍に対する拡大手術を積極的に行う一方で、胸腔鏡下手術は年間症例の約70%を占める

★平均在院日数13.4日

★肺癌術後5年生存率:IA期82%、IB期61%、IIA期55%、IIB期45%、IIIA期26%、IIIB期12%

★呼吸促進効果など呼吸リハビリテーションを積極的に行い、合併症の予防に努力している

★集学的治療は術前後に化学放射線療法を積極的に施行

★その他、気道腫瘍や気道狭窄に対するレーザー・ステント治療、気道異物の摘出などにも対応している。

医療設備

気管支鏡、胸腔鏡、縦隔鏡、レーザー、CT、MRI、シンチ、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

胸部心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

①弁膜症手術に対するMICS低侵襲手術で傷が小さい正中切開しないアプローチで手術している。特に僧帽弁疾患についてはほぼ全例でこの方法で手術可能となり、三尖弁病変の合併や心房細動手術も正中切開と同等の方法で行うシステムを確立している。②虚血性心疾患についてはOPCAB(オフポンプバイパス術)やMIDCAB(低侵襲手術)中心に血行再建している。左心室形成は特殊なデバイスを用いた至適形態に再建することを特徴としている。③大動脈疾患では、手術療法とステントグラフトの適応を的確に判断している。手術療法では腹部大動脈瘤の小切開手術の導入や胸部大動脈全置換などの積極的手術など広く対応して良好な結果を得ている。④その他:成人心臓血管外科領域全般を担当するうえで、併存疾患に関しては糖尿病科、アレルギー膠原病科、感染症科、腎臓内科などと積極的に連携して、より重篤な患者にも対応できる。また、歯科口腔外科、ICUと術前術後を通して口腔内ケアを充実させ、周術期感染の激減に至った。術後は地域に応じて幾つかのリハビリ施設からの提携協力を得て、社会復帰に向けて細かい個別対応が可能になっている。

症例数

心臓血管手術216例(虚血性心疾患手術37例、弁膜症手術59例、大血管手術およびステントグラフト術58例、先天性7例、末梢血管45例、その他12例)。

医療設備

MRI、CT、シネアンギオ送血、IABP、PCPS、補助人工心臓、透析室、心臓リハビリ室、心臓アブレーションなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

以下の点に重点を置き、この分野をリードする診療の実践を目指している。①急性糸球体腎炎、急性腎不全などの急性腎疾患、IgA腎症、膜性腎症、膜性増殖性腎炎などの慢性腎疾患、高血圧(腎硬化症)や糖尿病(糖尿病性腎症)、膠原病(ループス腎炎など)などに併発する腎疾患、多発性嚢胞腎などの遺伝性腎臓病、腎移植後の腎疾患など、すべての腎疾患の総合的診療。②慢性腎臓病は糖尿病、高血圧、メタボに代表される国民病の一つ、との観点から、腎不全の進行遅延と、腎臓病に併発する心臓血管病の予防と進行抑制の達成。③腎機能の廃絶した腎不全患者さんには、血液透析、腹膜透析(CAPD)、腎臓移植の3つの腎機能代行療法選択肢から、患者さんに最も適した治療法を適用。④長期透析合併症に対する適切な予防と治療による、生命予後とQOL(生活の質)の改善。⑤蛋白尿・血尿から透析・腎移植までをカバーする一流の診療。

症例数

病床数(定数)26床(実働数30床以上)、外来患者数は月間1,000~1,500人、腎生検数は年間(以下数字は年間)50~100件、透析導入患者数80件以上、血漿交換150件以上、白血球・顆粒球除去療法約100件、持続的血液透析濾過約1,000件、腎移植数3~7例、CAPD患者数3人

★ネフローゼ症候群は腎生検で病型を正確に診断後、副作用を最小限に抑えるよう配慮しつつ、ステロイド、免疫抑制薬などのエビデンス(科学的根拠)に基づいた治療を当初入院で、その後外来で施行している。難治性ネフローゼ症候群にはLDL吸着療法などの血液浄化療法も併用する

★IgA腎症には、腎生検で診断を確定し、予後を判定後、患者さんと十分に協議の上、扁桃摘除、ステロイドパルス療法などの積極的治療を含む患者さん各自に最も適切な治療を行っている

★最近増加している急速進行性糸球体腎炎には、腎不全の進行と肺出血など致死的な合併症を防止するため、血漿交換を含めた血液浄化療法と免疫抑制療法で対処している

★慢性腎臓病(CKD)患者さんには、アンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシン受容体拮抗薬を第一選択として血圧の適正な管理を行い、糖尿病性腎症に対しては血糖管理など、慢性腎臓病の原因に応じ対応している。また、適切な食事療法を併用し、さらに脂質管理など、心臓血管病の進展を抑止する治療を、必要に応じ循環器部門と提携して実施している

★腎不全期には移植、透析の選択とともに、腎臓以外の臓器合併症を防止し、円滑な腎機能代行療法への移行を図っている。透析患者さんの合併症には、様々な治療を行っているが、そのうち副甲状腺にビタミンD(アナログ)製剤を直接注入する治療法は、先進医療(高度医療)として当科に認められている。CAPD患者には血液透析の併用療法など、特殊な治療法も実施している

★血漿交換に代表されるアフェレーシス治療は、当科のアフェレシス学会専門医が中心となり、急速進行性糸球体腎炎や難治性ネフローゼ症候群などの腎疾患以外にも、劇症肝炎、重症膵炎などの消化器疾患、リウマチなどの膠原病、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群などの神経疾患、高脂血症・閉塞性動脈硬化症などの循環器疾患、多発性骨髄腫などの血液疾患、天疱瘡などの皮膚疾患など、様々な難病を対象に実施している。

医療設備

併設する13床の血液浄化センターでは、1日2交代で血液透析をはじめ、各種の血液浄化療法(アフェレーシス療法)が行われている。その他CCUやICUなどでは、重症患者さんを対象に、移動式の血液浄化装置を駆使して、持続的血液透析濾過法、エンドトキシン吸着療法など様々な血液浄化法を施行している。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科一般疾患の治療を行うとともに、尿路性器腫瘍に対して手術、化学療法、放射線治療による幅広い治療を行っている。女性の尿失禁に対する専門的治療も行っている。

症例数

09年の総手術件数は約500件。主な内訳は、前立腺全摘除術(ミニマム創手術症例を含む)18件、腎摘除術(部分切除例を含む)17件、内視鏡下腎摘除術(部分切除例含む)20件、膀胱全摘除術12件、前立腺癌密封小線源永久挿入療法91件など。その他、経尿道的膀胱腫瘍切除術117件、経尿道的前立腺切除術42件、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)100例など

前立腺癌に対する治療=癌の進展状況や患者さんの希望を取り入れながら、適切な治療法を提供する体制を整えている。主な治療法としては、手術療法として補助的に内視鏡を使用しながら、創部を可能な限り小さくするミニマム創手術を取り入れた前立腺全摘除術。低侵襲性の治療としては、通常の外部照射による放射線治療に加え、小線源を直接前立腺内に埋入する密封小線源永久挿入療法、一時的な線源刺入による高線量率の小線源療法、その他内分泌治療などを行っている。さらにホルモン抵抗性前立腺癌に対するドセタキセルを使用した抗癌剤治療も行っている。骨転移を有する患者さんに対するストロンチウムを使用した除痛治療も近日中に導入予定である

膀胱癌に対する治療=表在性膀胱癌に対する内視鏡手術(経尿道的手術)、浸潤性膀胱癌には膀胱全摘除術、部分切除術を行っている。尿路変更は代用膀胱を含め、回腸導管、尿管皮膚瘻を行っている。その他、癌の進展状況により、放射線治療や化学療法、免疫療法など、幅広い治療を提供している

腎癌に対する治療=手術療法が主となり、体腔鏡下手術を積極的に取り入れて早期退院を実現している。進行癌に対しては、インターフェロン療法、インターロイキン療法、血管新生阻害薬(ソラフェニブ、スミチニブ)による治療も行っている

精巣腫瘍に対する治療=手術による治療の他、放射線療法、化学療法を行っている。また血液内科と連携し、末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法も行っている

尿路結石症に対する治療=外来通院で行う体外衝撃波結石砕石術(ESWL)を基本とし、超音波砕石装置(USL)・空気圧砕石装置(リソクラスト)・レーザーを用いた低侵襲な内視鏡手術である経尿道的尿管結石砕石術(TUL)や経皮的腎結石砕石術(PNL)も行っている

腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱に対する治療=投薬による内服治療の他に、TVT手術、TOT手術、TVM手術など、最新治療を積極的に取り入れている

その他=前立腺肥大症に対するTUR-P、陰嚢良性疾患手術なども定期的に多数行っている。経直腸的前立腺針生検は12カ所生検を採用している。腎不全症例に対するシャント造設術および透析導入も定期的に行っている。

医療設備

3DCT、MRI、DSA、ESWL、治療用レーザー、カラードプラ超音波診断装置、dynaCT、密封小線源治療計画装置、高線量率小線源装置、人工透析機器、ウロダイナミクス機器、軟性ファイバースコープなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

整形外科

分野

整形外科

特色

特に主任教授の専門である手外科疾患は国内有数の経験を誇り、さらに下記の専門外来を中心に活発な診療活動を行っている。①股関節疾患=小児から高齢者、骨関節を温存する手術法から人工関節置換術まで幅広い治療法に対応②脊椎脊髄疾患=最小侵襲(内視鏡、顕微鏡、小皮切など)手術で術後の早期回復を目指す③スポーツ傷害=現場経験の豊富なスポーツドクターによる各種スポーツ特性に応じた診断治療④手肘の疾患=開設初期より続く手の外科診は多くの症例数を誇る⑤骨粗鬆症=今や社会問題でもある高齢者の骨粗鬆症による骨折を防止するべく、長年の経験とデータに基づく運動療法と薬物療法を併用⑥関節リウマチ等の疾患=最近発展した生物学的製剤を中心とした薬物療法とともに、関節外科医による関節機能回復手術。

症例数

10年度の手術件数1,065件

股関節=先天性股関節脱臼、ペルテス病、臼蓋形成不全、変形性股関節症、大腿骨頭壊死などを対象とし、若年者の臼蓋形成不全には寛骨臼回転骨切り術を、変形性股関節症は、高齢者の進行例では人工関節置換術を、若年者の初診患者には骨盤や大腿骨の骨切り術を、大腿骨頭壊死には、壊死の程度に応じ大腿骨の骨切り術(杉岡式)を実施している。寛骨臼回転骨切り術は350症例を超え、87年から導入されたセメントレス人工関節は今や700症例を超え10年以上の経過観察例も多数ある。大腿骨頭回転骨切り術(杉岡式)は大腿骨頭壊死症に対する第一選択の手術法として200症例近くになり、小児股関節疾患に対しても各種の手術を取り入れ、患者さんにとって最善の治療法を選択している

脊椎=脊髄症、椎間板ヘルニア、靭帯骨化症、脊柱管狭窄症、すべり症、脊椎骨折、転移性脊椎腫瘍、脊髄腫瘍など、脊椎疾患すべてを扱っている。腰部椎間板ヘルニアでは、わずか3cmの小皮切でヘルニア摘出可能な顕微鏡視下手術カスパー法や内視鏡視下手術を実施し、良好な結果を得ている。また、脊柱変形、側彎症にも専門的治療を行い、腹腔鏡視下の脊椎手術も早期から導入している

スポーツ=スポーツ傷害の年齢層は広がり、その障害も多様化している。膝関節の半月板損傷、靭帯損傷、足関節の靭帯損傷、軟骨障害、肩の腱板断裂、SLAPや不安定症、肘の靭帯損傷、変形性肘関節症、離断性骨軟骨炎、骨棘切除、手関節周辺の骨折靭帯損傷やTFCC損傷などが対象で、病期とスポーツ特性に応じた治療を関節鏡を中心に行っている

=新鮮外傷、外傷後遺症、手指のしびれ、運動障害を来たす正中・橈骨・尺骨神経麻痺などの末梢神経障害、上肢スポーツ傷害などを扱っている。専門外来では他院からの紹介患者に加え、救命センターからの労災事故、交通事故の患者も多く、63年(昭和38年)開設以来、現在までの登録新患者数は1万人を優に超えた。顕微鏡視下手術、関節鏡視下手術、上肢の人工関節・関節形成術、血管付骨移植が増えている

リウマチ=外来では生物学的製剤をはじめとした薬物療法を中心に、関節外科医によるリウマチ特有の股関節や膝関節、肘関節の破壊や変形の著しいものには人工関節置換術を、手関節、手指、足趾の病変に対しては骨膜切除や骨切り術などの関節形成術を行っている

骨粗鬆症=X線像および骨塩定量(DEXA法)で骨粗鬆症の診断を行い、最新の薬物療法と片足立ち運動療法(フラミンゴ療法)を長年のデータをもとに治療を行っている

自己血輸血療法=ある程度の出血が予想される場合に、手術前に自分の血液を貯血して、術後の他家血使用を回避している。

医療設備

MRI、CT、CPM、DEXA、BIODEX、レーザー治療、TV関節鏡、創外固定。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

形成外科

分野

形成外科

特色

昭和大学唇裂口蓋裂センターの中心として、唇裂・口蓋裂患者に対して一貫したチーム医療を行っていることが最大の特徴である。外来診療を行う上記のスタッフは全員経験15年以上のベテランであり、質の高い医療を提供しているとして国内外からの評価も高く、海外からの留学者、国内からの見学者が多い。唇裂・口蓋裂をはじめ、頭蓋顎顔面骨形態異常、小耳症などの耳介変形、血管腫・血管奇形、母斑など小児の先天性形態異常の患者が多く、それぞれ専門のスタッフが治療を行っており、当科の特徴の一つになっている。また、78年より美容外科も標榜しており、美容外科手術やレーザー治療、スキンケアも実施している。それ以外に尿道下裂、顔面外傷、瘢痕、皮膚腫瘍、再建外科など幅広く診療を行っている。

症例数

年間外来患者総数約22,000人、初診患者数約3,000人、年間手術件数は入院手術1,100件、外来手術600件前後である。レーザー治療は5種類の装置が稼働しており、フォトフェイシャルやピーリング等の自費診療のレーザー照射以外に、色素レーザーによる血管腫治療が年間250件程度、Qスイッチルビーレーザーによる母斑治療が350件程度である

★唇裂口蓋裂は、年間150人以上の新規患者を診療している。「昭和大学唇裂口蓋裂診療班」は80年に発足し、初回手術より治療を受けた唇裂口蓋裂患者は3,500人を超えており、小児科、耳鼻咽喉科、麻酔科、言語室、小児歯科、矯正歯科、補綴科、口腔衛生科、医療福祉相談室等とチームを組み協力し合いながら診察している。言語室は形成外科内に併設されているので形成外科受診の同日に受診可能であり、経験豊富な口蓋裂専門の言語聴覚士2人が治療にあたっている

★顎変形症手術は、当科の特徴の一つであり、矯正歯科専門医と連携して上下顎の骨切り術も数多く施行しているが、口蓋裂等の疾患による上顎低形成や頭蓋顎顔面骨の発育不全症に対して、近年確立された上顎骨および下顎骨の骨延長術を積極的に行っており、症例数は国内トップクラスである

★美容外科に関しては日本美容外科学会専門医を1人擁しており、重瞼、隆鼻、腋臭症、脂肪吸引、除皺術等の一般美容外科手術全般を年間100件以上行っている。また、頭蓋顎顔面骨への美容外科手術をはじめとして、レーザーによるシミの治療、ビタミンCのイオン導入やケミカルピーリング等のスキンケアも数多く施行している。さらに他院での美容外科手術の合併症や後遺症の治療も行っている

★耳介変形のうち小耳症は年間15例前後の新規患者を治療している。手術に関しては7~8歳頃にエキスパンダーを使用して皮膚を伸展させた後、肋軟骨移植術を施行している

再建手術=頭頸部腫瘍や頭蓋底腫瘍の再建手術は耳鼻咽喉科、口腔外科、脳神経外科とのコラボレーションにより年間20件程度あり、主として遊離組織移植術が行われている

★血管腫は年間200人前後の新規患者を診療している。特徴としては、手術(年間60件程度)、硬化療法(年間30件)、レーザー(全身麻酔は生後3カ月からで年間40件)、基礎研究のすべてを網羅している点である

★顔面骨骨折をはじめとして、救急外来で診察する顔面外傷は年間1,700例以上であり、地域医療の中心的存在になっている。顔面骨骨折の手術は年間100例ほどである

★尿道下裂の手術も最近積極的に行っている。

医療設備

色素レーザー、Qスイッチルビーレーザー、ヤグレーザー、IPL、KTPレーザー、炭酸ガスレーザー、手術用内視鏡装置、高速ヘリカルMRI、DSA、超音波など、最新機器を揃えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

外来は一般外来のほかに特殊外来を設けている

★周産期部門では、妊娠20週、30週に約30分かけて胎児精密超音波検査を行い、胎児・胎盤・膀帯など詳しく調べている。ハイリスク外来、早産予防(HRPD)外来は診察時間を十分取る必要があるため、午後に診療を行っている。また出生前診断のため遺伝相談外来、遺伝カウンセリング外来を開設している

★婦人科腫瘍関連では、子宮筋腫・子宮内膜症・悪性疾患に対応すべく治療方針相談外来を設け、患者さんのニーズに合った治療を提供している。悪性疾患術後の患者さんは専門の医師が診察にあたり、治療計画を立てるとともに外来化学療法治療などを行っている

★生殖補助医療関連では、専門医などによる専門外来を設け排卵誘発、体外受精などを行っているが、外来での単一採卵を積極的に行っている

★その他女性健康外来として、思春期外来、月経相談(月経痛、月経前症候群)外来、更年期外来、尿トラブル(尿失禁、子宮脱)外来、女性専門外来がある。産婦人科病床数は80床であるが、周産期部門は入院棟5、6階(53床)、婦人科部門は中央棟8階の女性外科病棟(27床)と分れている。昭和大学病院として救急患者などには各科の枠を取り払い診療している。分娩はLDR管理とし、母体・胎児集中管理を行うMFICUは9床あり、分娩部門の入院棟5階に設置されている。

症例数

周産期=10年の分娩数は1,017件、帝王切開数228件、吸引分娩24件、鉗子分娩24件、早産数164件、頸管縫縮術例10件であった。当院は東京都総合周産期母子医療センターであり、MFICU9床を有し、多くのハイリスク妊娠、母体合併症、早産症例を扱っている。周産期部門の特徴の一つは超音波専門医が多数いることである。胎児超音波診断および胎児管理は自負するところである。ローリスクの分娩は医師の助産師がチームで妊婦さんをサポートし、入院から分娩まで同じ部屋で快適に過ごせる体制を取っている

婦人科=細胞診、組織検査、超音波検査、CT・MRI検査などを施行し、治療方針相談外来などで患者さんと十分話し合った上で治療方針を決定している。良性腫瘍:子宮筋腫、子宮内膜症、良性卵巣腫瘍は基本的に内視鏡下手術(腹腔鏡下・子宮鏡下手術)を行っている。10年の腹腔鏡下手術は359件、子宮鏡下手術は83件、開腹手術は119件、メッシュを用いた子宮脱手術は31件である。手術に際してはクリニカルパスを用い、副作用・合併症の早期発見を心がけた周術期管理を行っている。退院日は、腹腔鏡下5日目、子宮鏡下翌日、開腹・子宮脱8日目としているが、ほとんどの症例が決められた日数で退院となっている。悪性腫瘍:10年の手術例は150件であった。子宮頸癌は35例(0期14例、1期18例、II期3例)であった。0期の症例は円錐切除術を行い、積極的に子宮温存を行っている。Ib期からII期は原則的に広汎子宮全摘術を施行している。III期以上の症例は放射線療法を行いながら同時に抗癌剤治療を行うCCRT(同時化学放射線療法)を施行している。子宮体癌は33例(0期2例、I期23例、II期3例、III期7例)であった。ハイリスク群については術後化学療法を施行している。卵巣癌は34例(I期19例、II期1例、III期11例、IV期1例)であった。進行癌には術後に化学療法を行い、根治を図っている

生殖補助医療=10年は顕微授精を含むIVFは175件、凍結胚移植49件が施行された。近年は患者さんの負担を軽減すべく、外来での採卵(単一採卵)を行う症例が増加している。

医療設備

パワードプラ超音波、4D超音波、CT、MRI、子宮鏡・腹腔鏡、RALSなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

小児外科

分野

小児外科

特色

昭和大学病院は充実した周産期母子センターを中心に、新生児外科を得意とし、その他、手術を含めた低侵襲治療を心がけている。患者に優しい外科をスローガンに、小児にとってハンディとなる手術創に関しては、整容性に配慮した日本一の診療を目指している。また、日常よくみられる疾患にも、新しい診断法や治療法を取り入れている。たとえば、超音波による鼠径ヘルニア、陰嚢水瘤の診断、臍ヘルニアに対するスポンジ圧迫による保存療法、包茎に対するステロイド軟膏による保存療法などがある。泌尿器疾患(水腎症、腎盂尿管逆流症など)や漏斗胸(ナス手術)などにも対応し、さらに、裂肛の原因となる慢性便秘に対する排便トレーニングなども積極的に行っている。また、小児NST(栄養サポートチーム)による栄養管理の重要性を唱え、病棟ならびに外来でのチームによる栄養管理を積極的に行っている。

症例数

年間入院総数は約500例で、うち新生児入院は40例前後である。年間手術総数は約300例で、鼠径ヘルニアおよび類縁疾患は120例前後あり、2泊3日のコースをとっている

★新生児手術総数は年間30例前後で、食道閉鎖、直腸肛門奇形、小腸閉鎖、消化管穿孔、腹壁異常、横隔膜ヘルニア、嚢胞性肺疾患など緊急手術を要するものが大半を占める。特に食道閉鎖は最近10年間で全例救命している。また、肥厚性幽門狭窄症は89年以来100例近くの手術を行っており、良好な結果を得ている

★胆道閉鎖症や胆道拡張症も多く、これらも良い成績をあげている。また、最近では重症心身障害児や摂食嚥下障害に対する噴門形成術、胃瘻造設術、気管切開術にも積極的に取り組み、至適熱量や栄養療法に関してエビデンスに基づいた管理を行っている。

医療設備

NICU、CDUS、CT、MRI、核医学、HFO、内圧検査、pH検査、小児内視鏡、腹腔鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 

特色

耳鼻咽喉科全般を扱うが、鼻・副鼻腔疾患、嗅覚障害、アレルギー、中耳炎・難聴、補聴器、平衡覚、頭頸部腫瘍、甲状腺外科、音声、言語の特殊外来があり、専門のスタッフと設備を整えている。

症例数

"10年度の外来総数は36,350人、初診患者数は4,680人。10年に中央手術室で行われた手術件数は1,066件、内訳は鼻科手術568件、耳科手術134件、咽頭・喉頭手術305件、頸部・その他59件であった。この他に外来手術は557件

鼻・副鼻腔疾患、アレルギー性鼻炎、嗅覚障害=洲崎教授、比野平講師らが担当。鼻・副鼻腔腫瘍は、悪性腫瘍では手術療法、放射線療法、化学療法の集学的治療が行われ、良性腫瘍では手術的療法が行われる。慢性副鼻腔炎に対しては、症例によりマクロライド少量長期投与療法などの保存的療法や手術療法が選択される。手術は全身麻酔下による内視鏡下鼻内副鼻腔手術(ESS)が行われる。鼻中隔矯正術を含め、左右の副鼻腔を同時に手術する症例が多く、入院から退院まで約1週間である。副鼻腔のう胞に対してはESSなどの手術療法が行われる。アレルギー性鼻炎には薬物療法、減感作療法などの保存的治療の他、重症例では外科的治療も行っている。嗅覚障害の検査は従来の針状硬性鏡検査、基準嗅力検査、静脈性嗅覚検査の他、スティック型嗅覚検査装置による新しい検査も行っている。嗅覚障害はステロイド薬の点鼻で加療し、症例によりESS、鼻中隔矯正術などの手術加療を組み合わせて行う

中耳炎・難聴、補聴器、言語=小林准教授、比野平講師、杉内兼任講師らが担当。中耳疾患は慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、滲出性中耳炎、耳硬化症の診断と手術治療を行っている。特に口蓋裂症例の中耳疾患は経験が多い。口蓋裂症例は形成外科をはじめ他科とチームを組み、総合的に診療を行っている。慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎に行う鼓室形成術の入院期間は1週間である。症例により外来で鼓膜形成術を行っている。難治性急性中耳炎に対する入院点滴加療、チューブ留置術も行う。突発性難聴などの急性感音難聴に対しては外来、入院でのステロイド薬、プロスタグランジン薬の点滴加療をしている。老人性難聴など改善を期待できない症例には、補聴器の適用や使用法の指導を行っている。乳幼児の精密聴力検査を行っている。聴性脳幹反応検査(ABR)、耳音響放射検査(OAE)、遊戯聴力検査などで診断する。難聴児に対しては補聴器の装用を行い、教育施設と連携し早期の教育を目指している

頭頸部腫瘍・甲状腺=肥後准教授、工藤講師らが担当。CT、MRI、超音波、電子内視鏡などを用いた検査を行っている。診断にはエコー下の針生検やNBI(Narrow band imaging)のビデオ内視鏡装置、カラードプラなども使用される。悪性腫瘍には手術療法、放射線療法、化学療法の集学的治療を行う。外来化学療法室があり、患者によっては外来で放射線治療、化学療法を行う。また放射線科と共同し超選択的動注化学療法も年に数件行われる。癌の疼痛コントロールは緩和ケアチームと連携し、患者のQOL(生活の質)を高める治療を積極的に行っている

音声・気管食道=喉頭ストロボスコープを使用した音声疾患の精密検査と発声指導、下咽頭食道造影検査や内視鏡検査による下咽頭、喉頭、気管、食道疾患や嚥下障害の精査を行っている。 "

医療設備

CT、MRI、エコー、シンチグラフィー、カラードプラ、電子内視鏡、NBI内視鏡ビデオシステム、手術用ナビゲーションシステム、ビデオラリンゴシステム、マイクロデブリッダー、鼻腔通気度、基準嗅力検査装置、ABR、OAE、補聴器適合検査装置、喉頭ストロボスコープ、電気眼振計、重心動揺計、味覚検査装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

血液内科

分野

血液内科

特色

88年に発足して、造血器疾患全般にわたり一貫して専門的な診療を行っている。急性白血病の治療面での画期的な進歩であった分化誘導療法の臨床応用に取り組み、その確立に貢献した。最近では分子標的薬剤を積極的に取り入れ、造血器腫瘍の治療を行う。難治性血液疾患の治療では造血幹細胞移植(SCT)を行う。ドナー幹細胞として症例ごとに適応を考慮し、末梢血・骨髄・臍帯血移植を選択する。院内他科と連携し、HIV感染症(AIDS)の薬物療法も行う。EBM(evidence based medicine:科学的根拠に基づく医療)の実践は、各主治医の誠実な人間性に基づいてこそ可能と考え、診療にあたる。日本血液学会研修認定施設。骨髄移植推進財団認定施設。臍帯血移植認定施設。

症例数

主要疾患別の新規受診患者数(年間):急性白血病15~20、慢性骨髄性白血病5~10、骨髄異形成症候群15~20、骨髄増殖性疾患(多血症、血小板増加症など)15~20、多発性骨髄腫10~15、悪性リンパ腫50~60、特発性血小板減少性紫斑病10~15。造血幹細胞移植件数(過去10年):同種移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)73、自家移植58

急性白血病=日本成人白血病研究グループ(JALSG)の治療指針に基づき、層別化治療を行っている。白血病細胞の染色体分析に加え、治療予後に関連する遺伝子検査を行い、各症例で治癒を目指した最適な治療選択を行っている。薬物治療に加えSCTの適応があると考えられた場合など、他施設でのセカンドオピニオンも含め治療選択に関し十分な説明と同意(IC)を行い治療を進める。急性骨髄性白血病の完全寛解率80%、5年生存率約50%

慢性骨髄性白血病=慢性期ではその有用性が確立されたグリベック、タシグナ、スプリセルによる分子標的療法を行う。慢性期5年生存率約90%。多剤併用化学療法・SCTは急性転化例で行う

悪性リンパ腫=近年増加傾向が著しく、治療法も日進月歩である。当施設の特徴は、血液腫瘍を専門分野とする病理専門医が常駐し、彼らと緊密な連携をとり、迅速かつ正確な診断(病理組織診断・遺伝子診断)を行っていることである。その診断を基礎として、治癒を目指した最新の集学的治療〔化学療法、抗体療法(リツキサン)、放射線療法、SCT〕を行っている

多発性骨髄腫=従来の化学療法に加え、分子標的薬剤(ベルケイド)、SCTなどを加えた積極的治療を行う。サリドマイド、レナリドマイドを加えた治療も可能

造血幹細胞移植(SCT)=当科で同種移植実施例は数年間で増加している。過去10年間に移植を受けた低リスク群(急性白血病第一寛解期、不応性貧血、再生不良性貧血、慢性骨髄性白血病慢性期)の5年生存率は78%と良好である。また高リスク群にも積極的にSCTを行っている

その他=難治性貧血(再生不良性貧血・不応性貧血など)に対し、免疫抑制療法と重症例ではSCTも含めた治療を行う。特発性血小板減少性紫斑病ではヘリコバクター・ピロリ除菌、副腎皮質ステロイド、大量免疫グロブリン静注療法などの薬物療法と、外科との連携で適応症例では脾臓摘出なども迅速に行う。保険診療の範疇を超えた治療は学会の指針に従い、大学での倫理委員会の承認を受けた上で実施している。慢性骨髄性白血病以外の骨髄増殖性疾患ではJAK2変異などの遺伝子診断を取り入れ、最新の診断に基づいた診療を提供する。検査や薬物療法に関し医師・看護師・薬剤師を含むチーム医療を実践している。その目的でクリニカルパスを用いた化学療法や抗体療法プロトコールを多くの症例で取り入れている。急性白血病など著しい骨髄抑制が予想される場合を除き、外来治療を積極的にすすめている。外来での化学療法は腫瘍センターで行う。一貫した入院・外来治療を目的として、癌治療に関する専門スタッフが患者ごとに治療内容に関し十分な説明を行う体制をとっている。長期にわたり治療の継続が必要とされる難治症例では、精神科医師を含む緩和ケアグループとも連携し診療にあたる。

医療設備

無菌病床3床。血液内科病室40床。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

リウマチ・膠原病内科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

当科は、本病院が臓器別診療科体系に移行した98年5月に新設され、08年4月に単独診療科となった内科系診療科である。主として東京都城南地域、川崎市および横浜市北部地域における、リウマチ・膠原病疾患全般についての診療と患者教育を行っている。初診受診者のほとんどはホームドクターならびに各医療機関からの紹介である。リウマチ・膠原病疾患は、関節、血管、肺、腎臓をはじめとする多臓器が障害される疾患である。そのため、当科では整形外科、皮膚科、呼吸器内科、腎臓内科、神経内科などの他の診療科と連携して、さらにリハビリテーションも含めて、総合的に診療するシステムをとっている。またリウマチ・膠原病疾患の多くは、寛解が得られた後も長期的な治療の継続が必要であり、ホームドクターもしくは連携医にお返しして治療の継続を行うなど、病診相互の密な連携を行っている。入院患者さんについては日本リウマチ学会指導医・専門医を班長とし、その指導のもと、チームで診療を行っている。毎週入院患者さん全員についてカンファレンス・回診を行い、治療方針を決定している。初診で外来を受診された患者さんについてもスタッフ全員でカンファレンスを行い、その上で治療方針を決定している。基本的な治療方針として、個々の患者さんの状態を把握し個々に最も適切な治療を行う、いわゆるオーダーメイドの治療を行うことをモットーとしている。

症例数

病床数25床、月間外来患者数約1,300人、うち新患者数約80人、関節リウマチ(RA)約700人、全身性エリテマトーデス(SLE)約150人。その他、強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、混合性結合組織病、抗リン脂質抗体症候群、シェーグレン症候群、ベーチェット病、血管炎症候群(顕微鏡的多発血管炎、ウェゲナー肉芽腫症、高安動脈炎、結節性動脈周囲炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎)、成人スティル病、リウマチ性多発筋痛症などの疾患を対象としている。また、原因不明の発熱、診断のつけ難い多関節炎の患者さんにも対応している

★関節リウマチの治療は、一般に外来での薬物療法が中心となる。基本は、進行性の関節リウマチには早期から抗リウマチ薬を主体とする強力な薬物療法を行うことによって、疾患活動性を抑え、関節の破壊・変形をできる限り抑制し、QO(生活の質)を高めることである。当科の成績では、発病1年以内の早期に抗リウマチ薬療法を開始した患者さんでは、治療改善効果が明らかに高い。当科では発症早期より積極的にメトトレキサートを使用しており、効果を上げている。メトトレキサートが効果不十分もしくは効果減弱例では、他の抗リウマチ薬の併用のみならず生物学的製剤(インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ、トシリズマブ)を積極的に使用し、高い奏効率をあげている。現在、関節リウマチ患者さんの約60%はメトトレキサートを使用し、約20%は生物学的製剤を使用している

★全身性エリテマトーデスの治療は、原則として初回は入院で行う。基本はステロイド治療である。障害臓器とその重症度および疾患活動性の評価によって、ステロイド薬の治療量を決定している。生命にかかわる重篤な障害が存在する時、および疾患活動性が高い時には、ステロイドパルス療法を行うとともに、免疫抑制薬(シクロフォスファミドパルス療法、シクロスポリン、アザチオプリンなど)を積極的に併用し、高い治療成績を得ている。一方、副作用(とくに易感染性)にも配慮し、必要かつ十分量を適切な時期に使用するようきめ細かい指導を行っている

★近年、血清リウマトイド因子高値あるいは抗核抗体高値を呈するものの、臨床症状がない、または軽度の関節痛やレイノー現象を示すのみで、免疫異常の分析を含む精査依頼を受ける患者さんが増加している。多くは、加齢による免疫反応の変化に伴う自己免疫現象など臨床上問題のない例が多数であるが、将来何らかの膠原病に分化する可能性がある「未分化結合組織病」として、定期的な経過観察を行っている。

医療設備

特定機能病院であり、最新の医療設備が整っている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

感染症内科

分野

感染症

特色

昭和大学医学部臨床感染症学は、07年4月に発足した新しい教室である。感染症内科としては、08年4月から診療を開始している。現在は固有の入院病床を有さないため、病棟に出向いて現場の主治医とディスカッションを重ねながら、院内の入院患者様の様々な感染症の診断・治療に関するコンサルテーション業務を中心に行っている。また、院内のインフェクションコントロールチームの中核的メンバーとして、病棟の感染制御業務や抗菌薬適正使用教育などにも積極的に従事している。スタッフは感染症一般、特に呼吸器感染症、深在性真菌感染症、その他の日和見感染症などについての臨床経験が豊富である。これまで市中肺炎、慢性気道感染症、慢性肺アスペルギルス症、侵襲性肺アスペルギルス症、院内肺炎などの領域で、指導的な立場から臨床現場を牽引してきた医師が当科で診療にあたることになる。また、当科では感染症全般にわたって診断法の運用や評価方法の改良、抗微生物薬の臨床開発などの研究にも取り組んでいる他、市中肺炎や院内肺炎、気道感染などの呼吸器感染症、深在性真菌症の診療ガイドラインの策定に携わり、感染症診療のレベルアップに貢献している。

症例数

昭和大学病院感染症内科は発足して5年目となり、あらゆる診療科からの感染症コンサルトを行っている。その件数は年々増加し、10年には発足当初の4倍(153件)となった。他科との併診により、早期の診断、治療、抗菌薬適正使用の実践など適切な診療が行われるよう心がけている。

医療設備

CT、MRIなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

脳神経外科疾患すべての診断・治療を行っている。各分野において経験豊富な専門家を揃えており、地域の中核的立場にある。特に下垂体腫瘍に対しての良好な治療成績は非常に高く評価されている。最新の画像診断機器、手術器具などを豊富に取り揃え、より高度な診療に従事している。24時間体制でCT、MRI、DSA、さらには手術・血管内治療が施行可能であり、救急医学科・神経内科と協力して外傷や血管障害などの超急性期治療を積極的に行っている。

症例数

年間平均外来患者数は約13,000人、入院患者数は400人(病床数32床、ICU 14床)、手術件数は年間約250~300件。手術件数の内訳は、経鼻的腫瘍摘出術50例を含む脳腫瘍摘出術が80例、破裂脳動脈瘤に起因するクモ膜下出血に対する開頭クリッピング術が50例、塞栓術・血栓溶解術・ステント留置術を含む血管内手術が30例、脳内出血に対する開頭血腫除去術が30例、外傷60例、脊髄疾患20例、その他30例などである

良性脳腫瘍=下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、ラトケ嚢胞等のトルコ鞍部腫瘍が、当科の最も得意とする分野である。当科の特徴として、非侵襲的な経鼻的腫瘍摘出術があげられる。手術中にホルモンの血中濃度を経時的に測定し、術中に腫瘍全摘出を確認している。聴神経鞘腫については、可及的に腫瘍を摘出し、内耳道内の残存腫瘍にはガンマナイフを施行している。極力、顔面神経麻痺を出現させないよう努めている。髄膜腫については、基本は腫瘍の全摘出である。神経症状の悪化が見込まれる領域については、無理をせず、残存腫瘍に対してガンマナイフ治療を施行している

悪性脳腫瘍=最も悪性度の高い神経膠芽腫に対する基本的な治療方針は、第一に、手術により病巣を可能な限り摘出し、次に残存した腫瘍に対してはテモダールを中心とした化学療法および放射線療法を強力に施行することである。個々の症例に応じてテーラーメイド治療を実施している。胚細胞性腫瘍に対しては、神経内視鏡下に生検をし組織診断後、放射線・化学療法を施行し良好な治療成績を得ている。転移性脳腫瘍に対しては、大きな腫瘍の場合は積極的に摘出術を施行し、小さく多発性の病巣にはガンマナイフ治療を併用している

脳動脈瘤=動脈瘤破裂によるクモ膜下出血例は、急性期の直達手術(開頭クリッピング術)を原則としているが、患者の年齢、全身状態、動脈瘤の発生部位や形態により血管内手術(動脈瘤内コイル塞栓術)を選択している。どちらの治療法にしても随時、臨機応変に対応可能である。未破裂例に関しては、治療の適応を患者とよく話し合い、慎重に決定している

頸動脈狭窄症=患者の病態に応じて頸動脈内膜剥離術あるいは血管内治療によるステント留置術の適応を決めている。どちらの治療法も常時可能である

脳梗塞=超急性期には神経内科が中心となり、t-PA静注療法を施行している

脳出血=大きな出血の場合は積極的に手術を行い、血腫を早期に除去している

脊髄疾患=頸髄や腰髄疾患(脊髄腫瘍・脊柱管狭窄症・ヘルニアなど)に対して顕微鏡下に積極的に手術を施行し、極めて良好な成績をあげている

脳・脊髄外傷=救急医学科と協力して可及的速やかな外科的処置に加え、重症頭部外傷に対しては脳低温療法を施行している。多発外傷も積極的に受け入れている

小児脳外科=当院は未熟児センターを備えており、先天的疾患も多く診療している。水頭症に対する神経内視鏡下手術、脊髄髄膜瘤に対する根治術など、特殊な疾患も治療している。

医療設備

3.0T MRI他MRI計3台、64チャンネルCT他計3台、DSA、術中DSA装置、SPECT、定位脳手術装置、神経内視鏡、各種誘発電位測定装置、手術用超音波吸引装置、各種suction-irrigation system、ナビゲーションシステム(予定)、高気圧酸素療法、放射線治療装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

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