専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

市立長浜病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

治療方針は外科カンファレンスだけでなく、消化器科・放射線科との合同カンファレンスで決定する。治療は根治性を第一とするが、QOL(生活の質)の改善・向上と延命効果が得られる場合は積極的に手術適応とする。術式は予後を考え、中長期・短期的メリットとデメリットを検討し、インフォームド・コンセントのもとに選択する。発生学・解剖学に則った合理的な手術を目指し、無輸血手術を原則とする。肝臓がん手術の一部を除けば術中出血による輸血例はない。術後合併症を少なくし安全な手術を行うため、超高齢者・術前から合併症を持つ患者は、各科と連携し術前治療・処置を十分に行って手術を施行する。そのため術前入院期間がやや長くなることもある(平均在院日数14~16日)が術死はない

★手術前後の管理は、クリニカルパスを使用し高い医療水準を保つ努力を行い、患者用クリニカルパスを患者への説明に使用しインフォームド・コンセントを得ている。退院後は、がん地域連携クリニカルパスの導入により診療所の協力を得て長期(悪性疾患は5年以上)にわたる定期検査を行う。ストーマを作成した患者に対して看護師と連携し、ストーマ外来で生涯にわたり相談を行う

★癌の終末期医療にも積極的に取り組み、開放病棟の利用により病診連携を図り、在宅看護を推進する。当院は滋賀県地域がん診療連携拠点病院に指定されており、地域におけるがん医療水準の向上に資する目的で他の医療機関との緊密な連携を図る。京都大学大学院医学研究科による長浜市の0次予防健康づくり推進事業にも参画している。

症例数

★年間手術数は600~700例で、食道・胃癌60~70例、大腸癌60~70例、肝・胆・膵臓癌10~20例、乳癌50~60例、急性虫垂炎25~45例、胆石症70~80例、急性腹膜炎20~30例、肛門疾患70~80例、ヘルニア110~120例など。癌の腹腔鏡下手術は胃癌10~20例、大腸癌10~20例(早期癌のみを対象としてきたが適応拡大中)

★治療はガイドラインにそった標準術式が主体であるが、早期癌は腹腔鏡下手術を含め、機能温存と根治性を考えた縮小手術を、進行癌には根治性を最優先に積極的な拡大手術、術前後の化学療法と放射線治療を併用した集学的治療を行う。乳癌の診断にはマンモトームを、手術にはセンチネルリンパ節生検を導入し、個々の患者に最適な治療手段を考える。切除不能の進行癌・再発癌に対しては化学療法と放射線治療と緩和医療により質の高い長期生存が得られている。化学療法はQOLを考え原則として外来化学療法室で行うが、患者の病状とQOLに配慮して入院でも行う。成績は地方病院としては避けられない拡大手術・標準手術ができなかった超高齢者、癌性イレウスなどの緊急手術が多く含まれ、必ずしも良い成績ではないが、術死はなく、他病死を引き算すれば妥当な成績と考えている

胃癌の5年生存率=StageIA:90.8%、IB:72.7%、II:87.3%、IIIA: 38.5%、IIIB:10.0%、IV:30.6%。大腸癌の5年生存率=StageI:85.9%、IIA:85.8%、IIB:70.4%、IIIA:95.1%、IIIB:66.1%、IIIC:75.8%、VI:35.6%。乳癌の5年生存率=StageI:100%、IIA:100%、IIB:85.9%。急性腹膜炎、腹部外傷などの緊急手術は各科の協力を得て24時間体制で臨んでいる。胆石症、腸閉塞の待機手術、胃十二指腸潰瘍穿孔には原則的に腹腔鏡下手術を施行し、早期退院を目指し、高い患者満足度を目指している。

医療設備

MRI、64列MDCT、血管造影装置、核医学診断装置、消化管内視鏡装置、超音波診断装置、内視鏡外科手術装置、高エネルギー放射線治療装置など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院は滋賀県湖北湖東エリアの地域基幹病院である。当科は呼吸器外科との密接な協力のもと、呼吸器疾患全般の診療を行っている。がん拠点病院でもあり、特に肺癌に関しては一貫した治療が可能である。各種呼吸器疾患に関して、標準的診療が受けられる体制を整えている。

症例数

年間入院患者は600例前後で、肺癌、COPD、間質性肺炎、喘息、細菌性肺炎、胸膜炎、気胸など幅広い呼吸器疾患を扱っている。結核病棟はないため、活動性結核は他院に紹介している

★肺癌については、手術適応のある症例については随時呼吸器外科と協議し、速やかに手術できる体制を整えている。手術不能例、再発肺癌症例に関しては、病期、患者さんの全身状態を十分に検討し、インフォームド・コンセントを十分にした上で、全身化学療法、放射線療法、必要に応じてイレッサなど、その時点でベストと思われる治療を提案している。緩和療法についても、病院全体で積極的に取り組んでいる

★COPDについては、各種気管支拡張薬や在宅酸素療法にて、できる限り在宅の状態を長くすることを心がけている。急性増悪に際しては挿管をしない非侵襲的陽圧換気(NPPV)を積極的に導入し、挿管の回避、入院期間の短縮に効果をあげている

★喘息は吸入ステロイドを早期から導入し、ガイドラインに沿って治療を行い、重積発作は著明に減っている

★間質性肺炎については、高分解能CT、気管支鏡による診断を行い、ステロイド、免疫抑制剤の適応について的確に判断するよう努めている

★肺炎については、患者さんの状態も参考に、ガイドラインに沿った薬剤選択を心がけている

★気胸についてはトロッカー挿入による内科的治療が奏効しない場合、呼吸器外科の協力で速やかに胸腔鏡下ブラ切除術が行える体制を整えている。

医療設備

MDCT、MRI、核医学検査、リニアック、気管支鏡、レーザー治療装置、胸腔鏡。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

滋賀県の湖北地域で内科外科を通じて呼吸器疾患の中心的な施設であり、呼吸器内科医3人と呼吸器グループとして共同で、肺癌から喘息、肺気腫、肺炎、呼吸不全など呼吸器のあらゆる疾患に対応して治療を行っている。肺癌に対しては、I期、II期は手術療法を、IIIB期とIV期は化学療法と放射線療法を行っているが、IIIA期に関しては、病状や本人の希望により、放射線化学療法を行うか、化学療法後に手術を行うかを決定している。また、肺癌の担癌症例の放射線化学療法や術後補助化学療法は、外来で行っている

症例数

09年の全身麻酔手術症例数は、総数111例で、内訳は原発性肺癌42例、転移性肺腫瘍7例、縦隔腫瘍8例、自然気胸26例で、胸腔鏡手術の施行例は97例である

★肺癌の術式に関しては、肺葉切除及び区域切除は完全鏡視下での胸腔鏡手術で行っており、リンパ節郭清も通常開胸と同様に行っている。胸腔鏡下手術を積極的に行っており、患者の肺機能が不十分な場合や、悪性度が低いと考えられる腫瘍の場合、健常肺をなるべく残す目的で、積極的に胸腔鏡下で区域切除を行い、気管支形成が必要な管状切除にも連続縫合による気管支吻合で胸腔鏡補助下にて行っている

★転移性腫瘍、良性腫瘍、肺のう胞などの部分切除は自動縫合器を用いると理想的な曲線の切除ラインが得られず、完全鏡視下手縫いによる手術を行っている。横隔膜弛緩症に胸腔鏡下横隔膜縫縮術、胸腺胸腺腫切除や前縦隔腫瘍に剣状突起下アプローチでの鏡視下手術などを行い、全手術の87%は内視鏡手術である

★5年生存率は、IA期84.8%、IB期62.9%、IIB期46.1%、IIIA期61.3%である。

医療設備

MDCT、MRI、リニアック、定位放射線療法、IMRT、DSA、ガンマカメラ、レーザー、APCなど。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

地域の基幹病院であると共に、この地域唯一の心臓・大血管外科の施設として、病院一丸となり、24時間体制で緊急症例を受け入れている。近隣の他県(岐阜、福井)より受け入れる場合もある。基本方針としては、いかなる治療についても患者様とよく相談し、あらゆる面で患者様の希望に沿えるように配慮している。

症例数

96年9月の当院初開心術以来950例の心臓・胸部大血管手術を行っている。09年の手術総数は252例

★主な手術は冠動脈バイパス術約30例、弁膜症手術約30例、胸部大動脈手術約20例、腹部大動脈瘤手術約40例、抹消血管手術約60例、内シャント手術約60例(この3年間の平均)。さらに大動脈瘤に対してステントグラフト内挿術を10年度より開始している

★特徴として、この5年間、僧帽弁形成術は100%の遂行率

★予定冠動脈バイパス単独手術は人工心肺を使用しない方法をすべての症例に用い、またICU滞在期間の短縮のため、麻酔の覚醒は手術直後の手術室で行っている

★心房細動に対する不整脈治療手術も積極的に行っている。この地域は高齢者が多く、80歳以上の患者様に対する治療手術は手術総数の25%に上る

★治療成績向上のため、自己血貯血、無輸血手術、ICU滞在期間の短縮、早期離床、肺塞栓予防、早期退院(2週間)に力を注いでいる。

医療設備

ICU、心カテ・アンギオ装置、MRI、MDCT、DSA、RI、UCG、血管エコー、術中経食道エコー、超音波メス、人工心肺、IABP、PCPS、無菌手術室など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

患者により良い医療を提供するために、病状、検査、治療に対する十分な説明、同意とチーム医療の実践を2大柱としている。悪性腫瘍、前立腺疾患、排尿機能障害、尿路結石、尿路感染、不妊等、泌尿器科疾患全般を対象に対応しており、患者満足度の高い医療を目標にしている。

症例数

外来患者は1日平均60~70人。手術件数は1年間で副腎手術5~6例、腎癌手術6~8例、腎盂尿管癌手術4~5例、膀胱全摘術5~6例、前立腺癌手術10例、経尿道的膀胱腫瘍切除術40~50例、経尿道的前立腺切除術30~40例、経尿道的尿路結石破砕術20例、精巣固定術10~15例など計220~240件で、副腎、腎癌の手術は体腔鏡下に行っている。その他、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は70~80例に行っている

★検診や外来患者の血液検査(PSA)により前立腺癌の早期発見に努めており、年間約100件の前立腺生検を施行し、癌発見後は患者、家族と十分話し合い、年齢、病期によって手術治療、放射線治療、ホルモン治療を選択している

★浸潤性膀胱癌に対しては、膀胱全摘術、抗癌剤治療、放射線治療等、集学的治療を行っているが、抗癌剤動注療法と放射線治療を組み合わせた治療にて膀胱を温存する方法も積極的に行っている。この有効率は当施設では約80%位であるが再発率も約40%ある

★尿路結石はESWLを第一選択としているが、最近は腎結石に対して積極的にホルミウムレーザーによる経尿道的結石破砕術(f-TUL)を行っており、良好な治療成績をあげている。その他、女性の腹圧性尿失禁に対する手術や、停留精巣など小児の手術も行っている。

医療設備

MDCT、MRI、体外衝撃波腎尿管結石破砕装置、ホルミウムレーザー、リニアックなど。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

整形外科

分野

整形外科

特色

44年(昭和19年)に市立長浜病院開院、96年現在地に新築移転。急性期病床520床、98年病院機能評価認定、01年臨床研修病院指定、02年療養型病床開設(156床増床)、05年地域がん診療連携拠点病院指定、06年人間ドック・健診施設機能評価認定。滋賀県の自治体病院の中では最大の病床数で、湖北地域の基幹病院の一つ。外傷などの急性期医療、変形性関節症に対する人工関節置換術など慢性疾患に対する治療等、幅広い領域で、術後のリハビリから、在宅医療へと一貫した治療の流れが特徴。病棟の雰囲気は明るく、スタッフ間の連携も良好でレジデントも多い。

症例数

年間の手術件数は約760例で、脊椎100例、人工関節は股関節、膝関節合わせて121例、高齢者の転倒による股関節周囲の骨折120例、その他の骨折の手術94例、腫瘍35例などが主な手術

脊椎脊髄=変形性脊椎症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などによる腰痛、下肢痛に対しては薬物療法や神経ブロック等の保存療法が主体。痛みが強い場合や長引く場合はヘルニア摘出術(内視鏡手術も可)や脊柱管拡大術などを施行する。肩から手にかけての痛みやしびれは頸椎の病変のことが多く、頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症性脊髄症、頸椎後縦靱帯骨化症などが考えられる。保存療法の無効例には頸椎前方固定術や頸椎椎弓形成術により神経の圧迫を取り除く

膝・股関節=中年以降の股関節や膝の慢性的な痛みで関節の動きが悪くなってくる変形性関節症には、年齢や痛みや歩行障害の状態をみながら人工股関節置換術や人工膝関節置換術を行う(皮切は10cm)。サッカーやスキーなどで痛めた膝半月板や靱帯の損傷に対しては関節鏡視下に半月切除・縫合術や靱帯再建術を行う

関節リウマチ=関節の滑膜に炎症が生じる病気で朝の関節のこわばり感が初発症状になることが多いが、多発性の関節痛で発症することもある。進行すると手関節、手指の関節、膝関節、股関節、肘関節、肩関節が徐々に破壊され、重度の関節破壊にいたると疼痛を軽減するための手術が必要となる。重症になるまえに適切な薬物治療や生活指導などが必要で、内科の専門医と連携をとりながら治療を行っている

★高齢者に多い大腿骨頸部骨折にはできるだけ早期に人工骨頭置換術やCHSやガンマネイルなどによる骨接合術を施行している(全例が麻酔科管理)。術後早期よりリハビリを開始し在宅医療を推進しているが、自信のもてない患者さんには療養病棟で時間をかけて機能回復を図っている。高齢者の骨折の予防のため外来では骨粗鬆症に対する外来を設け、健診センターや市の住民検診後の精密検査や地域かかりつけ医からの依頼で、DEXA法による骨塩量の測定を行い、必要に応じて薬物療法を行っている

★骨腫瘍や軟部腫瘍は患者さんの数は少ないが、中には悪性度の非常に高いものもある。CTやMRI、シンチグラフィーなどを使って、正確な早期診断を行う。本院で診断や治療が困難な時には、京大整形外科腫瘍外来や京大臨床病理と密な連絡をとりながら、患者さんにとって最も適切な治療ができるように心がけている。また、癌の骨転移のなかには根治術に近い治療効果の得られるものもあるので、放射線療法や手術療法を併用しながら、除痛や機能回復を図り生活の質の向上に努めている

★五十肩(肩関節周囲炎)は外来でよくみられるが、自然治癒も多く、関節内注射、物理療法、生活習慣において肩に負担のかかることを控えるなどで経過をみている。しかし長期間たっても肩の痛みが変わらない場合は、五十肩ではない可能性があり、中年以降の患者さんでは腱板断裂も疑う。保存療法で経過をみるが、症状の強い場合は手術を行う

★救急外来や、一般外来に来院する骨折や脱臼の患者さんの手術は年間約200例になり、高所からの転落による脊髄損傷や交通事故による多発性外傷に対しても麻酔科はじめ、他の診療科の協力のもとに緊急手術を行っている。

医療設備

MRI 2台、CT 2台(1台はマルチスライスCT)、骨塩量測定装置、手術用顕微鏡、バイオクリーン手術室、放射線治療機器など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

当院は地域の基幹病院であり、病診連携が機能しているため耳鼻科および内科の開業医や近隣病院からの紹介が多く、耳鼻咽喉科・頭頸部外科疾患の全領域に対し診療を行っている。関連する科(放射線科、歯科口腔外科、呼吸器科、眼科、形成外科、脳神経外科など)と連携を密にとり、専門外の領域にまたがる疾患に対しても治療の効率、効果をあげている。

症例数

1日外来患者数は平均70人、年間手術数は約200例

★小児科と共同して新生児難聴のスクリーニングを行っている。ハイリスク児やNICU収容児全例にABRとOAE検査を併用し、新生児の難聴の早期発見に努めている

★慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎などの中耳疾患に対しては鼓室形成術を行い、80%以上で聴力改善を認めている

★慢性副鼻腔炎・鼻副鼻腔腫瘍・副鼻腔嚢胞性疾患・眼窩ふきぬけ骨折には、患者への負担が軽い内視鏡下手術を行っている。慢性副鼻腔炎における鼻閉・鼻汁症状は、ほぼ全例が改善している

★保存的治療を行っても効果が不十分なアレルギー性鼻炎症例には、レーザー手術を勧めている。日帰り手術で10歳程度から可能

★慢性涙嚢炎に対する涙道鼻腔吻合術、難治性鼻出血に対する内視鏡下動脈クリッピングへの対応も可能

★頭頸部腫瘍に対しても積極的に治療を行っている。頚部超音波検査は年間約900例、甲状腺・唾液腺腫瘍、頚部リンパ節転移などの診断に最も有効な穿刺吸引細胞診は年間約400例を行い、早期発見・早期治療に努めている。地域がん診療連携拠点病院に指定されており、頭頸部悪性腫瘍疾患に対しては、患者、家族と十分な話し合いを行いQOL(生活の質)を第一に考えたうえで治療指針を決定し、手術治療、化学療法と放射線治療を併用した集学的治療を行い疾患の完治に努めている。また、適応を検討した上で、反回神経麻痺に対する甲状軟骨形成術、嚥下障害に対する喉頭気管分離術を行っている。嚥下機能評価はVE、VFを行い、歯科口腔外科、言語聴覚士、栄養課と連携し、チームで総合的診断・治療に当たっている。

医療設備

MRI、CT、MD-CT、レーザー(YAG、CO2)、リニアック、ビデオ内視鏡システム、ABR、OAEアナライザー、ENG、顕微鏡など手術器械はすべて完備。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

脳神経センター・脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

滋賀県湖北地域における基幹病院であり、健診センター(脳ドック)を併設しており、市民向け講演を通じての予防医療、救急救命士との連携による超急性期~急性期医療、療養病床併設での慢性期医療および在宅支援といった自己完結型医療が可能である。

症例数

年間入院数は約320人、手術件数は約130件。入院患者の大半は脳梗塞症例であるが、動脈瘤約20例、脳腫瘍約20件、他に神経内視鏡手術や機能外科にも対応できる。血管内手術も、専門医が常勤で、年間約15例程度あり、脳動脈瘤や血管内ステントなどの治療をしている。必要な症例に関しては、MRIや血管撮影などの検査も24時間対応しており、発症3時間以内の脳梗塞症例に対するrt-PA静注療法も適応を守って十分な実績を誇る。脳血管障害の治療適応は脳卒中学会のガイドラインに沿って行われている。悪性脳腫瘍に対する化学療法や放射線治療なども、各専門医と検討したうえで方針を決定して治療にあたっている。また、脳血管障害に対する急性期リハビリ、嚥下訓練、言語療法も積極的に行っており、在宅療養にむけての地域連携も入院中から協議してすすめられている。

医療設備

MRI2台、DSA2台(3D-DSA1台)、MDCT2台(64列MD-CT1台)、RI-SPECT、高精度放射線治療装置、手術室には、手術用顕微鏡、高性能高速ドリル、定位手術装置(駒井式、レクセル)、CUSA(超音波外科吸引装置)などを備えている。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

乳腺外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

がん診療連携拠点病院の認定を受けており、3人の医師による乳腺外来を中心として毎日診察可能。診察当日にマンモグラフィ、超音波検査、穿刺細胞診までを一括して施行し迅速に対応。マンモグラフィ検診施設A認定、および読影A認定医による精度の高い検診を行っている。化学療法専任看護師による外来化学療法など乳癌認定看護師による一貫した看護体制をとっている。

症例数

年間の乳癌手術件数は約50件

★マンモグラフィ有所見で触知不能の病変に対しては3Dステレオガイド下の穿刺組織診断、マンモトームにて検索ができ、早期乳癌の診断に威力を発揮している。乳汁異常分泌に対しては、乳汁細胞診・CEA測定の他、乳管造影、乳腺MRI検査にて診断

★手術は乳房温存術を基本術式としており、常勤の病理医の全面的協力を得て積極的に術中迅速病理組織診断を活用し、乳房温存率の向上を目指している。累積乳房温存率は52%である。術中センチネルリンパ節検索を導入しており、術中迅速病理組織診断を活用して腋窩のリンパ節郭清を省略できる症例に対応している。乳房再建は二期的手術を基本として、当院形成外科が対応している

★術後の上肢リンパ浮腫に対して、看護師とのチームで積極的指導体制をとっている

★進行、再発乳癌に対しては、放射線科医を交えてホルモン療法、化学療法、放射線治療を統括的に計画し、音楽療法等の緩和治療も導入している

★過去10年間の乳癌全症例の累積生存率は1~2年93.3%、4~5年87.9%、7年以上83.2%である。

医療設備

MMG、US、CT、MRI、放射線治療装置(リニアック)、ステレオバイオプシー装置、PDE(センチネルリンパ節検査用)、マンモトーム装置。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

市立長浜病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

市立長浜病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。