国立病院機構 西埼玉中央病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 西埼玉中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

小児科

分野

小児医療

特色

当院の目玉としての周産期センターは、川越の総合周産期と連携し、県トップの病床稼働率をもち(年間450人)、県西部地区の周産期医療の核となっている。県内に周産期施設が極めて少ないため、院外出生児の依頼に対しては、極力断らない方針でいる。それでも、年間約30例のお断り症例を抱えるのが現状である。NICU9床、GCU16床、病的新生児病床5床および一般小児病床20床の合計50床を主に5人の常勤医で管理する。現在は、NICU/GCU 2人、一般小児3人で病棟の棲み分けをし、NICU当直に一般小児医師3人が協力し、週1回(木曜日)の輪番当直をその他に行っている。

症例数

入院は一般小児病棟年間約500人、周産期センター年間約500人の計約1,000人を5人で連携をとり治療にあたっている。外来は、平日の外来で1日平均約60人、木曜輪番日での外来は年間約1,200人である

★周産期センターの当直が主体となっており、一般小児の当直は現在輪番日の木曜の1日のみとなっている。そのため、一般小児病棟における、急性期重症児(呼吸管理を必要とする対象)の受け入れは、当直のいない時の急変時を考慮して、原則入院させていない。重症児の場合、早急なる処置の後、近隣の防衛医大小児科および埼玉医大総合医療センター小児科および都立小児総合医療センターと連携し、速やかに搬送している。現在の一般小児病棟における人工呼吸管理の児は、周産期センターからの連携で引き受けた重症仮死児の慢性期呼吸管理の児1人のみである。当科の方針として、帝王切開は全例小児科医が立ち会い、児の全身状態をチェックする。また、院内出生児のうち正常新生児も日齢5において全身状態を母親のもとでチェックすることにしている

★主な入院内訳では、一般小児病棟において、リウマチ類縁疾患の川崎病7%、血管性紫斑病3%、消化器疾患の胃腸炎7%、内分泌・代謝疾患の糖尿病7%、低身長3%、腎疾患の尿路感染症10%、ネフローゼ1%、腎奇形(水腎症、VUR)5%、神経疾患の髄膜炎・髄膜脳炎5%、癲癇3%、呼吸器疾患の肺炎・細気管支炎30%、咽頭・気管支炎7%、クループ症候群2%、気管支喘息7%、血液疾患のリンパ節炎1%、感染症の菌血症2%である

★周産期センター新生児部門においては、院内出生児対院外出生児が約3:1であり、院内出生児のうち母体搬送による入院は約10%である。出生体重別には、1,000g未満は5~10人、1,000g~1,500g未満は15~20人、1,500g~2,500g未満は150~160人、2,500g以上が250~260人である。在胎週数別には、28週未満は1~2人、28~30週未満は5~10人、30~35週未満は30~35人、35~36週未満は75~80人、36週以降が320~350人である。レスピレーター管理は、年間入院数の約20%が施行されており、中でも極低出生体重児に対して積極的に早期抜管をしてN-CPAPへ移行することで、慢性肺疾患発生数を抑えている。NO使用も年間6~7人、脳低温療法も年間6~7人である。未熟児網膜症の診断・治療もすべて院内で可能となっている。当院は胎児エコー外来が充実しており、胎児に異変と診断された場合、当科にコンサルトがある。そして、出生後すぐに外科的治療が必要な場合、新生児外科、小児心臓外科のある近隣の施設への母体搬送を行っている。出生後の管理によって待機的手術で可能な場合、両親と相談の上当院で出生し、NICUで全身管理を行った後、時期をみて転院をすることもある。

医療設備

MRI、CT、各種超音波検査、脳波、ABR、呼吸機能検査、NO吸入装置、脳低温装置など、多くの先進設備が整っている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

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