専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

浜松医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

外科を含めた消化器センター病棟があり、連携が密で協調も良好である。肝炎・肝癌のみならず原因不明の肝疾患の診断・治療に積極的である。ピロリ菌の除菌療法は、培養により薬剤の感受性を調べて行っている。消化管・胆膵悪性腫瘍の内視鏡的治療を積極的に行い、患者さんのQOL(生活の質)を念頭に集学的治療を実践している。

症例数

07年度、年間外来患者は延べ26,400人、入院患者は延べ30,234人。主な悪性腫瘍は751例(胃180、大腸162、肝胆170、膵臓68)。内視鏡6,964件、内視鏡的早期癌治療56件、内視鏡的胆管膵管造影327件、内視鏡的胆管ドレナージ212件、超音波検査5,026件、RFA(肝癌ラジオ波治療)63件(最近の3年生存率84%)、TACE(肝動脈塞栓化学療法)108件(最近の3年生存率53%)、現在までのヘリコバクター・ピロリ菌除菌1,217例(89%成功)。各疾患ガイドラインに沿って治療を行っている。詳細はhttp://www.hmedc.or.jp/参照。

医療設備

MDCT、MRI、PET、超音波内視鏡(含む穿刺装置EUS-FNA)、RVS(Real-time Virtual Sonography)、胆道鏡、拡大内視鏡、レーザー照射装置、アルゴンプラズマ発生装置、ITナイフ、Hookナイフ、Flexナイフ、体外式衝撃波破砕装置、ラジオ波治療装置、顆粒球(白血球)除去療法ほか。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

外科(消化器外科)

分野

消化器・一般外科

特色

浜松市が設置し、浜松医療公社が経営する地域医療支援病院、がん診療連携拠点病院である。73年の開設当初からオープンシステムを取り入れ、病診連携に力を入れてきた。浜松医科大学の教育関連病院でもある。消化器内科との連携を強めるため06年から消化器センターとして同一病棟で入院診療を行っている。鏡視下手術を積極的に導入している。診療のモットーは、患者さんとご家族に納得のいく説明を行い、合併症の少ない手術を施行し、的確な化学療法を行い、良好な治療成績を出すことである。

症例数

09年度の手術件数は1,023例。緊急手術227例(22%)

胃癌=66例。早期癌を対象に鏡視下手術を導入。噴切、ルーワイ再建も積極的に採用

大腸癌=71例。徐々に鏡視下手術を導入(12例)

肝癌=転移性肝癌を含めて22例

膵癌=7例。積極的な血管合併切除を行っている

胆道癌=7例。胆嚢癌に対してはSegmentIVa+V以上の肝切除+胆管切除を採用。ss胆嚢癌の術後累積5年生存率は約40%

胆嚢摘出術=114例(うちラパコレ86例)。急性胆嚢炎に対する緊急ラパコレ増加

★鼠径+大腿ヘルニア130例。外来化学療法室を設置し、術後を中心にポートを埋め込み、化学療法を施行。ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の対象からはずれた早期の胃癌、食道癌などにレーザー治療(光線力学的治療PDT)を行っている。ESDの対象外にも関わらず早期胃癌のCR(完全寛解)率は80%。

医療設備

PET-CT、エキシマ・ダイ・レーザー(PDT用)、MRI、MDCT、マンモトームなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

呼吸器科

分野

呼吸器内科

特色

当院の基本理念に従い、当科では浜松市を中心とする静岡県西部地域住民に高度医療を効率的に提供すること、開業医と病診連携を積極的に進めることを基本として診療を行っている。対象とする疾患は呼吸器疾患全般にわたり、特に肺癌、呼吸器感染症、気管支喘息、慢性呼吸不全、びまん性肺疾患などが中心。当院は開放型病院であり、浜松医科大学教育関連病院、地域がん診療連携拠点病院、日本内科学会認定制度教育病院、日本呼吸器学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設、日本アレルギー学会認定教育施設、日本感染症学会認定研修施設、日本臨床腫瘍学会認定研修施設、日本老年病学会認定施設、日本東洋医学会認定研修施設、日本環境感染症学会認定教育施設。

症例数

当科の年間入院患者数は1,071人(09年度)で、内訳は肺炎431人、肺癌201人、気管支喘息36人、びまん性肺疾患62人、睡眠時無呼吸症候群63人などである

★09年度の肺癌組織別内訳は、非小細胞癌84.0%(腺癌64.2%、扁平上皮癌16.6%、大細胞癌0.5%、他)、小細胞癌6.4%。臨床病期別ではIA期24.1%、IB期15.5%、IIA期1.6%、IIB期5.3%、IIIA期6.4%、IIIB期9.6%、IV期29.9%。治療法別では、外科手術例43.9%、化学療法24.1%、放射線療法7.5%

★近年、増加している肺癌には気管支鏡、EBUS、PETなどの先進医療技術を駆使し、外科、放射線科などの連携キャンサーボードで積極的な肺癌治療計画を選定している。また、肺癌の治療方針は標準的治療はもとより遺伝子解析を行いオーダーメイド治療や緩和医療や外来化学療法を積極的に進めている

★呼吸不全治療では、在宅酸素療法を中心とし、病診連携を中心に患者のQOL(生活の質)の向上に努めている。睡眠時無呼吸症候群の診断と治療を積極的に行っている。気管支喘息は外来通院を基本に治療を行い、重症発作などに対して24時間体制で対応、寛解期は開業医と病診連携で外来管理を行っている。院内での喘息教室など患者教育を行い、開業医やパラメディカルにも研修の場を提供している。

医療設備

PET、EBUS、MRI、CT、DSA、シンチグラム、レーザー、リニアック。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

① 自己血を利用して無輸血手術をほぼ全例に行う。自己血から分離した糊の成分を、手術中に縫合部などに用いる。他人の血液や血液製剤を用いない安全な手術。②人工素材を使用しないで、自己素材を用いる手術を行う。自己の筋膜やタンパク、細胞などを使用することで、異物反応を生ぜず創治癒が良好。③心臓外科グループ、消化器外科グループと協力し合って、積極的に拡大手術を行う。④常に手術器具等を独自開発し(内視鏡手術での胸骨つり上げ器具など)、低侵襲で合併症の少ない手術、胸腔鏡手術を積極的に行う。⑤新しい技術や器具を臨床に導入する前に必ず実験を行い、安全性や有用性を検討する。⑥癌性胸膜炎や悪性中皮腫には、環流による胸腔内温熱化学療法を行う。⑦手術のみでなく診断から術後治療、経過観察、化学療法、終末期緩和医療など、患者さんとは最後までお付き合いをする。

症例数

最近1年間の手術数は約160例。原発性肺癌80例、転移性肺腫瘍20例、肺良性腫瘍5例、気胸22例、縦隔腫瘍7例、膿胸、炎症性疾患12例、多汗症4例など。最近の肺癌術後5年生存率はIA期92%、IB期80%、IIA期67%、IIB期46%、IIIA期42%、IIIB期35%である。拡大手術以外は全例無輸血。ほぼ全例で胸腔鏡を用いた小開胸手術が行われた。癌性胸膜炎を伴う肺癌(IV期を除く)に対しての胸腔内温熱化学療法では1年生存率が80%を超えた。前縦隔病変(胸腺腫や重症筋無力症)に対しては、独自の胸骨つり上げ法を用いて全例に胸骨正中切開をせずに良好な視野で行えた。

医療設備

64列MDCT、MRI、DSA、各種シンチグラフィー、放射線治療装置、小線源治療装置、各種レーザー、温熱療法、光線力学治療装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

循環器科

分野

循環器科

特色

虚血性心疾患と不整脈疾患の診療を二つの大きな柱として、あらゆる循環器疾患に対して最先端の医療を提供するとともに、急性疾患に対し24時間迅速かつ的確な診療を提供することが当循環器科の使命と考えている。当院は3次救急を担当する救命センターを併設しており、心筋梗塞など緊急性を要する循環器疾患に関して、浜松市全域に対して責任を担っている。施設認定を要する新しい治療手技については県内でもいち早くそれを取得して治療に反映してきている。不整脈診療では、特に心房細動のアブレーション治療に力を入れている。各疾患の治療症例数も十分な経験を誇るものと自負しているが、単なる症例数の増加よりも安全性と病態にとって最もよい結果となる治療法の選択を最優先し、心臓外科医とタイアップして最善の治療を心がけている。

症例数

09年度の症例数:冠動脈造影検査 632例、緊急冠動脈造影 104例、冠動脈血管形成術 293例、末梢血管形成術 24例、ペースメーカー植え込み術 66例、植え込み型除細動器(ICD)移植術 12例、心臓再同期療法(CRT) 4例、不整脈アブレーション治療 92例(心房細動アブレーション 40例)、運動負荷心筋シンチ 41例。

医療設備

救命センター、CCU 10床、心臓カテーテル装置、電気生理検査ポリグラフ、64列MDCT、MRI、心臓核医学、PCPS、IABPなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

腎臓内科・リウマチ膠原病科

分野

腎臓内科

特色

オープンシステム(開放型)を取り入れた地域支援病院として診療所との機能分担・連携を行っている(本院の地域支援病院紹介率は60~70%を維持している)。腎炎、全身性疾患に合併した腎疾患、膠原病・リウマチ性疾患、急性腎不全、慢性腎不全の診療を行っている。また、透析療法科を兼務し、地域の中核病院として近隣の透析施設からの合併症や手術を要する患者の入院治療を行っている。

症例数

腎臓病に関しては保存的治療から透析療法まで幅広く診療している。慢性腎不全は栄養科と連携し、毎週火曜日の午後に当科の外来で管理栄養士による専門的な栄養指導を行っている。年間20~30例の腎生検を実施している。年間の血液透析導入者数は80~90例で、09年度は77例の内シャント手術を当科で行った。09年度の救命救急センターでの血液浄化件数は108件で、全身状態の不良な腎不全に対しては、持続血液濾過透析などの血液浄化で対応している。CAPD(連続携行式腹膜透析)の導入も行っている。通常の血液透析の他、血漿交換療法や各種吸着療法を行い、潰瘍性大腸炎に対しては白血球(顆粒球)除去療法を消化器科と連携して行い、好成績を得ている。また、当科は日本リウマチ学会の専門医を2人擁し、関節リウマチをはじめ種々の膠原病の診療も行っており、膠原病に合併した腎疾患の治療経験は豊富である。

医療設備

血液透析33床、救命救急センター30床、周産期センター30床、MRI、CT、血管撮影、PET、健診センターなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科全般を含め、速やかな診断治療を心がけている。予約時間厳守をお願いしている。悪性腫瘍については別途説明時間を設けている。他施設への紹介も快く行っている。

症例数

外来患者数は1日平均60人。年間手術件数300件。内訳は、体外衝撃波砕石術(新患)50例、副腎手術2例、腎悪性腫瘍手術12例、膀胱全摘術6例、膀胱癌内視鏡手術70例、前立腺全摘術20例、前立腺肥大症内視鏡手術25例

前立腺癌=血液検査(PSA)に基づいて年間200例の生検を行い、60例の癌を診断している。いわゆる早期癌はそのうち40%を占め、手術と74グレイの3D原体照射で対応。照射については99年から、64グレイより段階的に照射量を上げ、60例の検討を経て04年より74グレイの照射量に至っている。照射中の障害は軽微で原則通院治療である。晩期障害、特に問題となる直腸出血の頻度は3%。その治療成績は手術群と同等である。年間症例は20例。進行癌はホルモン療法が中心で、骨転移についてはその場所や痛み等の症状を勘案し、照射を早めに行うよう留意している

膀胱癌=全摘術と内視鏡手術で対応している。内視鏡で深部まで切除後照射を加える場合もある。全摘後の尿路変更は回腸導管が主体である

尿路結石=破砕術は1日入院が基本である。その後の追加治療は外来で行う。95%の成功率であるが難治例もあり、初回から尿管内視鏡レーザー治療の可能な施設へ紹介することもある

下部尿路通過障害=内視鏡手術で対応。高齢者、合併症患者では尿道ステント留置、間欠導尿指導で対応している。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、ESWL、リニアック、リソクラスト、軟性膀胱鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

整形外科(股関節再建・人工関節センター)

分野

整形外科

特色

「股関節再建・人工関節センター」を開設し、変形性股関節症・股関節臼蓋形成不全・大腿骨頭壊死症(特発性、外傷性)・股関節リウマチ病変などの成人股関節疾患や人工股関節の諸問題に対する手術的治療に重点を置いている。近隣の医療機関からの紹介患者の診断と手術的治療を中心とした医療体制をとっており、医療の地域連携体制が充実している。

症例数

年間手術件数(09年)785件。人工関節置換術(人工骨頭含む)・再置換術183件、股関節骨切り術14件、脊椎手術64件、関節鏡視下手術41件、大腿骨近位部骨折骨接合術130件などである

★前述のように、当科では成人股関節疾患の外科的治療(骨切り術・人工股関節)を中心とした診療を行っている。年齢の若い変形性股関節症や骨頭壊死症には骨切り術(寛骨臼回転骨切り術、キアリ骨盤骨切り術、大腿骨内反・外反骨切り術、大腿骨頭回転骨切り術など)を中心に治療術式を考慮している。進行した変形性股関節症などに対する初回の人工股関節置換術(年間90~100件)はもとより、人工股関節の再置換術は当科のメインテーマのひとつであり、院内骨銀行などを整備し同種骨移植を併用した方法での人工股関節再置換術経験数は豊富である(10年9月現在で約100関節以上の経験あり)。この業績に対して08年度浜松市医療奨励賞を授与された

★人工膝関節置換術、関節鏡視下靭帯再建術などの膝関節疾患の外科的治療や脊椎疾患に対する外科的治療に関してもそれぞれ専門医が対処し、高度な医療を提供する体制を整えている。高齢者の大腿骨近位部骨折などの骨折治療に関しては、当院では手術治療を中心に受け持ち、安定期は地域のリハビリテーション施設などへ転院し、在宅復帰を目的とした専門的な医療を受けられるような地域連携システムを構築している。

医療設備

MRI、CT、クリーンルーム、骨銀行用フリーザー・加温滅菌器、骨塩定量(DEXA)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

眼科

分野

眼科

特色

地域の中核病院として開業医の先生方と開設以来、病診連携を行っている。特に最近は全科そろった中核病院が医師不足の影響で減少しているため、全身疾患を合併している人や高齢患者の治療依頼が増加している。浜松市の特徴として南米出身の外国人患者が多いため、スペイン語とポルトガル語の通訳2人が常勤している。周産期センターを併設しているため、未熟児網膜症の管理を積極的に行っている。当院は1,000g以下の超極小未熟児を扱う割合が多く、在胎26週未満の症例も1年に5例ぐらいいる。最小は22週。周産期センターに専用手術室を併設しているので、患児へのストレスを最小限に治療を行うことができる。未熟児網膜症のレーザー治療も眼科として必要なタイミングをみて積極的に行っている。これまでのところ、幸いなことにレーザー治療のみで未熟児網膜症で活動期の網膜剥離に至った例はない。

症例数

年間の手術症例数は、白内障479例、緑内障36例、網膜硝子体手術104例、眼瞼手術11例、その他を含め897例。白内障手術は、1泊2日または4泊5日入院の2つのパターンをパスで行っている。全身疾患があったり、高齢者が多いため4泊5日入院を希望する例が多い。網膜硝子体手術は原則全身麻酔で行っており、糖尿病など様々な疾患を合併する例が多いため、あらかじめ2週から1カ月内科に入院の上、全身コントロールを十分に行ってから手術に臨むことにしている。

医療設備

角膜内皮測定装置、前眼部撮影装置、蛍光眼底カメラ、超音波眼軸長測定装置、超音波画像診断装置、IOLマスター、ハンフリー視野測定装置、白内障手術装置インフィニティ、マルチカラー網膜光凝固装置、眼内光凝固装置(手術室専用)、未熟児用単眼藤蔵鏡光凝固装置(未熟児室専用)、ヤグレーザー、OCTなど。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

顎顔面口腔領域全般の疾患に対し診断と治療を行うとともに、特殊歯科(院内標榜)として障害児・者歯科治療、摂食・嚥下機能障害外来、口腔ケア外来、口臭外来などの専門外来を行っている。オープンシステムを利用した地域歯科医師会との連携治療も積極的に行っている。

症例数

09年度の初診患者数は約3,000人、中央手術件数は約1,000件(全身麻酔下手術症例は162件、静脈鎮静法併用手術件数350件)であった

顎変形症=09年度は43例の顎変形症手術を行っている。下顎骨形成術に対してはチタンミニプレートによる骨固定を行い、クリニカルパスを用いて9日間の入院手術で行っている。上下顎骨形成術患者においては2週間の入院手術で行っている。現在まですべての症例に対して自己血も含めて輸血は行っていない

唇顎口蓋裂=09年度は10例の手術を行っている。新生児科・小児科・形成外科・耳鼻咽喉科・言語治療室とのチーム医療を行い、口蓋形成にはファーラー法を用いた2段階法を行い、自然な顎発育を誘導することを心がけている。また、10年7月からは口唇口蓋裂センターを設立し、専門外来(毎月第1水曜日)を開設している

口腔癌治療=09年度は20例の治療を行っている。StageIIまでの患者には術前化学療法(NAC)2コース後手術を行うことを中心にしている。進行癌、手術拒否患者においては浅側頭動脈からの超選択的動注化学放射線療法を積極的に行い、機能・形態の温存に心がけて治療を行っている

埋伏歯抜歯=年間約800件と、外来・入院を含め最も多い手術である。20~30分程度の外来通院手術か静脈鎮静法を併用した入院下埋伏智歯一括抜歯で対応している

★特殊歯科においては年間約50人の摂食・嚥下機能障害患児・者の初診患者診察を行い、摂食嚥下機能訓練を個別指導にて行っている。障害者歯科治療においては地域歯科医師会と連携し、外来での行動調整法、笑気鎮静法下の歯科治療をはじめ、入院全身麻酔下集中治療(オープンシステムを利用した、開業歯科主治医による治療を特徴とする)を行っている。口腔ケア外来は味覚障害、口臭等の外来患者診察をはじめ、化学療法やPEG予定患者の口腔ケアを中心に病棟への口腔ケア介入(看護師への口腔ケア指導等)を積極的に行っている。

医療設備

ヘリカルCT、歯科用CT、MRI、PET、リニアック、PDT、熱メス、電子内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

感染症科

分野

感染症

特色

当診療科は97年4月に診療を開始した。診療担当は①HIV診療、②輸入感染症、③感染症コンサルテーション、④院内感染対策、⑤発熱外来―である。当院はエイズ中核拠点病院であり、HIV診療については米国保健福祉省(DHHS)のガイドラインを参考にしている。海外からの帰国者の下痢や発熱についても診療するとともに、感染症治療のコンサルテーションおよび院内感染対策も行っている。院内感染対策は米国疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインに準拠した対策を実施している。不明熱も担当範囲であり、総合内科診断技術の向上にも努力している。セカンドオピニオンについても積極的に実施している。

症例数

HIV感染者の治療経験は120例ほどであり、ほとんど外来にて治療している。過去5年間、エイズによる死亡例はみられていない。輸入感染症については赤痢、コレラ、マラリア、デング熱、チクングニヤ熱などを数十人経験し、全例が治癒している。犬などによる咬傷についても数人のコンサルトを受けて、ワクチン接種や抗菌薬などを提供している。針刺しなどの血液体液曝露については院内スタッフのみならず、近医の職員の曝露でも依頼を受け付けている。抗菌薬適正使用のための講習会は04年5月より始め、十分な成果が得られている。院内感染対策については衛生管理室(院内感染対策チーム)と一体となり、強力に行っているが、その結果、院内感染の発生率は極めて低いものとなった。感染対策委員会は毎月実施され、リンクナースの連絡会も毎月行われている。全国の医療機関から当院の抗菌薬マニュアルや院内感染対策マニュアルの入手希望が多いため、これらについては出版公開されている。

医療設備

感染症病棟、空気感染隔離室、防護環境(無菌室)、MRI、CTなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

救命救急センター

分野

救急医療

特色

救急医療は病院全体で取り組んでいる。救命救急センターが救急総合診療外来(ER)、ICU20床、CCU10床の3部門を管理するが、総合病院併設型の利点を生かし、専門各科の協力を得てチーム医療で軽症から重症まであらゆる患者に対応している。看護師は約50人、日本看護協会救急看護認定看護師、集中ケア認定看護師も各1人在籍し看護の質の向上を図っている。BLS、ACLS、ICLS、ISLS、JATEC、JPTECなど標準化された診療の研修が活発に行われている。救急隊員の実習も多数受け入れている。災害拠点病院としてDMAT(災害派遣医療チーム)も設置され、通常災害のみならずNBC災害対応も可能である。

症例数

年間の救急患者数は約20,000人、そのうち救急車搬送は約6,000人。屋上ヘリポートを活用したドクターヘリ受け入れは年間20例程度。救命救急センター入院患者は約1,800人

★脳血管障害は開頭手術、血管内手術、血栓溶解療法、内科的治療など個々の患者に最適な治療が行われている

★心疾患は急性冠症候群、心不全、大動脈瘤などに緊急血管内治療、緊急手術、各種心肺補助装置を駆使して治療

★薬物中毒は精神科とも協力し、心身両面からの対応

★全身熱傷は熱傷ベッドを活用し、形成外科主体に集中治療を行っている

★多発外傷は脳外科、外科、整形外科、放射線科など関係各科が連携して対応

★CPAは年間180例程度、国際的ガイドラインによる初期診療を行う。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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