鶴見大学歯学部附属病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

鶴見大学歯学部附属病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

口腔外科・顎顔面外科

分野

歯科口腔外科

特色

Welcome to our clinicの精神で、歯科の総合病院ならではの口腔顎顔面外科診療を展開している。悪性腫瘍の治療は根治的な手術療法と再建外科を主体とし、必要に応じて連携施設で放射線治療を施行する。術後に生じる形態的、機能的障害に対しては、顔面補綴(エピテーゼ)、顎補綴の技術も駆使して対応している。特に、咀嚼(かみくだく)、構音(会話する)、嚥下(飲みこむ)機能の早期回復に注力している。顎変形症や口唇口蓋裂は、学内・外の矯正科と密に連携し、様々な顎矯正手術や顎裂部骨移植を行っている。顎関節疾患は関連各科と連携しつつ、非外科的治療から顎関節開放形成手術まで、エビデンス(科学的根拠)に基づいた診療体制を確立している。また、デンタルインプラントについても、関連する診療科と連携診療を行っている。

症例数

年間の手術症例(全身麻酔)は約300例、抜歯以外の外来手術件数は約600例

★悪性腫瘍手術件数は年間約100例(連携病院での手術を含む)で、5年生存率は80%以上。近年は、CT、MRI、エコーの形態的画像診断に加えて、癌細胞の代謝特性を画像として捉えるPET検査を必ず施行しており、より的確な治療計画を立案できるようになっている

★摂食嚥下構音リハビリテーションは、VF(嚥下造影)検査、VE(嚥下内視鏡)検査などの精密検査の後、個々の患者さんの状態に合わせた機能訓練プランが組まれる。舌接触補助床や補綴物を使った歯科特有の訓練が特徴で、入院食なども個々の嚥下障害のタイプに留意して作られている。発達期、高齢者に関する摂食嚥下障害への対応も可能である

★顎変形症の手術症例は年間約50例。一般的な顎矯正手術のみならず、顎骨延長術やきわめて精度の高い3Dシミュレーション手術システムを使用した複雑な上・下顎同時移動手術まで幅広く対応している。現在、下顎単独の手術では7~10日、上・下顎の手術でも2週間以内に退院可能となっている

★顎関節疾患については、歯科放射線科との連携で、MRI、CTを駆使した最先端の診断能力を有している。外来では、高精度な細径関節鏡を用いた「見ながら洗浄療法」を行っており、難治性顎関節症に対しても効果を挙げている(奏効率75~85%)。顎関節開放形成手術を適用する場合も、従来に比べてはるかに侵襲の少ない術式を開発適用しており、術後早期からの機能回復が得られている(12年12月現在で奏効率96%)

★顎裂部骨移植手術は94年から導入しており、現在まで約140例に施行。移植骨の生着率は99%で、矯正科との連携によって、健常者と変わらない咬合回復が得られている。顎裂部骨移植の至適年齢は犬歯萌出前の8~11歳であるが、この時期を過ぎても、骨移植部へのデンタルインプラントの応用などで対応している

★12年度より、認定施設におけるデンタルインプラント治療(ただし、顎骨再建手術後に限る)が保険診療として認められることになった。当科ではいち早く認定施設の指定を受け、積極的に対応できる体制を整えている。また従来どおり、一般的なデンタルインプラント治療をはじめ、顔面補綴の維持装置としてのインプラント、矯正用アンカーインプラント、ザイゴマインプラントなど特殊なインプラント治療にも対応している

★その他、歯の脱臼や顎顔面骨折、口唇や顔面の外傷、良性腫瘍や嚢胞性疾患といった口腔顎顔面領域に発生するあらゆる疾患を診療対象としているが、必要に応じて適切な施設を紹介することもある。また、常にMinimally Invasive Surgery(低侵襲手術)を念頭に診療を展開している。

医療設備

MRI、スパイラルCT、デンタルCT、3次元手術シミュレーションシステム、レーザー装置(ヤグ)、手術用顕微鏡、顎関節内視鏡システム、各種デンタルインプラントシステム、VF(嚥下造影)システム、ファイバースコープなどを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

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