国際医療福祉大学熱海病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国際医療福祉大学熱海病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

当院は伊豆半島の東側に位置し、温暖な気候と温泉が豊富なため、定年後に当地(熱海)にマンションを買って住む人が多い。また現地で生まれ育った人たちは高齢者が多く、若者は首都圏に出ていっているのが現状である。熱海市および近隣の伊東市、神奈川県湯河原町の65歳以上の高齢者の占める割合は、人口の3割以上である。したがって当院で診る患者は合併症を有する高齢者が非常に多いことが特色である。消化管疾患では悪性腫瘍の頻度が高く、特に大腸の悪性腫瘍(癌)が多い。胃癌をはじめ、肝臓癌、膵癌、食道癌、胆管癌と続く。消化管の非腫瘍性疾患としては、虚血性大腸炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、大腸憩室炎が多い。肝胆膵ではC型慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、胆石症、総胆管結石症、慢性膵炎(急性増悪で受診)が多い。これらの疾患を有する患者の多くは糖尿病、高血圧を合併しており、それに基づく動脈硬化症による各種疾患(脳梗塞、虚血性心疾患、腎硬化症)やCOPDを合併している。そのため、本来行うべき標準的治療が行えない場合がしばしばあり、消化器内科医としては苦渋の選択を迫られることがある。潰瘍性大腸炎、クローン病も少なくはない。

症例数

10年現在、当院は看護師の数の問題から利用病床数を210に制限している。その中で消化器内科の入院患者は常に40人を超えている。内視鏡検査は上部消化管が年間約2,000件、下部消化管が1,000件である。治療内視鏡はESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、EMR(内視鏡的粘膜切除術)、EIS、EVL、ステント挿入、止血術、ERCPなどを行っているが、小腸内視鏡(従来のプッシュ式は時に行うがダブルバルーン内視鏡は保有していない)は行っていない。肝胆膵でもTAE(肝動脈塞栓療法)、RFA(ラジオ波焼灼療法)、胆管ステント挿入、ペグインターフェロン療法などを行っている。3DCT、CTコロノグラフィーなども行う。

医療設備

CT(64列)、MRI、ESWL、超音波内視鏡(EUS)、カラードプラ超音波装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

3年間にわたる泌尿器科医不在の時期を経て、02年7月、旧国立熱海病院を継承した国際医療福祉大学の附属病院泌尿器科として再出発した。近在に泌尿器科を有する総合病院が少ないため、泌尿器科全般と腎不全にわたる診療を行っている。

症例数

09年度の外来患者数は14,295人、入院患者数は7,584人、手術室利用の手術件数は237件であり、いずれも著明な増加傾向にある

★手術件数では、前立腺関連(経尿道的前立腺切除術:TUR-P、全摘など)38.6%、尿管(ステント、TULなど)18.4%、膀胱関連(全摘、経尿道的膀胱腫瘍切除術:TUR-Btなど)20.1%である。また、外来で施行の体外衝撃波結石破砕術:ESWLを231件行った。一方、移植外科と共同で約60人の維持透析患者の管理と、年平均10~25人のCAPD導入(09年末で103人に導入)を行っている。さらに、08年に開設した移植外科と共同で腎移植を開始する予定である。地域性を反映してか、進行した悪性腫瘍と下部尿路通過障害症例が多いのが特徴である

★平均在院日数は病院全体で16日未満であるが、末期腎不全による血液浄化法導入症例では長期になることがある。多数を占める悪性腫瘍症例に対しては告知することを原則として、患者さん・家族とともに社会的要因や死生観を加味したベターな治療選択を心がけている。セカンドオピニオンには、紹介および他院から意見を求められることに積極的に対応しており、カルテ開示も応諾している。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、超音波断層装置、ESWL、リソクラスト、尿流動態検査装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科疾患全般の診療を行っているが、外来診療では難聴(補聴器)・耳鳴・めまい・顔面神経麻痺およびけいれんの治療、手術では中耳手術・内視鏡下鼻副鼻腔手術・声帯の顕微鏡手術に力を入れている。本大学の特色から、難聴・めまい・音声言語および嚥下障害のリハビリテーションにも力を入れている。

症例数

過去1年間の外来患者数は10,269人、初診患者数は315人。専門外来の難聴外来は174人、補聴器外来は327人であった。これらの専門外来では、難聴の原因診断から補聴器適合検査、コミュニケーション指導、難治性耳鳴へのTRT療法(耳鳴順応療法)を行っている。めまいについては原田医師がめまい外来(木曜午後)を行っている他、他の曜日でも随時診療を行い、めまい症状を有する疾患には領域にこだわらず、幅広く対応している。近年増加している嚥下障害に対しては、言語聴覚士とともに嚥下内視鏡検査・造影検査を速やかに行える体制をとり、摂食嚥下指導まで継続した対応をとっている。年間の手術件数は109例で、領域別では耳科領域19例、鼻科領域61例、口腔・咽頭領域16例、喉頭・気管領域10例、頸部領域が3例であった。地域的に高齢で基礎疾患を有する患者さんも多いが、十分な麻酔管理体制のもとで適応例には積極的に手術を施行している。小児手術についても小児病棟に入院のうえ、小児科とも協力し行っている。日帰りや1泊の短期入院による手術も、希望により対応している。

医療設備

MRI、CT、PET-CT、核医学、超音波、電子内視鏡、OAE、ABR、各種聴力検査機器(音場、幼児可)、電気眼振、レーザー、電気味覚、基準嗅覚、睡眠時呼吸循環モニターなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

常勤スタッフ6人と初期および後期研修医1~2人のチームで24時間体制の診療を行っている。地域の基幹病院としての責務を一番に考えており、あらゆる疾患に対応することを基本姿勢としている。悪性疾患のみならず、救急医療や良性疾患にも安全かつ高度な医療を提供するため、夜間や日曜・祭日も当直およびオンコール体制をとっている。

症例数

★年間の甲状腺癌手術症例は約60例。ほとんどが他施設で切除不能と診断された進行癌、再発症例である。甲状腺癌の初回手術ならば、手術時間1時間半、入院は4泊5日。クリニカルパス導入で行っている。気管浸潤、食道、喉頭浸潤や高度リンパ節転移症例や遠隔転移の認められる症例でも2週間程度の入院で治療している。呼吸器、嚥下のリハビリには専門のスタッフが対応する体制が整っている。バセドウ病の手術症例は年間10~20例、内科的治療で長期間寛解しない大きな甲状腺腫を適応としている。手術時間は全身麻酔で1時間程度、入院はクリニカルパス導入で4泊5日である

成績=甲状腺癌、バセドウ病手術とも、合併症は開院以来8年間でゼロである。進行癌に拡大手術を施行しても予後は比較的良好で、遠隔転移が出現しても、担癌状態で長期生存が可能である。したがって術後QOL(生活の質)が保てる限り、できるだけ切除を目指す方針としている。また、切除不可能でも保存的治療として気管や食道ステント留置を行えば、日常生活に支障なく生存期間の延長が見込まれる。

医療設備

MRI、3DCT、PET-CT、アイソトープ検査など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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