専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

神戸百年記念病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

整形外科/脊椎外科

分野

整形外科

特色

09年に3度目の「日本医療機能評価機構ver. 6の認定」を受けた総合病院(旧称:鐘紡記念病院)で、日本整形外科学会の研修施設認定病院、日本脊椎脊髄病学会クリニカルフェロー認定病院・アドバンスコース認定病院である。臨床研修指定病院および神戸大学医学部6年次選択臨床配属実習施設でもある

★当科の特徴は、神戸大学整形外科の関連施設として、おもに腰痛・腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・頚椎ヘルニアなど脊椎疾患に主力を置き、顕微鏡視下脊椎手術や内視鏡下脊椎手術MEDを導入し、顕微鏡視下頚椎除圧手術・顕微鏡視下腰椎除圧手術・内視鏡視下ヘルニア摘出術など小侵襲手術を行っている

★骨折・外傷、人工関節の手術も年間200例以上あり、術後のリハビリテーションに力を入れている。迅速かつ正確な診断と十分な説明を行うため必要な検査を、すべて初診日に行うシステムが整っている。外来初診時点で、病態と保存療法・各種手術の利点や欠点につき十分に説明し、当日に痛みを軽減できるように努めている。リハビリ部門のスタッフは18人(理学療法士14人・作業療法士4人)を擁し、各種理学療法機器と、屋外にはリハビリ専用遊歩道が完備され、日常「腰痛や間欠跛行など」にお困りの方々の生活に合わせた検査を行う。また人工関節手術後の患者様には手術前後の歩き方の変化をビデオにして記念に差し上げている。

症例数

新患者数は年間約2,100人、外来患者数1日平均110人、ベッド数47床(亜急性期病床6)、年間の手術件数は350例で、そのうちの150例を脊椎手術が占める。平均在院日数は約18日である。緊急を要する場合など、ホームページから病診連携室を介して直接紹介を頂けるように配慮している

★手術日を除く毎日、X線透視下に造影検査や選択的神経根ブロック注射(年間800件)が行われ、脊椎の障害部位の診断と除痛を早期に図る。軽い下肢痛で来院される腰椎椎間板ヘルニア患者の75~80%が保存的治療にて軽快、原職復帰している。あくまで保存的治療を最優先としている。一方、他院から紹介される重症患者の54%は手術適応となり、顕微鏡視下脊椎手術・内視鏡下脊椎手術MEDの小侵襲手術と、脊髄モニタリングにより「安全性の高い治療」を提供するよう心がけている

★頸椎部および腰椎部の通常の手術では、術中術後を含めて輸血を必要としない。術後2日目には歩行器歩行を開始している

★人工関節手術は、症例によってMIS(最小侵襲手術)を行う

★「医療の標準化」と「安全性の確保」のために、全症例にクリニカルパス(治療計画表)を用いており、手術前の患者様への「説明と同意」を徹底している

★手術成績については毎年学会・論文などに発表し、他施設との比較評価を得ている。

医療設備

MRI 、CT、RI、骨密度測定装置、電気生理学的検査機器、サーモグラフィー、重心動揺計、血圧脈波検査、マイオレット、リニアック(放射線治療器)、無菌手術室(クリーンルーム)、関節内視鏡手術機器、脊髄モニタリング2台、ライカ手術用顕微鏡、内視鏡下脊椎手術機器MED2台。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

内科(糖尿病・内分泌グループ)

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病および内分泌疾患全般の診断と治療を行う。糖尿病診療は、外来診療と教育入院および糖尿病教室を有機的に連携し、医師・看護師・栄養士・薬剤師・コメディカルからなる医療チームで、患者さんの心を理解し行動変容を促し、糖尿病を克服していくことを目指している。

症例数

★糖尿病の月間外来患者数は約1,000人、年間入院患者数約100人。甲状腺疾患約20人。経口血糖降下剤使用約70%、インスリン治療は約15%で、血糖自己測定を積極的に指導している

★外来診療では糖尿病療養手帳を配布し、毎月の血糖値の評価に加えて年間スケジュールを決めて療養指導と合併症の評価をする。また糖尿病教室への参加を促し、患者同士のコミュニケーションを大切にしてもらう

★糖尿病教育入院は14日間のクリニカルパスを使用。「心の理解から行動変容を」をテーマに、糖尿病コントロール、合併症の評価とともに患者自身の生活行動が改善していくことを目標にする。入院時に患者個人の変化ステージと糖尿病への負担感情を調査し、心理・性格テストでの評価を加えて、担当看護師が日常生活の問題点を患者と一緒に振り返り、退院前日には今後の生活改善目標を患者自身で記してもらうなど、患者のエンパワーメントを誘導するプログラムを目指している

★時間的余裕のない方を対象に、金曜日入院5日間の短期教育入院も実施している。さらに糖尿病の評価と薬剤調整目的での土曜日入院48時間パス入院を導入して治療方針の決定に役立てている

★糖尿病患者および一般の方も対象にした糖尿病教室を毎月実施している(第4金曜の午後3時~4時)。毎回のテーマを決め、医師・看護師・栄養士・コメディカルからなる医療チームで担当するが、栄養士による簡単な料理の実践や看護師によるフットケアの実際など、親しみやすい参加型の教室を心がけている。

医療設備

MRI、CT、RI、骨密度測定装置等の放射線診療設備および生理学検査機器を備える。消化器センターでの上部下部内視鏡検査とリハビリテーション施設は充実している。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

リウマチ・膠原病内科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

膠原病およびリウマチ性疾患全般の診断と治療を行う。関節リウマチをはじめとする膠原病は多臓器に病気が及ぶため、内科専門医として全身を診るとともに、免疫―内分泌―神経系が密接に関連した疾患であることを念頭に、患者個々に応じての全人的な診療を目指している。

症例数

★月間外来患者数は約400人、病床数約10床

★関節リウマチ(RA)約250人、全身性エリテマトーデス(SLE)、皮膚筋炎/多発性筋炎(DM/PM)、混合性結合織病(MCTD)、強皮症(PSS)等の膠原病約70人、ベーチェット病、血管炎等のリウマチ類縁疾患および血液疾患約30人、骨粗鬆症約200人

★RAは診断早期より抗リウマチ薬を開始する。MTX製剤が治療の中心となるが、副作用に十分注意し、定期的な受診と血液検査・X線検査で評価する

★生物学的製剤は活動性の高い約1割の症例で使用、炎症の遷延に伴う関節破壊の予防を目的とする。初回投与は安全のため入院での導入を基本とし、合併症や副作用のない場合には通院化学療法センターで継続投与する

★関節機能障害の著しい症例は、整形外科と連携して手術やリハビリ療法も検討する

★ステロイド剤は必要に応じて少量を使用。時間薬理学を考慮し、極少量(2~4mg)のプレドニゾロンを睡眠前に投与することで朝の症状改善の効果をあげている。睡眠前の極少量プレドニゾロン投与は、視床下部―下垂体―副腎系の抑制をきたすことなく、炎症性サイトカインを抑制するとともに精神的にも良い影響があることを確認し、研究を進めている。また、笑いによる治癒力の誘導を心がけている

★SLE、DM/PM、MCTD等の膠原病はステロイド治療が基本であるが、症例によりステロイドパルス療法や免疫抑制剤を併用する。治療に伴う易感染性、消化性潰瘍、糖尿病や骨粗鬆症への十分な対策を講じている。

医療設備

MRI、CT、RI、骨密度測定装置等の放射線診療設備および生理学検査機器を備える。消化器センターでの上部下部内視鏡検査とリハビリテーション施設は充実している。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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