専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

市立豊中病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

市立豊中病院外科は、豊能地域のがん診療連携拠点病院として、病診連携、病病連携を通じて消化器全領域の外科診療を担当している。食道、胃、小腸、大腸、肝胆膵の良性、悪性双方の疾患に対して診断から治療までの診療体制を整備し、待期手術のみならず緊急手術を要する疾患まで幅広く対応できるよう努力している。最近では、低侵襲外科治療としての腹腔鏡下手術や内視鏡治療、化学療法・分子標的治療や放射線治療と組み合わせた集学的治療も取り入れるとともに、緩和医療にも力を注ぐことによってQOLを重視した患者中心の医療を構築している。当院は、地域の基幹急性期病院として、救急医療の中心的役割も担っており、緊急手術症例も多いのが特色である。2004年10月以降手術部位感染サーベイランスを継続して行うことで手術後の重篤な合併症を低減するよう活動している。

症例数

2009年度の手術症例数は、1,474件、全身麻酔手術1,268件であった。主な疾患別の内訳は、食道癌切除4、胃癌切除119、胃良性疾患12、大腸癌切除218、大腸良性35、小腸・イレウス49、虫垂切除126、原発性肝癌切除12、転移性肝癌切除21、肝良性3、胆嚢癌切除11、胆管癌切除6、胆道良性266、乳頭部癌切除1、膵癌切除13、膵良性2、摘脾2、ヘルニア成人196、ヘルニア小児88であった

食道癌=日本食道学会食道科認定医の川西賢秀を中心に、年間10例程度の根治手術の他、内視鏡手術、化学放射線療法を行っている。当院は、ICU・HCUも整備されており、周術期管理から術後の栄養管理、嚥下指導にも配慮している。手術は、積極的に鏡視下手術の技法を取り入れ、手術、化学療法、放射線療法を組み合わせて、根治性とQOLのバランスのとれた集学的治療を行っている

胃癌=手術療法・化学療法を中心に、エビデンス(根拠)に基づいた標準治療を安全かつ確実に行うことを第一の目標として診療に臨んでいる。そのほか、上部消化管穿孔、腸閉塞などの緊急手術にも常時対応している。研究面では、将来の胃癌治療の発展のために厚生労働省助成のJCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)をはじめとしたさまざまな臨床試験にも積極的に参加している

大腸癌=島野高志病院長を中心に、手術治療を中心に包括的な治療を行っている。早期大腸癌に対しては、ポリペクトミー、EMR、及び、消化器内科と合同で大腸ESDを行い、早期大腸癌には腹腔鏡補助下手術を導入し低侵襲な治療を行っている。一方、大腸癌による腸閉塞を含む急性腹症に対しては24時間体制で緊急手術を行う体制を整備している。手術不能な進行再発大腸癌の方に対しては大腸化学療法外来を中心に先進の化学療法を通院で行う体制を整えている。肝や肺への転移巣に対しても、各領域の専門医とともに積極的な治療を行っている

肝胆膵=2名の肝胆膵外科学会高度技能医が診療を担当しており、肝胆膵の高難度手術を年間50症例以上実施している。また、低侵襲手術の導入も積極的に取り組んでおり、腹腔鏡下胆嚢摘出術は年間250症例以上を施行している。急性胆のう炎に対しては診療ガイドラインに則り早期に手術を行い、保存的治療と比較して短い入院期間で治療を行っている。

医療設備

CT、MRI、超音波診断装置、鏡視下手術設備、消化器内視鏡設備、気管支鏡、外来化学療法、放射線治療設備、ICU、HCUなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

大阪北部にある基幹病院の診療科として、腎移植を除く全ての泌尿器疾患を診療している。豊中市内、市外を問わず、小児から高齢者まで幅広い年齢層の診療を行っている。また、24時間体制の救急外来からの結石や尿閉、尿路感染症などの患者も引き続き診療している。当院は厚生労働省指定地域がん拠点病院という特色上、入院患者は、腫瘍の患者が最も多く、次いで尿路結石、小児疾患の順である。十分に病状や治療方針をご理解頂いた上で、心温かな信頼される医療の提供を心がけている。

症例数

年外来初診患者は約1,800人、外来患者は1日平均100人、年間入院患者約1000人、手術件数は700件である。当科で多く扱う疾患を示す

悪性腫瘍(がん)=当院は厚生労働省指定の地域がん診拠連携拠点病院であり、多くのがん症例の治療を行っている。地域の先生方との協力によるPSA検診から見つかる前立腺がん症例に対する手術療法、放射線療法、内分泌療法、化学療法を多く手がけている。年約60例の前立腺全摘症例では、ご自分の血を手術前に蓄えること(自己血貯血)で対応し、3時間前後で施行している。また、性機能温存手術の選択も可能である。術後の10年生存率はほぼ100%である。内分泌療法が無効となった症例に対する化学療法症例も多く、外来での治療も可能である。また、腎がん、腎盂尿管がんに対する手術症例も年50-60例にのぼり、約70%が腹腔鏡手術であり、複数の認定医を中心に行っている。泌尿器科がんで最も多い、膀胱がんに対する経尿道的手術も年160例程度施行している。転移のない進行がんでは、従来の回腸導管造設術のみならず、回腸代用膀胱造設術も本来の排尿が可能であり、よい術式として捉え施行している。各種がんに対する化学療法(抗がん剤治療)、腎がんに対する分子標的薬療法症例も多い。すべてのがん症例に対し、診断から緩和期までの一貫した医療を行っている。 安定期は、近隣の医師による経過観察や訪問診療なども、連携することで可能となった

尿路結石=体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は現在1泊2日で行っている。新機種を導入し良好な治療成績を上げており、衝撃波以外にも、難治性症例に対しては、最新の尿管鏡や腎盂鏡を用いた砕石術も積極的に行っている

前立腺肥大症=前立腺はクルミ大の臓器で精液の一部を作っており、加齢と共に大きくなる(肥大する)傾向があり、このため排尿障害を来たす。これまでは100gを超える大きな前立腺肥大に対しては、開腹手術を行ってきたが、近年、最新の手術療法として、経尿道的前立腺核出術(TUEB)が開発された。北摂地域としては最も早くこの手術を取り入れ経験をつんできたため、出血量も少なく、排尿障害の改善も極めて良好である。当科では、いかに大きな前立腺でもお腹を切らない経尿道的手術が可能である

女性泌尿器科=失禁の原因となる子宮脱などの特異な手術症例も対象としている。高齢者の多い、北摂地域での数少ない専門外来である

排尿性機能=排尿障害は様々な原因で誘発され、患者の生活の質をさげる。この排尿に関し、その原因をさぐり、根本から、対応することで、少しでも多くの症例に的確な治療が可能となる

外来診療=月~金。木は紹介初診のみ。午後はすべて予約の専門外来。前立腺外来=月午後、腫瘍外来、女性泌尿器外来=水午後、排尿性機能外来、結石外来=金午後。

医療設備

CT、MRI、ESWL、リニアック、RI装置、細径尿環鏡など

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

整形外科

分野

整形外科

特色

病院の開設は44年(昭和19年)で、65年以上の歴史を有する。97年11月に613床の新病院として現在の場所に移転した。99年12月に財団法人日本医療機能評価機構より認定をうけ、10年1月には3回目の認定を受けている。02年12月には厚生労働省・地域がん診療拠点病院の指定を受け、地域の基幹病院として機能している。整形外科に12名、リハビリテーション科に1名、計13名の整形外科医が勤務している。各分野の専門医がおり、骨軟部悪性腫瘍を除く整形外科のほぼ全領域をカバーしている。関節鏡視下手術やMIS(最小侵襲手術)を積極的に取り入れ、早期の機能回復と社会復帰を目指している。

症例数

08年度の整形外科の初診患者数は5,790人、延べ患者数は29,043人、1日の平均外来患者数は120人である。年間の手術件数は1,000件を数える。病床数は整形外科45床、リハビリテーション科50床である。急性期を過ぎてリハビリテーションを行う場合はリハビリテーション科病棟に転棟して行っている

★手・上肢の外科では外傷、変性疾患含めて年間400例以上(09年度は428例)の手術を行っている。手関節疾患に対する手関節鏡手術を積極的に行っており、09年度は79例の手の関節鏡視下手術を施行した。特に橈骨遠位端骨折に対しては手関節鏡を使用して関節面の解剖学的整復を行うとともに合併する靭帯などの軟部組織損傷の修復を行っており、良好な成績を得ている。手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術も行っている。また最新の手術用顕微鏡を有しており、末梢神経障害に対するマイクロサージャリーも行っている

★股関節外科では変形性股関節症に対して人工股関節置換術(THA)、関節温存手術としての股関節形成術を行っている。人工股関節置換術では積極的なリハビリを行い、早期の機能回復をはかっている。09年度は56例の人工股関節置換術を行った。また近年の社会の高齢化に伴い、大腿骨頚部骨折の症例も多く、09年度は35例の人工骨頭置換術を行った

★脊椎外科では頚椎、胸椎、腰椎のほとんどすべての疾患を治療している。頚椎では頚椎症性脊髄症や後縦靭帯骨化症に対する椎弓形成術(09年度は14例)、腰椎では椎間板ヘルニアに対するLOVE法(髄核摘出術、09年度は3例)や脊柱管狭窄症に対する開窓術(09年度は4例)、腰椎分離症・辷り症に対するPLIF(後方侵入椎体間固定術、09年度は7例)などの手術を行っている

★スポーツ整形外科では膝の十字靭帯損傷や半月板損傷の手術例が多い。膝前十字靭帯損傷に対しては半腱様筋腱を三重にして前十字靭帯を再建する三重束再建術を関節鏡視下に行っている。09年度の前十字靭帯再建手術数は66例である。半月板損傷に対してはできるだけ半月板を切除せずに温存する半月板縫合術を行っている。09年度の半月板手術数は27例である。これらの手術を関節鏡視下に行うことによりスポーツ活動への早期復帰を目指している

★膝関節外科では変形性膝関節症や関節リウマチに対して人工膝関節置換術(TKA)を行っている。人工膝関節置換術でも積極的なリハビリを行い、早期の機能回復をはかっている。09年度は26例の人工膝関節置換術を行った

★関節リウマチに対しては、4人のリウマチ専門医・認定医がおり、週1回リウマチ専門外来を開設している。股関節・膝関節の人工関節置換術や手関節形成術、脊椎固定術などの手術を適応ある症例に行っている。

医療設備

MRI、CT、RI、電気生理学的検査機器、無菌手術室、手術用顕微鏡、関節鏡(小関節用を含む)など整形外科診療に必要な各種機器を完備。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

豊中市のみならず北摂地域の中核病院の小児科として、プライマリケアから各常勤医の専門分野に至るまで、幅広い小児医療を提供している。特に小児神経、新生児、小児血液の3分野については、最新の知見を基に高度の医療を提供できるように努めている。時間外の救急診療は豊能広域こども急病センターや他の病院と連携し、その後送病院として2次救急に尽力している。「診察室で患者様の来院を待つ小児科」ではなく、「病院から地域に出向き、受診を促したり、逆に受診する必要をなくする小児科」を理想と考えている。保健所、児童相談所、保育所、幼稚園、小・中学校などと連携し、「地域の子育て支援」の一環として小児医療の立場から責任ある発言や対応をするよう心がけている。

症例数

当院小児科は、小児病棟として28床、NICU病棟として16床の合計44床を有する。NICU病棟は、当院に06年4月に設置された「周産期センター」の一部門として機能している。08年4月から09年3月の新規入院患者数と疾患別内訳は以下のとおりである

★小児病棟は合計1,402例。内訳は、①感染症は合計736例(下気道感染症299例、上気道感染症164例、消化器感染症157例、尿路感染症25例、不明熱24例、皮膚感染症14例、中枢神経感染症7例、など)。②「境界・混合」は合計310例(気管支喘息109例、熱性けいれん78例、川崎病44例、軽症の胃腸炎に伴うけいれん 19例、腸重積 14例、アレルギー性紫斑病10例、急性腹症 9例、特発性血小板減少性紫斑病4例、など)。③非感染症は合計356例(神経筋疾患178例、消化管疾患 51例、育児など 24例、血液疾患 24例、内分泌疾患20例、腎疾患 17例、新生児疾患 13例、アレルギー疾患 9例、固形腫瘍 1例、など)

★NICU病棟は合計257例で、内訳は、低出生体重児129例(極低出生体重児20例、そのうち超低出生体重児8例を含む)、新生児高ビリルビン血症57例、新生児一過性多呼吸及び気胸 29例、新生児感染症12例、染色体異常5例、先天性心疾患4例、双胎27組、など

小児神経=松岡部長を中心に、てんかん、発達障害(広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害、学習障害など)、脳性麻痺、神経筋疾患、頭痛、心身症など

新生児=徳永医長を中心に、超低出生体重児を含む低出生体重児、新生児の呼吸障害、新生児感染症、染色体異常など

小児血液=茶山医長と吉川医長を中心に、白血病、各種貧血、特発性血小板減少性紫斑病、固形腫瘍など

小児循環器=川上医員を中心に、川崎病、先天性心疾患、学校心臓健診の精査など

小児アレルギー=吉川医長を中心に、気管支喘息、食物アレルギーなど

★治療法は、スタンダードな教科書のみならず、各学会が提唱するガイドラインなどを参照に、広く認められているものを採用している。学会や研究会での発表を積極的に行い、当院小児科の治療方針に関し、院外の医師から意見をいただく機会を設けるよう心がけている。白血病の治療はJACLS(小児白血病研究会)、川崎病の治療は大阪川崎病共同治療研究会のプロトコールに従っている。

医療設備

各種MRI検査、各種CT検査、各種超音波検査、心臓カテーテル検査、心筋シンチ検査、呼吸機能検査、脳波検査、発達検査、各種ウイルス抗原迅速検査など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

歯科・歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

歯顎口腔領域のあらゆる疾患に対して治療を行っているが、日本口腔外科学会研修指定病院として、口腔外科的治療を主体としている。また、卒後臨床研修病院として、臨床研修医の教育も積極的に行っている。当院は豊中市唯一の総合病院として地域一般歯科との病診連携を推進している。

症例数

08年度における初診患者は、歯科579人、歯科口腔外科1,958人であり、延べ患者数は歯科7,268人、歯科口腔外科8,357人であった。入院患者数は207人で延べ患者数は1,286人であった。外来手術は埋伏智歯抜歯・嚢胞摘出術・病理組織検査を中心に1,222件行っており、入院手術は、悪性腫瘍7例、良性腫瘍32例、骨折11例、上顎洞手術10例、顎嚢胞57例、唾液腺関連手術10例等、多様な症例に対して行っている

★悪性腫瘍に対しては、手術療法のみならず放射線治療、化学療法を併用して治療にあたっている。院内緩和ケアチームやNSTチームと連携して全身的管理を重視しつつ治療をすすめている

★インプラント治療についても、口腔外科手術後の機能回復を中心に積極的に行っている

★感染症や外傷といった開業医からの緊急の紹介患者に対しても、院内救急部と連携して対応している。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、超音波エコー、レーザーメス、熱メス、インプラントシステム、凍結治療装置等を備えている。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

血液内科

分野

血液内科

特色

癌治療に習熟した看護スタッフを配置し、さらに医療設備を充実させた集学的癌治療病棟を中心に、血液疾患の診療を行っている。外科、耳鼻咽喉科、放射線治療部門などの臨床各科、また血液検査部、輸血部とも密接な連絡をとってチーム医療を実現している。患者個々のケースについてもっとも相応しい治療法をカンファレンスで選択し、十分な情報を提供・説明しインフォームド・コンセントを得た上で治療を行っている。自家末梢血幹細胞移植を含めた高度医療についても積極的に取り組み、症例数が増加している。紹介患者も多く、北摂地区における血液疾患診療の基幹病院の一つと位置付けられている。日本血液学会認定研修施設。

症例数

入院患者数は常時40~50人。2008年度の新規入院患者内訳は、悪性リンパ腫43例、急性白血病16例、慢性骨髄性白血病4例、その他の骨髄増殖性疾患8例、骨髄異形成症候群8例、多発性骨髄腫13例、成人T細胞性白血病/リンパ腫6例、特発性血小板減少性紫斑病9例、再生不良性貧血・溶血性貧血・悪性貧血などの貧血症9例などである

★外来では悪性リンパ腫を中心に化学療法を、骨髄異形成症候群を中心に輸血療法を行っている。治療内容は、急性白血病にはJALSGプロトコールに準拠した化学療法を行い、急性骨髄性白血病には約80%の完全寛解率を得ている。悪性リンパ腫には(R)CHOPを標準化学療法とし、ハイリスク群には自家末梢血幹細胞移植を行っている。多発性骨髄腫についても適応症例には、VAD療法後に自家末梢血幹細胞移植を行っている。重症再生不良性貧血にはATG/CyA による強力な免疫抑制療法を施行している

★当科は大阪大学血液・腫瘍内科、大阪府立成人病センター血液・化学療法科と緊密な協力体制をとり、同種骨髄移植患者などの紹介を行っている。

医療設備

無菌病室8床(完全無菌室2床、準無菌室6床)、血液成分分離装置。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

神経内科

分野

神経内科

特色

地域の基幹病院として脳血管障害、髄膜炎などの急性疾患、神経筋難病をはじめとする慢性疾患、頭痛、てんかんなどの一般的な病気まで、神経内科領域全般の診療を行っている。日本神経学会、脳卒中学会、てんかん学会より施設認定を受けている。

症例数

外来の年間新患者数は1,900人、1日の外来患者数35人である。病床数28。年間入院患者数は約550人で、その内訳は、脳血管障害(主に脳梗塞)260、髄膜炎脳炎40、パーキンソン病25、運動ニューロン病19、多発性硬化症11、末梢神経疾患40、頭痛7、てんかん29、めまい症候群9、その他である。脳外科、救急診療科、リハビリテーション科とともに脳卒中センターを構成し、神経救急疾患を受け入れている。脳梗塞では、適応例にt-PA治療を行っている。早期よりリハビリテーションを始め、日常生活活動度の改善を図っている。再発予防のため、危険因子の管理にも力を注いでいる。パーキンソン病、運動ニューロン病などの神経難病では、必要な薬物治療を行うと共に、患者、家族には医療相談室を通じて心身両面の援助を心がけている。多発性硬化症やギラン・バレー症候群などの免疫関連疾患には、インターフェロン療法、ステロイドパルスや免疫グロブリン大量静注療法を行っている。嚥下障害のある患者には、院内多職種より構成される嚥下チームで治療にあたるなど、チーム医療を重視している。病状が安定すればかかりつけ医へ紹介し、地域医療機関との病診連携を積極的に推進している。

医療設備

CT、MRI、脳血流シンチグラフィ、頸動脈超音波、脳波、筋電図、末梢神経伝導速度、各種誘発電位検査など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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