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多発性硬化症とは

　多発性硬化症（たはつせいこうかしょう）は、中枢性脱髄（＝神経を覆う髄鞘が壊れて中身がむき出しになる疾患）の1つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、さまざまな神経症状が再発と寛解を繰り返します。日本では特定疾患に認定されている病気です。多発性硬化症は、MSともよばれ、北米の白人に多く、日本ではまれな疾患です。平均の発病年齢は30歳程度、女性に少し多いことが分かっています。
　症状としては、視力障害、運動麻痺、感覚障害、深部反射亢進、視力障害、病的反射などがあげられます。診断は髄液検査、血液検査、MRIによって行われ、インターフェロンβの皮下注射やステロイドの経口投与、点滴を行います。