出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
境界悪性卵巣腫瘍
きょうかいあくせいらんそうしゅよう
境界悪性卵巣腫瘍とは?
良性の腫瘍と悪性の卵巣がんのちょうど中間の性質をもっている境界悪性腫瘍は、通常は確実に摘出してしまえば生命に関わることはありませんが、ごくまれに再発することがあります。したがって、境界悪性腫瘍摘出後にも慎重な経過観察が必要とされます。悪性卵巣腫瘍がリンパ節転移を来すのに対して、境界悪性卵巣腫瘍がリンパ節転移を来すことはまれです。
境界悪性卵巣腫瘍と関連する症状・病気
おすすめの記事
境界悪性卵巣腫瘍に関する医師Q&A
3年前に境界悪性卵巣腫瘍で手術
漿液粘液性の2Aで抗がん剤治療を2回行いましたがつらくて途中で治療をやめてしまいました。治療を途中で…
▶続きを見る
50歳女性上皮性境界悪性腫瘍、卵巣を全摘しても問題ないのか?
【経緯】 50歳女性、閉経前です。右側卵巣腫瘍と多発性子宮筋腫との診断により、腹腔鏡下手術にて右側…
▶続きを見る
先日、14歳の娘が両側の卵巣腫瘍で手術しました。術前検査では4年前にも片側にでき手術したのと同じ奇形腫…