出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
すべて
病名
 × 

消化器・腎臓障害を起こす植物毒
しょうかき・じんぞうしょうがいをおこすしょくぶつどく

つぶやく いいね! はてなブックマーク

消化器・腎臓障害を起こす植物毒とは?

 サトイモ科の植物やタデ科のダイオウの葉、ギシギシ、スイバ、またホウレンソウなどは、十分に湯通しをしないと胃腸障害を起こし、腎臓にシュウ酸カルシウムが沈着して腎機能を障害します。

 マメ科のトウアズキは、誤食により有害蛋白質のアブリンによる胃腸障害を生じ、腹痛、嘔吐を引き起こします。また、トウダイグサ科のトウゴマ(ヒマ)の種子は、下剤として使われるヒマシ油の原料になりますが、有害蛋白質のリシンを含んでいます。

消化器・腎臓障害を起こす植物毒と関連する症状・病気

(執筆者:ノースカロライナ大学客員教授 糸川 秀治)

おすすめの記事