出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
18トリソミー
18とりそみー
- 小児科
- 診療に適した科
18トリソミーとは?
18番染色体のトリソミーによる疾患です。妊娠の中期~後期にかけて、胎児の発育が遅くなったり、羊水過多がきっかけとなって診断されることがあります。出生の頻度は新生児8000人に1人程度で、女児が多いとされています。
出生時の体重が少なく、口と下顎が小さく、鼻筋がとおった細い鼻、弓状の眉毛をもつ繊細な顔立ちです。筋緊張が強く関節が拘縮し、指が他の指に重なる手の握り方で、足底がロッキングチェアの底のように丸くカーブします。
重い心疾患があり、治療が困難なこともしばしばです。そのため分娩時や1歳までに死亡する子どもも多く、発達も遅れますが、積極的な治療によって救命される子どもも少しずつ多くなってきています。
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