専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JAとりで総合医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

小児科

分野

小児科

特色

地域の小児科の中核病院として365日24時間体制で救急を含む一般診療を行っている。それに加え、神経、循環器、内分泌、腎臓、アレルギーの専門外来、乳児健診、予防接種も行っている。さらに、在胎32週以上かつ出生時体重1,400g以上の新生児の診療も行っている。専門外来は東京医科歯科大学小児科医局の協力のもと、可能な限り高度の専門医療を提供している。周囲に小児科の入院施設があまりないため、多数の紹介患者が来院する。また、茨城県周産期医療システムの協力病院になっている。さらに、看護学生の実習病院にもなっている。

症例数

入院病床数は眼科・内科と混合で42床(NICUを含む)。時間外救急患者は年間約10,000人で、このうち約5%が入院する。新規入院は年間1,100~1,200人程度(うちNICUは100人程度)、NICUを除く入院のうち約40%は時間外救急外来からの入院である。入院患者さんの疾患の内訳の概略は気管支喘息の発作と喘息様気管支炎が40%、急性胃腸炎などの消化器疾患が25%、肺炎・気管支炎が15%、けいれん重積(重度のけいれん)・熱性けいれん・てんかん発作・髄膜炎などの神経疾患が10%、その他10%である。急性疾患の入院が圧倒的に多いため、平均在院日数は7日以内と短い。特徴としてはけいれん重積が年間60人以上、川崎病が年間約50人と多いことである。NICUは6床しかなく、院内出生の数が増えていることから、常に満床かそれに近い状態が続いている

神経=各種けいれん性疾患の診断と治療。けいれん発作の治療と原因の診断はすべての医師が一定のマニュアルに沿って実施している。各種神経筋疾患、運動や知的な発達の遅れの原因診断と治療。脳波は年間約800件実施。細菌性髄膜炎や脳炎・脳症の集中治療。末梢神経伝導速度・針筋電図・聴性脳幹反応なども実施。運動障害に対する理学療法をリハビリテーションセンターで実施(作業療法・言語聴覚療法は他院に紹介している)。在宅酸素療法、気管切開患者、在宅人工呼吸管理の神経筋疾患の診療も行っている。発達センターや特別支援学校との連携も行っている

循環器=多数の川崎病の経過観察。先天性心疾患の診断と心不全のコントロール。先天性心疾患術後の経過観察と治療

内分泌=糖尿病・甲状腺・副腎の疾患の治療。低身長・性早熟・肥満の原因の診断と治療。低身長に対する負荷試験を積極的に実施し、適応がある患者さんに成長ホルモンを投与。不整脈の経過観察と治療。心筋症の治療。学童検診で発見された心雑音の診療

腎臓=ネフローゼ症候群・急性糸球体腎炎の治療。頻回再発型やステロイド抵抗性、ステロイド依存性のネフローゼ症候群も治療可能。IgA腎症など、慢性腎炎のカクテル療法。学童検尿で発見された血尿や蛋白尿の経過観察。乳幼児の尿路感染症に対しては超音波、膀胱造影などで腎臓から膀胱までの奇形や尿路感染症のきっかけになりやすい膀胱尿管逆流現象の有無の評価を積極的に行っている

アレルギー=気管支喘息のコントロール。食物アレルギーの負荷試験を積極的に行い、食物制限の解除が可能かどうかの検討を多数の患者さんに対して行っている

その他=榎本医師を中心に、先天性の発達障害の患者さんの染色体や遺伝子の診断を行い、従来診断が確定していなかった発達障害の患者さんの原因が診断できるようになった

予防接種=ポリオ生ワクチン以外のすべてのワクチンを、慢性疾患がある患者さんも含めて接種している(ただし、子宮頚癌ワクチンだけは産婦人科で接種)。

医療設備

CT 2台、MRI 2台、超音波検査(心臓、腹部、頚部、新生児脳)、シンチグラム、脳波、筋電図、末梢神経伝導速度、誘発電位(聴性脳幹反応など)、感染症の迅速診断(インフルエンザ、A群溶連菌、RSウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス:時間外でも検査可能)。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

血液内科

分野

血液内科

特色

当院は茨城県南地域で血液内科医の常勤する数少ない病院であるが、県境にあるため千葉県我孫子市などからの受け入れ患者もかなり多い。急性・慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の造血器腫瘍から、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫斑病などの血液疾患を幅広く診療している。診断は必要に応じて筑波大学などの協力をあおぎ、正確を期すよう心がけている。治療は国内外で確立している標準的なものを行うことを原則にしているが、毎年、県内の関連病院医師らと治療プロトコールを検討し、マニュアル化をしている。また、合併症予防にも十分な配慮をしており、必要に応じて他科と連携して診療することもある。治療の際にはできるだけわかりやすく病態・疾患説明を行い、了解してもらった上で行っている。

症例数

11年度の血液内科の延べ入院患者数は約120人。平均約10人前後が入院している。死亡は14例。入院例の内訳は急性骨髄性白血病10例、急性リンパ性白血病3例、悪性リンパ腫38例、多発性骨髄腫15例、骨髄異形成症候群11例、自己免疫性溶血性貧血2例、特発性血小板減少性紫斑病5例など

★急性骨髄性白血病の寛解導入療法では、完全寛解率80%弱と他施設と変わらない高い水準を維持している

★悪性リンパ腫は初回治療ではR-CHOP療法などを行い寛解率約66%、全生存率約60%。再発例ではベンダムスチンも使用することあり

★多発性骨髄腫ではボルテゾミブやレナリドマイドなどを積極的に導入している。これにより難治例での著効例が増えている

★骨髄異形成症候群ではアザシチジンの使用例が最近増えてきている

★外来では、通常診療の他に骨髄穿刺の検査・輸血・治療も行う

★骨髄移植に関しては、筑波大学の移植コーディネーターに依頼し、手続きを進めてもらっていることが多い。11年度は2~3例の移植を他施設に依頼させて頂いた。

医療設備

簡易無菌病室2床、ベッドアイソレータ1~2台、外来化学療法室(6床)併設、RI検査、放射線治療(リニアック)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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