JCHO四日市羽津医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JCHO四日市羽津医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

消化器疾患の最新医療を提供すべく最新鋭の医療機器を揃えるハード面だけでなく、内視鏡技師・臨床工学技士の教育などソフト面でも充実を図っている。消化器内科・外科合同カンファレンスで十分に検討し、個々の症例に最善の治療方針を選択している。苦痛の少ない内視鏡検査・治療、炎症性腸疾患(IBD)に対する顆粒球除去療法(GCAP)、肝癌に対するラジオ波焼灼術(RFA)、難治性腹水に対する腹腔静脈シャント造設等を積極的に行っている。日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会指導施設。日本大腸肛門病学会専門医修練施設である。

症例数

★09年度の総内視鏡検査数は6,900件であった。内訳は、上部消化管検査が3,645件、逆行性膵胆管造影検査が121件、下部消化管内視鏡検査が3,054件、小腸内視鏡は5件、超音波内視鏡検査が80件であった

治療内視鏡では、上部消化管=食道静脈瘤硬化療法7件、食道静脈瘤結紮術7件、胃粘膜切除術8件、胃粘膜切開剥離術15件、内視鏡的止血術18件。下部消化管=下部粘膜切除術456件、下部消化管粘膜切開剥離術30件。胆膵=内視鏡的十二指腸乳頭括約筋切開術48件、結石除去術23件、内視鏡的胆道ドレナージ術14件、内視鏡的膵石除去術10件、超音波内視鏡下吸引針生検3件。肝疾患に対してはインターフェロン投与症例43人、腹腔鏡下および経皮的肝生検50件、腹部造影超音波検査33件、肝癌に対するラジオ波焼灼術12件、肝動脈塞栓術28件、難治性腹水に対する腹腔静脈シャント造設2件であった。

医療設備

320列MDCT、NBI対応HIVISON内視鏡システム、電子ラジアル超音波内視鏡、管腔内超音波:IDUS、FDG-PET、RVS対応超音波装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

外科大腸肛門病・IBDセンター

分野

消化器・一般外科

特色

大腸肛門病・IBDセンターでは、肛門疾患、大腸癌、炎症性腸疾患、消化器疾患を含めた一貫した専門医が診断から治療まで担当し、最先端の治療を提供できるようスタッフおよび設備が整備されている。大腸癌、痔疾患、IBD(炎症性腸疾患)共に、当院では最先端医療研究チームをつくり、国内外ともに年間30件以上の多くの研究会・学会に発表をしている。

症例数

09年の外科・消化器外科・一般外科の手術総数1,100例。大腸肛門悪性腫瘍根治術150例、大腸良性疾患手術40例(潰瘍性大腸炎18例、クローン病15例ほか)、痔核根治術152例(痔核手術の約14.9%は結紮切除術を施行、60.5%は結紮切除術+痔核硬化療法、14.5%は痔核硬化療法のみ、5.3%はPPHを施行している)、痔瘻根治術77例(どんな複雑な痔瘻も治療)、裂肛根治術25例、直腸脱根治術20例(経肛門的根治術、デローメ変法:梅枝式を主に行っている)、その他の肛門手術80例、潰瘍性大腸炎:現在治療中・経過観察中の患者510例、クローン病:現在治療中・経過観察中の患者290例。大腸内視鏡検査1,900例:500例が粘膜切除術(ESD、EMR、ポリープ切除術)

大腸癌=根治性が必要な場合に対しては拡大手術を行っているが、機能温存できるものに対してはできるだけ侵襲の少ない手術施行。直腸癌に対してはできる限り直腸低位前方切除術を行い、人工肛門を造らないような手術を施行。人工肛門を造らなくてはならなくなった場合でも、専門スタッフが対応し、QOL(生活の質)を考えた指導を行っている。また最近では、腹腔鏡下での手術が増加しており、常に根治性とQOLを考えた最先端の治療が行われるよう努力している。大腸癌の再発に対しても、積極的に治療を行う。再手術が可能な場合、たとえば肝切除等に対しても積極的に施行されており、出血量も500ml前後と安全に行われている。また根治手術が不可能である場合でも、化学療法室での専門スタッフのもとで最先端の化学療法(FOLFOX、FOLFIRI、アバスチン、アービタックス、ベックティビックスCPT-11、S-1、UFT/LVなど)を行っている

痔疾患(痔核、痔瘻、裂肛、直腸脱、排便傷害など)=痔核、痔瘻、裂肛は1,000例以上の経験を持つ専門スタッフが治療にあたる。基本的には保存的療法であるが、紹介患者様も含めると、当院に来院される痔疾患の約半数が手術になっている。痔核、痔瘻、裂肛は根治手術を行うのはもちろんだが、より根治度の高い、疼痛の少ない、機能を温存した手術、入院期間の短い手術を心がけている。痔核の手術には、従来の結紮切除手術以外にも、より痛みの少ない痔核硬化療法(四段階注射療法.ALTA注射)、およびPPH(肛門縫合器を用いた痔核上の直腸粘膜切除、肛門つり上げ固定術)が適応病状に応じて選択できる。当院での痔瘻手術は、根治手術と機能温存をめざしており、現在の再発率は2.02%ときわめて低率。09年12月までに行われた併用を含めた痔核硬化療法(ALTA注射)は621例、PPHは349例で、今後増加傾向にある

IBD(潰瘍性大腸炎、クローン病)=①内科的、保存的治療を原則とする。保存的には白血球除去療法、レミケードによる点滴治療、成分栄養療法、食事療法など、あらゆる療法に対応している。②絶対的な外科治療を要する患者様を除けば、患者、家族と十分な意見交換を行いながら外科的治療の時期、方法を選択する。できる限り、侵襲の少ない腹腔鏡補助下手術を行っている。③外科的適応が必要な場合でも、切除範囲は極力最小限とし、吻合部は狭窄の少ない吻合を行う。クローン病の腸管狭窄には、狭窄形成術を第一選択とし、腸管切除は可能な限り保存的名方法で治療。④肛門疾患に対する治療としては、IBDにおける難治性痔瘻に関してはシートン法を用いるなど、できる限り保存的な方法で治療する。⑤長期の療養を要する疾患であるため、栄養、心理的ケアを重視し、管理栄養士による栄養相談、心理療法士による相談を積極的に受けていただいている。⑥治療に関するセカンドオピニオンを求める患者様には積極的に他の専門医を紹介。⑦常により良い治療を目指して研究を続けている。

医療設備

MRI、CT(超高性能320列スパイラルCT)、CR、腹部超音波検査、経肛門的超音波検査、電子内視鏡、内視鏡下手術器具、直腸肛門内圧検査・排便造影検査などの肛門機能検査、血管造影検査、シンチグラムほか。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

循環器科

分野

循環器科

特色

狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈を中心とした心臓疾患、閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤などの血管疾患、そして高血圧、高脂血症、糖尿病、メタボリック症候群などの生活習慣病に至るまでを診療対象としている。当院ではチーム医療に重点をおいており、医師・看護師・薬剤師・生理検査技師・放射線技師・臨床工学技士によるカンファレンスを定期的に行い、症例ごとに治療方針を検討している。生活習慣病においては栄養指導に力を入れており、特に狭心症や心筋梗塞で入院をされた患者様全員に栄養指導を行うようにしている。カテーテル治療は冠動脈のみでなく、末梢動脈(下肢・鎖骨下・腎動脈)にも積極的に行っており、カテーテル治療に携わるスタッフの充実にも重点(時間外などの緊急カテーテル検査および治療時にも専属スタッフが対応可能)を置いている。外科的治療が必要な症例においては、近隣の心臓血管外科と連携を取り治療を依頼している。

症例数

09年度の年間症例数=心臓カテーテル検査374件、冠動脈形成術(PCI)199件(うち緊急症例17件)、末梢動脈形成術(PPI)31件、ペースメーカー植え込み新規16件・交換12件、心筋生検4件、冠動脈CT 711件、心エコー4,177件、頚動脈エコー479件、下肢動脈エコー163件、腎動脈エコー90件、ABI/PWV 855件、SPP 22件

成功率=冠動脈インターベンションの成功率は96.4%、末梢動脈インターベンションの成功率は96.0%、緊急治療の成功率は100%。

医療設備

心血管専用アンギオ装置、アンギオ装置、CT(320列・64列)、MRI、RI、PET、超音波(心臓・血管・経食道)、ホルター心電図、負荷心電図(トレッドミル・マスター)、ABI/PWV、SPP、 IABP(大動脈内バルーンパンピング)、PCPS(経皮的人工心肺補助装置)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

腎透析科

分野

腎臓内科

特色

腎炎、ネフローゼ、膠原病、糖尿病性腎症に対しては早期発見・早期治療に努めている。血液透析(人工腎臓)が必要になった人に対しては、一歩透析室を出たら普通の人と同じような生活を送ってもらえるよう社会復帰を応援している。またサイコネフロロジー(透析患者さんの心理学)の観点から、患者さんの心を大切にしたいと考えている。

症例数

腎炎、ネフローゼ、膠原病=年間約20例に腎生検を行っている。光学的顕微鏡および蛍光抗体法による検討は当院で、電子顕微鏡による検索は信州大学病理学教室にお願いしており、精度の高い診断を心がけている

食事療法外来=透析になることを予防したり、透析を必要とする時期を遅らせる目的で、糖尿病性腎症や腎炎の患者さんを対象に10年4月から隔週木曜日に開設した。出席する患者さんは同席する医師、栄養師、薬剤師、看護師からの話を聞いたり、質問をしたり、またお互いの情報を交換することができ好評である

開業の先生との連携=10年12月から四日市医師会の先生方と慢性腎臓病(CKD)の患者さんについて系統的に情報を交換しており、早期発見、早期治療につなげている

慢性腎不全=10年12月現在、血液透析(人工腎臓)を受けている人は81人、CAPDを受けている人は4人である。長期透析の合併症、特に骨の合併症の予防を目指している。副甲状腺ホルモンが上昇傾向にある要注意群に対しては月2回の血液検査を行い、そのつどリン吸着剤、活性型ビタミンDの投与量を増減している。透析アミロイドーシスの可能性がある患者さんには、血液濾過透析やβ2ミクログロブリン吸着を行っている。また、シャントエコーを積極的に行い、シャントが閉塞する(詰まる)前にシャント拡張術を行うよう心がけている

血液透析以外の血液浄化療法=1年間に潰瘍性大腸炎に対する顆粒球除去療法を約100人に対して延べ969回、敗血症に対するエンドトキシン吸着を13人に、持続血液濾過透析を14人に行った。

医療設備

血液透析(人工腎臓)装置31台、シャント用エコー、CT、MRI、血管造影(DSA)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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