天草郡市医師会立天草地域医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

天草郡市医師会立天草地域医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

「地域医療支援病院」の指定を受け、外科全般にわたり天草医療圏の中核的診療体制を整える

★診療範囲は消化管や肝胆膵の消化器外科、甲状腺・乳腺外科、呼吸器外科、小児外科など幅広い。スタッフは外科、消化器外科、消化器病、消化器内視鏡、胸部外科の学会指導医・専門医であり、多領域での研鑽を心がけている。消化器内視鏡診断や内視鏡治療(出血、腫瘍治療)にも良く習熟している

★診療の基本は画一的でなく、患者本人、家族、スタッフの 相互理解、信頼を重視ながら最良の治療法の選択に留意し、総合的な予後向上を目指している。

症例数

2008年の手術数は400、他に内視鏡手術が321である

★消化器外科の手術は、良性疾患では胆石症(殆どが腹腔鏡手術が可能)、ヘルニア、虫垂炎が多い。悪性では食道癌7例(内視鏡手術5)、胃癌83例(内視鏡手術39)、大腸・直腸癌57例(内視鏡手術16)、肝癌5例、胆道膵領域癌15例などである。癌治療の基本姿勢は、進行癌には積極的な拡大手術で生存率・予後の向上に努め、比較的早期の癌には縮小手術、内視鏡手術を適応としている

★切除不能癌には消化管バイパス術、動注化学療法、胆道・膵癌に対する減黄術・内瘻化術など、種々の補助療法で「総合的な生活性の向上」を目指している

★甲状腺・乳腺外科では乳癌27例で乳房温存手術を主体に選択し、患者の精神的苦痛の軽減にも配慮している。甲状腺は9例

★呼吸器外科では、肺癌手術は9例であり、呼吸器内科と緊密に連携し外科治療と抗癌剤治療などを集学的に行う態勢を整えている。

医療設備

電子内視鏡、カラードプラ超音波、多列CT、MRI、血管造影、マンモグラフィ、腹腔・胸腔鏡下手術装置、マイクロ波メス、マイクロ波凝固治療装置、超音波外科吸引装置、集中治療室。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

循環器科

分野

循環器科

特色

紹介率90%以上の地域支援病院の循環器科として、天草全域の循環器疾患の二次医療を担っている。あらゆる種類の循環器救急疾患に対応する必要があり、虚血性疾患、心筋疾患、不整脈、肺塞栓症、大動脈疾患、静脈疾患、先天性心疾患などのすべてに対応している。天草地区は高齢化率35%と全国的にも最も高齢化が進んでおり、QOLを十分に考慮した高齢者の循環器疾患の治療を行っている。

症例数

★心臓カテーテル検査件数は年間約700件(以下件数は年間)、インターベンション件数約200件、ペースメーカー件数約70件、カテーテル・アブレーション約20件、下大静脈フィルター留置約10~20件、心エコー約4,000件、ホルター心電図約1,500件、トレッドミル約800件、経食道心エコー約20件

★急性心筋梗塞は年間80例が搬入されるが、積極的に経皮的冠動脈インターベンションによる再灌流療法を施行している

★虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査は、ほとんどが1泊入院で、ほぼ100%撓骨動脈アプローチで施行しているため、術後の安静が不要である。経皮的冠動脈インターベンションも、90%以上の症例が撓骨動脈アプローチで施行しており、施行後3日間で退院できる

不整脈=ペースメーカー植え込みが必要な徐脈性不整脈に対しては、生理的ペースメーカーを積極的に選択している。発作性上室性頻拍症、通常型心房粗動などの頻脈性不整脈に対して、カテーテル・アブレーションを約20件施行している。

医療設備

ICU・CCU9床、心臓カテーテル装置、心臓超音波エコードプラ装置、トレッドミル装置、ホルター心電図解析装置、IABP(大動脈内バルーンパンピング装置)、PCPS(経皮的人工心肺補助装置)、CT、MRIなどを備えている。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

天草地域医療センターは、人口15万人を背景とした医師会立の地域医療支援病院で24時間救急医療体制、共同利用施設、紹介外来型病院である。健診センター、介護センターも併設した「地域完結型」の天草地域の中核的病院である。病院の基本理念は、医療連携の推進、高い医療レベル堅持、地域医療向上、心ある医療である。脳神経外科も脳血管障害、頭部外傷などの急性期治療、さらに脳腫瘍、頸椎疾患、虚血性脳血管障害、老年脳神経外科疾患など、多彩な症例に対応している。なお、天草地域における神経内科系専門医の不足に対応するべく、特殊外来として神経内科外来、パーキンソン外来(脳神経外科)も開設している。

症例数

手術数は年間160例である

★脳動脈瘤クリッピングは年間30例程度で、破裂動脈瘤は原則として急性期手術を行う。全症例の25%は主としてMRAで発見される未破裂動脈瘤で、良好な成績を得ている。クモ膜下出血後の脳血管攣縮の予防と治療には高気圧酸素療法も併用している。脳虚血性疾患も多く、頸動脈内膜剥離術やバイパス手術の症例は年間15例である。高血圧性脳出血に対する定位脳手術の症例は年間15例ほどとなっている

★頸椎疾患手術は、前方固定術を中心に年間30例で、長期の経過観察においても良好な成績を得ている

★脳腫瘍手術例は、髄膜腫、転移性脳腫瘍、神経膠腫、脳下垂体周辺腫瘍など年間15例である。脳血管内手術は年間5~6例行われる。慢性硬膜下血腫は年間20例

★老年脳神経外科領域では「脳血管性痴呆に対する脳血管手術の効果と適応」を臨床研究テーマとして症例を重ねている。脳・心臓ドックも行っている。

医療設備

CT、MRI、ヘリカルCT、脳血管撮影、高気圧酸素治療装置などを備えている。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

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