千葉労災病院(千葉県市原市)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
千葉労災病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
消化器外科
分野 |
消化器・一般外科 |
---|---|
特色 |
市原市、千葉市南部を医療圏として癌の治療を中心に、一般外科、救急医療と、広く地域のニーズに対応している。現在ほとんどの外科疾患に対する手術に対応可能で、特に肝胆膵領域の難易度の高い手術や低侵襲な腹腔鏡下手術が増加傾向にある。 |
症例数 |
11年度の外科手術件数は798件で全身麻酔546件、腰・局所麻酔252件である。緊急手術は150件であった。腹腔鏡下・補助下手術は265件である ★胃癌=76例で胃全摘例は27例、進行胃癌に対しては術前、術後化学療法を併用している。5年生存率はIA期98.4%、IB期85%、II期62.5%、IIIA期52.6%、IIIB期14.3%、IV期0%、手術死亡率1.4%である ★食道癌=手術切除症例3例で手術適応となる症例が少ないのが現状である ★大腸癌=90例で直腸癌36例である。腹腔鏡補助下手術は65例に施行している。直腸癌切除症例での肛門温存率は94%であった。また再発2症例に対して骨盤内臓全摘術を施行した。5年生存率は0期100%、I期100%、II期100%、III期64.7%、IV期0%、手術死亡率0%である ★肝切除症例数は37例で、肝細胞癌17例、転移性肝癌12例、胆のう癌5例、肝門部胆管癌2例、肝内結石1例、肝良性腫瘍1例であった。転移性肝癌症例では長期生存例も認めており、可能な限り積極的切除術を施行している ★膵頭十二指腸切除術15例、症例によっては血管合併切除を含めた拡大手術も施行し、切除可能症例に対しては集学的治療を行っている ★胆のう良性疾患(胆石症、胆のうポリープ、腺筋症)に対しては腹腔鏡下胆摘術149例、開腹胆摘術4例である。腹腔鏡下胆摘術は92年に取り入れ、現在まで約1,800例に施行し標準術式となっている ★鼠径ヘルニア=成人鼠径ヘルニア127例(主にクーゲルパッチによる修復を行っている)、小児鼠径ヘルニア6例、大腿ヘルニア5例であった ★緊急手術に関しては、胃・十二指腸潰瘍出血・穿孔6例、結腸穿孔6例、小腸穿孔7例、急性虫垂炎59例、腸閉塞症19例等である。急性胆嚢炎に関しては中~重症例には緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っている ★痔核、裂肛、肛門周囲膿瘍等の肛門疾患手術症例は19例で、痔核、裂肛に関しては一般的には生活習慣の改善を指示し、投薬にて加療するのを原則としている ★中心静脈栄養のポート留置を42例に施行し術前・術後の栄養管理・抗癌剤治療を容易にしている ★我々は以上の消化器疾患の他に、乳腺疾患の診断・治療に対して2人の専門医が対応している。年間乳癌手術89例、精検約3,000例を数え、地域医療に貢献している ★手術以外の診療に関しては、胃内視鏡検査および大腸内視鏡検査は消化器内科と共に施行しており、出血性潰瘍の内視鏡的止血術、胃・大腸ポリープ(早期癌を含む)に対する内視鏡的粘膜切除術も積極的に行っている。また吻合部狭窄に対してブジー、手術適応のない狭窄高度食道癌、噴門部癌に対してステント留置、内視鏡的胃瘻造設・頸部食道瘻造設も行っている。大腸癌イレウス症例に対しては、経肛門的イレウス管挿入、留置にて一期的手術が可能となった。腹部血管造影検査も年間約50例施行しており、消化器内科と共に血管塞栓術も積極的に行っている ★我々の診療体制は基本的には受け持ち制であるが、患者情報を常に共有化しお互いにカバーしあえるようチーム医療を原則としている。また患者さんの高齢化に伴う心疾患、糖尿病、脳梗塞等の術前合併症のチェックや原疾患の診断・治療面での他科へのコンサルテーションが容易であり、心強い限りである。当院でも近年のIT化の流れとともに、オーダリングシステムを導入し、患者さんの処方・検査内容、検査結果等が即時に確認可能であり、安全管理の一助にもなっている。 |
医療設備 |
MRI、最新ボリュームCT、DSA、ガンマカメラ、体外衝撃波結石破砕装置、レーザー光凝固装置、腹腔鏡下外科手術システム、ハーモニック・スカルぺる、リニアック照射治療装置、輸血用血液X線照射装置、高圧酸素治療装置、オーダリングシステム。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 △
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 ×
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
呼吸器外科
分野 |
呼吸器外科 |
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特色 |
肺癌、転移性肺腫瘍、胸膜中皮腫、縦隔腫瘍等の腫瘍性疾患、自然気胸等の嚢胞性疾患、膿胸等の炎症性疾患および胸部外傷まで、呼吸器外科のすべての領域を網羅した診療を行っている ★呼吸器センターとして、呼吸器内科、放射線科およびリハビリ科等と密に連携して診断治療にあたっている。EBM(科学的根拠に基づく医療)を基本とし、十分な説明と同意のもとに治療を行っている ★近年増加している悪性胸膜中皮腫に対する多施設共同研究を主催し、治療法の開発に取り組んでいる(その治療法の一つとして胸腔内温熱灌流化学療法を行っている) ★治療の困難な中枢気道狭窄に対して、硬性気管支鏡を用いたステント留置療法を行っている。癌の治療において早期から緩和ケアを導入し、すべての時期において苦痛の少ない治療を提供することを目指している。 |
症例数 |
年間の手術症例数は約160例であり、肺癌が60~70例と最も多く、自然気胸が約40例でこれに次ぐ ★肺癌の病理病期別術後5年生存率はIA期84.1%、IB期71.5%、IIA期63.5%、IIB期48.9%、IIIA期30.7%、IIIB期23.3%、IV期29.2% ★自然気胸の術後再発率は約5%。気胸や肺良性疾患の手術はほとんどを胸腔鏡下に行っている ★早期肺癌に対しては胸腔鏡下または胸腔鏡補助下に負担の少ない手術を行い、進行肺癌に対しては、放射線化学療法施行後の切除や拡大手術に積極的に取り組んでいる。手術非適応の肺癌症例に対しては、呼吸器内科、放射線科との連携のもとに放射線化学療法を行っている。 |
医療設備 |
MDCT、3テスラMRI、リニアック、硬性気管支鏡、電子内視鏡、超音波内視鏡(EBUS)、ヤグレーザー。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
糖尿病・内分泌内科
分野 |
糖尿病内分泌内科 |
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特色 |
糖尿病専門医・糖尿病認定看護師を中心に、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士の医療チームによる診療・療養指導を行っている。糖尿病患者会「ひまわり会」の活動が活発である。近隣の開業医と症例検討会・研修会を開くなど、医療連携を積極的に行っている。日本糖尿病学会教育認定施設、日本内分泌学会教育認定施設。 |
症例数 |
年間の糖尿病患者数は、外来が約1,800人、入院が約250人。1型糖尿病が約25%、2型糖尿病が約75%。年間の内分泌疾患患者数は約500人。約95%が甲状腺疾患で、バセドウ病が約40%、慢性甲状腺炎が約55% ★糖尿病教育入院は、クリニカルパスにより行われ10日間あるいは14日間のコースがある。20人の日本糖尿病療養指導士を中心に、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士による個人・集団指導を行っている。2型糖尿病は、生活習慣の改善を基本に、インスリン分泌能と抵抗性の評価、網膜症・腎症・神経障害・動脈硬化症などの合併症の状態から最適な経口血糖降下薬あるいはインスリン注射を考え薬物治療を行っている。1型糖尿病は積極的に強化インスリン療法を行っている。12年からCGM(持続血糖モニター)とCSII(インスリンポンプ療法)の最新治療を開始した ★腎症は、医師・医療スタッフ・ドクターエイドからなる「糖尿病腎症透析予防」チームで指導にあたっている。動脈硬化症は、頚動脈壁内膜中膜肥厚度(血管の厚さ)と脈波伝播速度(血管の硬さ)で早期診断を行い、脳MRIによる脳血管障害や冠動脈CTによる虚血性心疾患の精密検査を行っている ★バセドウ病は、薬物療法が基本であるが、副作用などで薬が使用できない場合は、アイソトープ治療(年間約10人)を行っている。甲状腺超音波検査は年間約250人行い、腫瘍性病変が見つかった場合は頭頚部外科に依頼して吸引細胞診を行っている。 |
医療設備 |
超音波、CT、MRI、核医学診断装置、血管撮影検査。 |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
脳神経外科
分野 |
脳神経外科 |
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特色 |
67年(昭和42年)に開設され長く地域の基幹病院としての役割を果たしてきている。かつては頭部外傷症例が多かったが、現在は脳血管障害例を多く手がけている。24時間体制で救急患者に対応している。脳卒中地域連携クリニカルパスの管理施設であり、地域の急性期病院・リハビリテーション施設・かかりつけ医師・維持期施設の連携を主導している。 |
症例数 |
年間の外来患者数約4,000人、入院数約300人、手術件数は年間約100例。手術内訳は脳腫瘍約20例、脳動脈瘤クリッピング術約15例、他いわゆるマイナーサージャリー等である ★破裂脳動脈瘤に対しては開頭クリッピング術を第一選択としているが、脳血管内手術がより有利な場合には近隣の専門医と連携している。神経内視鏡視野内表示可能な手術顕微鏡を活用して精度の高いクリッピング手術を心がけている。未破裂脳動脈瘤に対する治療は、種々の条件を考慮して十分な説明を重ねて正しい理解と同意を得てから施行する ★脳腫瘍は悪性と良性がおよそ半々である。良性腫瘍では無理な全摘出よりは安全な手術を心がけている。大きな聴神経腫瘍や巨大下垂体腫瘍等では、その分野の経験豊富な外部医師を招聘して手術を行う場合もある。悪性腫瘍に関しては、積極的手術に加えて化学療法・リニアックによる放射線療法を行うが、必要に応じて連携病院にてガンマナイフ加療あるいは定位放射線治療を選択する ★水頭症に対しては、症例によってシャント手術あるいは内視鏡的第三脳室底開窓術を行っている。正常圧水頭症に対して十分な術前検討を行った上で腰椎腹腔シャント術を行っている。他、種々の分野のスタンダードな手術を手がけている。http://www.chibah.rofuku.go.jp/index.html |
医療設備 |
3.0ステラMRI、CT 2台(3DCT 1台)、SPECT、DSA、神経内視鏡、超音波吸引手術装置、ヤグレーザー、誘発電位測定装置、リニアック。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 〇
- 主治医指名 〇
- 執刀医指名 〇
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
乳腺外科
分野 |
乳腺・内分泌外科 |
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特色 |
乳癌および乳腺良性疾患に対し、診断から治療まで質の高い医療を目指している。検診での要精検者および自発的受診者を検査対象とし、マンモグラフィ・超音波・細胞診の基本的検査を行い、細胞診で診断確定が困難な場合には針生検を積極的に用い、確実な診断を得ることを心がけている ★乳癌治療は、外科治療・薬物療法・放射線治療・迅速診断を含む病理診断に対応可能なスタッフ・設備を有し、その協力のもとに行っている ★また乳がん看護・がん化学療法看護・がん性疼痛看護やリンパ浮腫セラピストの認定者を含む看護師・薬剤師・放射線および検査技師・メディカルソーシャルワーカーらと共に積極的に患者ケアに取り組んでいる。その一環とし、医療者と乳癌患者さんが共同で運営するコスモス会で親睦と勉強の場を設けている。 |
症例数 |
外科治療は乳房温存療法・センチネルリンパ節生検(色素法+アイソトープ法)・術前化学療法後の手術等を一般的適応に基づいて行っている。薬物療法はガイドライン等に従い、エピデンス(科学的根拠)に基づいた標準治療を行うことを基本方針とし、安全性にも十分な配慮をしている。いずれの治療方針も、画像診断・病理診断等の客観的評価に、それぞれの患者さんの希望・状況を加味し十分なインフォームド・コンセントの上決定している。最近の年間乳癌手術件数80~90例、乳房温存率75.3%、センチネルリンパ節生検施行率81.9%、同定率100%、このうち93.2%は転移陰性で腋窩郭清を省略している。病期別治療成績: 5年生存率は、0 期100%、I 期99.3%、II期98.3%、III期72.7%。 |
医療設備 |
マンモグラフィ(トモシンセシス)、超音波、MRI 、MDCT、リニアッ夕、ガンマプローブ、コア針生検、吸引式針生検など。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 △
- 主治医指名 〇
- 執刀医指名 〇
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
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診療科目:外科
50代以上女性 2020年06月04日投稿
虫垂炎の穿孔で入院し手術しました。 その際に、救急外来・外科・泌尿器科・産婦人科にかかりました。 ドクターをはじめ看護師さん・助手の皆さん・お掃除の方など、本当にお世話…続きをみる