専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

新潟臨港病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

肛門科

分野

肛門科

特色

創立60年になる医療法人の総合病院で、消化器・呼吸器・腎臓病などを主とする一般内科、関節外科・手の外科・リハビリテーションなどを中心とする整形外科、それに消化器・肛門疾患を中心とした一般外科全般を取り扱う外科・肛門科の他、10科を有する (199床、内療養病床49床)。特に肛門疾患の手術成績には定評がある

症例数

外科・肛門科入院手術総数は年間約500例で胆石、胃癌、大腸癌、急性虫垂炎、腸閉塞などに対しては傷の小さな腹腔鏡下手術を数多く行っている。大腸内視鏡検査数は年間約1,500例で、大腸の内視鏡的手術も年間約50例に施行している

★肛門科に関しては入院手術数が年間約200例、外来での日帰り手術も数十例に施行している。外来患者の10~20%が手術適応となっている。患者さんの愁訴と日常生活のQOLを考慮し、治療法を選択している

★痔核に関しては生活習慣の改善と投薬を主とする保存的治療が原則であるが、外来手術では主として硬化療法とゴム輪結紮法を施行している。入院手術は結紮切除法(半閉鎖法)を標準治療としているが、新たな治療法である四段階注射法による硬化療法(ジオン注)も適応を選んで施行している。術後の出血や疼痛の軽減に加えて治療期間が短縮され好評を得ている

★痔瘻に関しては、単純痔瘻に対しては切開・開放術もしくは瘻管にゴム糸を通してゆっくり切開・開放するシートン法を、複雑痔瘻にはシートン法を中心に治療している。最近、クローン病の肛門病変であるクローン痔瘻に対するシートン法を依頼されることも多い

★裂肛に関しては、まず急性期にはニトログリセリン軟膏を併用した保存的治療を施行し、効果のない場合や慢性期には、外来手術で肛門拡張術や内括約筋側方皮下切開術を行う。肛門狭窄があれば入院手術で皮膚弁移動術を行っている。老人の直腸脱手術も年間10数例あり、経肛門的治療であるデロルメ法を中心に行っている。なお、肛門科の手術は原則として入院手術で、入院期間は通常2~5日間であるが、日帰り手術の施行も症例によっては考慮している。

医療設備

電子肛門鏡、MRI、CT、電子内視鏡、超音波診断装置など。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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