専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

新潟県立新発田病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器・一般外科

分野

消化器・一般外科

特色

新潟県北部の基幹病院として、急性虫垂炎、ヘルニアなどの小手術から、食道切除術、肝切除術、骨盤内臓全摘術などの進行癌に対する拡大根治術まで、幅広く治療している。癌治療に関しては1人の患者に対し、同一主治医により、手術、放射線療法、化学療法などの治療から再発時の緩和治療、ターミナルケアまで一貫して診療にあたっている。

症例数

手術件数は年間約950例で、そのうち全麻手術は約750例である

★食道癌手術症例は約15例で、放射線療法が約5例である

★胃癌は約120例で、5年生存率(Kaplan-Meier法)はStageIA:93.1%、IB:83.3%、II:66.4%、IIIA:45.1%、IIIB:15.8%、IV:5.8%である

★結腸癌は約90例、直腸癌は40例で、5年生存率は、Stage 0~I:100%、II~IIIa:92%、IIIb:58%、IV:22%である

★胆石症は約70例で、95%が腹腔鏡下胆摘術である

★胆嚢・胆管癌は約15例、膵癌は約15例で、膵頭十二指腸切除15例である。肝癌、肝転移に対し、35例に肝切除術施行している

★乳癌は約90例で、インフォームド・コンセントの上、適応症例の40%に乳房温存手術を施行している。術後の放射線治療も可能である

★ガイドラインに沿って、QOLを目指した縮小手術から、根治度を目指した拡大手術まで、患者個々に合わせた手術選択を心掛けている。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、DSA、各種内視鏡、放射線治療(リニアック)。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

循環器科

分野

循環器科

特色

虚血性心疾患、心不全、不整脈疾患を中心とする循環器疾患に対する専門的な診療を行っている。虚血性心疾患ではカテーテル治療が主体であるが、心臓血管外科との合同検討会を行い、手術治療や内服治療も含めて常に最善の治療を行うことを心がけている。また虚血性心疾患の危険因子の管理を徹底して行い、2次予防に重点を置いている。

症例数

新潟県の阿賀北地区の3次救急をすべて引き受けているため、年間の救急車搬入は5,000台以上であり、循環器救急は専門医による24時間対応を行っている。虚血性心疾患に対する冠動脈形成術は年間200例弱であるが、そのうち100例以上が急性冠症候群に対する緊急治療である。搬入から治療開始までの時間を最短にすることを心がけており、急性心筋梗塞の死亡率は5-6%程度となっている。除脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み術は年間50-60症例、頻脈性不整脈に対してはカテーテルによる焼灼術を行っている。

医療設備

デジタルシネアンギオ装置、IVUS、RI、MRI、CT、エコー、人工透析など。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

神経内科

分野

神経内科

特色

新潟市に隣接し県北地域(阿賀野川以北)の基幹病院として、救急医療、高度医療の充実と機能向上を目指している。当科として、病気をみるのではなく、患者さんをみることを方針としている。病気だけにとらわれた医療は行わない。常にQOLをまず第一に考え、家庭を持ち、社会に暮らす一人の人間として、どう援助したら良いのかを常に考えた診療を行っている。入院患者は急性疾患が中心であるが、神経筋疾患診療の阿賀北地域の拠点病院として、地域の医療関係者の教育も行っている。新潟大学神経内科の全面的なバックアップのもとに遺伝子診断を含め総合的に診断・診療を行っている。

症例数

年間入院患者数は急性期疾患を中心に約300人。内訳はTPA投与の超急性期脳梗塞を始めとした脳血管障害(3/4が脳梗塞、1/4が脳出血)60%、てんかん・眩暈等の発作性疾患12%、脳炎・髄膜炎10%、中毒・代謝障害6%、神経変性疾患5%、末梢神経疾患2%、筋疾患2%と多岐にわたる。急性期治療が終了した患者は、隣接するリウマチセンターでのリハビリテーションを行うといった、急性期~亜急性期リハビリテーションに至る流れが完成している。外来新患者数は年間約1,300例。内訳は頭痛・眩暈・てんかん等の発作性疾患31%、脳血管障害後遺症11%、変性疾患11%、末梢神経障害8%、意識障害6%、不随意運動5%、痴呆性疾患5%、脳炎・髄膜炎2%、筋疾患2%、内科疾患の神経系合併症4%。このように脳血管障害後遺症から神経変性疾患と幅広く、リハビリテーションや医療相談室、地域の開業医と連携しながら総合的に診療を行っている。神経症、精神分裂病、躁うつ病、心身症等の精神科疾患は精神科へ紹介している。2006年秋に日本海側北部を中心に多発したいわゆる“スギヒラタケ関連脳症”の初報告施設である。

医療設備

CT、3D-CT、MRI、SPECT、DSA、頸動脈エコー、経頭蓋エコー、脳血管撮影などの神経放射線検査。脳波、筋電図、各種誘発電位、重心動揺計などの電気生理検査。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

放射線科

分野

放射線科

特色

新潟県北部、下越地区の基幹病院として、画像診断、核医学、放射線治療の3部門を担当し、特にIVRについては血管、非血管ともに精力的に取り組んでいる。また院内の診療のみならず病診連携の一環として地域開業医からのCT、MRI、RIなどの諸検査の依頼にも積極的に対応している。外来は放射線治療が主で、患者のQOL向上を念頭において大学病院とも連携を緊密に保ち高水準の治療を維持している。

症例数

2008年度の検査件数は一般撮影が約35,000件、CT18,000件、MRI3,700件、血管造影1,000件(心臓カテーテル700件、脳外科70件、腹部骨盤150件、末梢血管90件)。放射線科の関与したIVR件数は非血管系を合わせて410件であった。IVRの中では肝胆道系の症例が多く、肝癌に対するTAEは毎年50件以上で可能な限り選択的な塞栓術を行っている。最近は血管外科と連携し、閉塞性血管病変に対するPTAや腹部大動脈のステントグラフト治療なども行っている。喀血や消化管出血、交通外傷に伴う血管損傷に対するIVRなど緊急検査にも対応しており良好な成績を得ている。胆道系のIVRでは、PTCDの件数が多く、ステント療法の症例も多い。CTについては、マルチCTが導入されてからは件数の増加傾向だけでなく、3DCTやCTアンギオ等の精度の向上も目立っている

★核医学の件数は年間1,900件で、骨シンチ1,200件、腫瘍シンチ150件、心筋シンチ330件、脳血流シンチ200件

★放射線治療は年間の新患登録数は230件で、肺癌21件、食道癌12件、頭頚部26件、前立腺癌46件、子宮癌2件、乳癌61件、脳腫瘍(脳転移)15件、骨転移40件など。

医療設備

一般撮影(CR)、CT2台、1.5TMRI 1台、X線TV3台、血管造影2台、US 3台、ガンマカメラ(SPECT可能)2台、リニアック(バリアン+CTシミュレータ)。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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