松波総合病院(岐阜県羽島郡笠松町)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
松波総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
循環器内科
分野 |
循環器科 |
|---|---|
特色 |
地域の中核病院であるため、循環器疾患全般の診療を行っている。とりわけ冠動脈疾患の治療には力を入れている。救急疾患特に急性冠症候群(急性心筋梗塞、安定狭心症)、急性心不全などには24時間体制で取り組んでいる。 |
症例数 |
急性心筋梗塞に対しては、ほぼ全例に直ちに冠動脈インターベンションを施行して再疎通を図り、重症例にはIABP(大動脈内バルーンパンピング)、PCPS(経皮的人工心肺補助装置)を装着して対応している。09年の心臓カテーテル症例数は1,070例、冠動脈インターベンション治療は260例であった ★冠動脈疾患は症例ごとに最適な治療法を検討してステント留置、ロータブレーターなどを選択して施行し、その成功率は98%を超えている。また心臓血管外科とも緊密に連携し、バイパス手術適応を決定している。なお、10年3月320列CTを導入し冠動脈疾患の診断に積極的に用いている。特に狭心症が疑わしい症例や紹介患者さんには即日検査を行い、その日に結果を説明している。重症心不全に対しては集中治療室に収容し、血行動態をモニタリングしながら治療を行っている ★心不全の原因疾患としては拡張型心筋症、虚血性心疾患、重症心臓弁膜症などが多い。重症弁膜症に対しては、手術適応例は心臓血管外科と連携して人工弁置換術または形成術を行っている ★不整脈に対してはホルター・心電図、電気生理学的検査などを行い、適応のある徐脈性のものにはペースメーカー植え込み、頻脈性不整脈にはカテーテルアブレーションを施行している(ペースメーカーの植え込みは09年は49例) ★下肢の閉塞性動脈硬化性疾患に対してはMDCTで診断を確定し、動脈造影を行った後にインターベンション治療を行っている。 |
医療設備 |
ICU 4床、CCU 4床、心血管造影装置、320列CT、心臓超音波、血管内超音波、心臓核医学装置、IABP、PCPSなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
形成外科
分野 |
形成外科 |
|---|---|
特色 |
04年新設の診療科であるが、岐阜市および隣接市町村では唯一の形成外科学会認定施設として、形成外科全般の治療を行っている。岐阜県全域はもとより愛知県、三重県からの受診も多い。 |
症例数 |
年間の手術件数は入院が約300例、外来が約500例 ★顔面骨骨折では、鼻骨、頬骨、ブローアウト骨折のほか、歯科の協力を得て上下顎の骨折の治療も行う。骨、軟骨および人工骨移植による陳旧骨折の手術のほか、開頭術後の頭蓋変形の治療、陳旧性顔面神経麻痺の再建も行う ★手の外科では、切断指再接着をはじめ、神経、腱損傷、デグロービング損傷などマイクロサージャリーの技術を要する重症例も含め年間約120例で、他施設からの緊急手術の要請も受け入れている。特に切断指では末梢レベルの切断であっても極力再接着を行うよう努力しており、生着率は約83%である。また、整形外科と連携し、四肢の開放骨折に対して遊離皮弁等による軟部組織の修復を担当している ★皮膚・皮下の腫瘍切除は約300例で、局所麻酔の痛みを少なくすることと、手術の傷跡が目立たないよう配慮している ★腱膜性眼瞼下垂に対する手術は年間約200例に及び、それに起因する頭痛、肩こりの改善が得られ県内外から患者が増加している。先天性、老人性の眼瞼下垂、眼瞼の内外反の治療、悪性腫瘍切除後の再建も行っている ★ケロイド、肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮では、薬物療法の他にZ形成術や皮弁、植皮術、ティッシューエキスパンダーを用いた手術療法も併用している ★Qスイッチルビーレーザーによる太田母斑などのアザの治療、さらに自費(保険対象外)であるが脱色素軟膏を併用してシミの治療も行っている ★多指(趾)症、埋没耳、立ち耳などの耳介変形、臍ヘルニア、漏斗胸などの先天異常、陥没乳頭の手術および保存的治療も行う ★乳房再建は全摘後の欠損のほか、温存術後の乳房変形にも対応している。当院外科と協同しての一期再建のほか、他院での乳癌手術後の二期再建も行っており、再建方法は筋皮弁など自家組織によるものとシリコンインプラントによるものの双方を、患者さんの状態や希望に合わせて取り入れており増加傾向にある。 |
医療設備 |
Qスイッチルビーレーザーなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
産婦人科
分野 |
産婦人科 |
|---|---|
特色 |
研修医に人気のある病院であり、例年応募競争率が約4倍である。そのため、勘や経験に根ざす診療システムではなく、体系だった教育的配慮のある体制を心がけている。スタッフ全員が産科婦人科専門医であることに加え、個々のスタッフが生殖医学専門医、婦人科腫瘍専門医・指導医、内分泌代謝科(産婦人科)専門医・指導医、がん治療認定医などの認定を受けており、婦人科すべての疾患に対応している。病診および病病連携を大切にしており、紹介率は約5割である ★婦人科腫瘍に対しては、悪性・良性腫瘍を問わず、専門医が十分な時間をかけ個々の症例の相談に乗り、個々のニーズに配慮しながら最適の治療方法を取り入れている。名人芸的な術式を避け、誰でも安全に行える術式を取り入れている。良性疾患に対しては侵襲性の低い腹腔鏡下手術あるいは腟式手術を心がけており、性器脱矯正手術にも力を入れている ★また、不妊・内分泌疾患では、体外受精を含めた一般的な生殖補助医療はもとより、ホルモン不応症では同意の上で遺伝子分析を行っている。いずれの領域でも、高度先進医療が必要な希有疾患を積極的に受け入れている ★周産期領域では、近隣の高次医療機関と得意分野(新生児ケアあるいは胎児異常)の棲み分けを行っており、当院では産科救急や合併症妊婦を積極的に受け入れている。また、県境という立地から隣県からの受診も散見される。医学の発展に寄与することを目的として、希有な症例のみならず、日常的な疾患でも新たな切り口で症例を蓄積・解析し、英文誌への投稿を通して世界的な視野で疾患を再考する姿勢を養うようにしている。 |
症例数 |
手術枠は毎週月・木・金で5枠である。平均1カ月の手術待ちとなるが、急ぐ症例は臨時枠で対応している。10年上半期(4月から9月)の場合を以下の示す ★婦人科悪性腫瘍のうち、子宮頸癌はI、II期7例であり、広汎子宮全摘出術を、0・Ia期(8例)の治療は十分な説明の上で、妊孕性温存あるいは単純(拡大)子宮全摘出術を行った。進行期IIIおよびIV期(8例)に対しては、放射線・全身化学療法を行った。子宮体癌は9例であった。その全例が手術可能であった。子宮体癌0期とも言うべき異型内膜増殖症は3例であった。卵巣癌は12例に手術療法と術後化学療法を施し、いずれも経過観察中である ★婦人科良性腫瘍のうち、子宮筋腫に対しては、核出術あるいは腹式(腟式)子宮全摘術または閉経への逃げ込みを個々の症例に応じて選択した。巨大卵巣腫瘍でも、可能な限り腫瘍核出あるいは片側卵巣の残存を試み、妊孕性温存手術を心がけた ★性器脱では積極的にメッシュ法を取り入れ、術後のQOL(生活の質)に配慮している。近年、紹介患者が急増している ★不妊・内分泌疾患では、紹介による難治不妊症例が多い。適応症例では積極的に顕微授精を含め体外受精・胚移植を行っており、妊娠率は30~40%前後である。その他遺伝子異常が疑われる症例で、同意を得て行う遺伝子分析を含め、すべての症例で病因解明を行った。加療が可能な場合には加療した ★周産期=分娩総数は約150件、帝王切開率約20%である。その内訳は、内科疾患合併症妊娠、婦人科疾患合併妊娠、前置胎盤や子宮内胎児発育不全などがある。小児科常勤医が4人おり、新生児は小児科管理となる。しかしNICU(GCU)は未整備である。また頚管妊娠、癒着胎盤や既往帝王切開痕妊娠などの異所性妊娠にも積極的に取り組んでいる。 |
医療設備 |
パワードプラ超音波、3D超音波、各種CT、MRI、 PET、子宮鏡、放射線治療装置、腹腔鏡、顕微授精関連設備。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
ペインクリニック外来
分野 |
ペインクリニック |
|---|---|
特色 |
担当医が一人という小さな外来ではあるが、原因がはっきりしない痛みや原因治療が困難な痛みに対し神経ブロックを中心にした疼痛緩和治療を行う。痛みをなくせないものはどのように痛みと付き合っていくかを患者様と共に見つける手助けをする。総合病院であることから各診療科と連携を持ち、神経ブロックだけに頼らない患者様の立場に立った疼痛管理を行う。リハビリ室に併設されているため、必要に応じセラピストと共に訓練・治療を行うこともある。 |
症例数 |
症例数は年間2,000人程度、新患者数は200人前後である ★対象疾患は帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛、非定型顔面痛、三叉神経痛、後頭神経痛、腰痛、頸椎・腰椎の椎間板ヘルニア、癌性疼痛、肩こり、外傷性頸部症候群、頸肩腕症候群、反射性交感神経萎縮症(RSD)、カウザルギーなど。また疼痛とは関係の少ない疾患として末梢性顔面神経麻痺、顔面けいれん、血管疾患(ASO、バージャー病など)、アレルギー性鼻炎(花粉症)、網膜中心動脈閉塞症などが治療の対象となっている ★これらに対して星状神経節ブロック・硬膜外ブロック・三叉神経ブロックなどの神経ブロック(知覚、交感神経)療法、X線透視下による神経ブロック、近赤外線照射、高周波刺激による疼痛治療や筋力増強、経口薬物療法、漢方治療等を中心に行っている ★また疼痛コントロールに難渋する場合には、痛み日記を用いて患者様自身による自己疼痛管理ができるように指導を行っている。特に帯状疱疹は早期より外来にて神経ブロック療法を積極的に施行し、近赤外線照射、軟膏療法、漢方製剤などの内服薬投与を行い、神経痛の残存を防いでいる。癌性疼痛に対しては、緩和ケアチームの一員として疼痛管理を含むケアを入院から外来に至るまで関与している。 |
医療設備 |
MRI、CT、X線透視装置、高周波刺激装置、近赤外線照射装置、レーザー機器など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 ×
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
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- 名医の推薦分野について
- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
2007年10月31日投稿
家の近くの眼科はいつも数時間待たされるので、眼科を併設したこちらに行ってみました。 残念だったのは、眼科医が常駐しているわけではないと言うことです。 子供の「めんぼ」程…続きをみる