専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

三重病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

呼吸器疾患全般について診療を行っている。外来の主体は、気管支喘息、COPD(肺気腫・慢性気管支炎)、肺炎・気管支炎、間質性肺炎・肺線維症など。入院の主体は、回復期や慢性期にある様々な呼吸器疾患。

症例数

入院の内訳は、COPD(肺気腫・慢性気管支炎)、肺炎・気管支炎、間質性肺炎・肺線維症、肺癌など

気管支喘息=吸入ステロイド薬を早期より使用して、発作予防や難治化防止に努めている。ピークフローメーターを用いた自己管理を推奨しており、環境整備などのアレルギー対策にも力を入れている。難治性の喘息には、種々の治療法を組み合わせて最善の治療を提供している

COPD=まずは禁煙が大切。薬物療法とリハビリテーションが有効。さらに、酸素療法やマスク陽圧換気療法も提供している

肺炎・気管支炎=慢性の感染症(気管支拡張症・びまん性汎細気管支炎など)には、特定の抗菌剤(14員環系マクロライド薬)が有効である

間質性肺炎・肺線維症=様々な病気が含まれるが、病態に適した治療が必要となる

肺癌=新しい抗癌剤や副作用軽減薬の進歩により、治療の幅が広がった。苦痛を和らげる緩和ケアも提供しており、塩酸モルヒネなどをうまく使うことで、痛みや息苦しさの改善も容易となっている

睡眠時無呼吸症候群=とりわけ肥満にともなう本症候群が多く、入院および外来ともに減量治療を推進している。持続陽圧呼吸療法を行っている

呼吸不全=薬物療法に加え、酸素療法・マスク陽圧換気療法・人工呼吸療法を実施している

呼吸不全のリハビリテーション=患者さんとその家族のために、多面的で継続的なサービスを推進している。

医療設備

CT、MRI、気管支鏡、睡眠ポリグラフィー。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

小児科

分野

小児医療

特色

06年11月より正面玄関前に小児1次応急診療所が開設され、地区医師会オープンシステムとの連携も深まり、小児2次救急拠点病院としての診療を実施している。患者は隣接する特別支援学校(小、中、高等学校)へ通学しながら小児慢性疾患(生活習慣病・思春期医療を含む)、重症心身障害についての専門医療を受ける。また、当科は三重大学連携大学院として基礎および臨床研究(アレルギー、感染症、ワクチン)、渡航医学、国際医療協力を行っている。小児後期臨床研修は、三重中央医療センター(NICU) 三重大学小児科(血液疾患、悪性腫瘍、循環器疾患など)と連携して研修が可能である。ワクチン、小児用薬剤の治験を実施している。11年12月には病棟が新築される予定である。

症例数

外来患者数1日平均100人、急性疾患、とくに専門外来の受診が多い。小児急性疾患入院は年間1,600人前後で、主に呼吸器、消化器疾患が占める。小児慢性疾患病棟では、食物アレルギーの経口免疫療法、喘息、アトピー性皮膚炎、糖尿病、生活習慣病、心身症、神経疾患、腎疾患に対して年間を通して1日平均35~40人が長期入院治療、療育を行っている。1型糖尿病は小児から成人にいたるまで成育医療を実践している。また、小児外科、小児整形外科、耳鼻科(アレルギー、難聴)とも連携しながら診療を行っている。

医療設備

MRI、CT、脳波、誘発電位、呼吸機能、アストグラフ、各種迅速検査など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科全般の診療に加え、特に新生児から成人までの難聴、小児のアレルギー疾患および感染症に積極的に取り組んでいる。幼児から成人まで対応できる人工内耳リハビリテーション病院でもある。

症例数

09年度の外来患者総数は5,800人

小児聴覚・言語=聴力検査、言語を含めた発達検査、遺伝子検査、画像検査などに基づいて、早期の正確な診断を行っている。また、診断後の小児科や療育・教育機関との連携にも力を入れている。09年度の小児聴覚言語外来初診患者数は140人、幼児聴力検査は661件、ABR・ASSRはそれぞれ124件実施した。新生児聴覚スクリーニング精査希望児は、予約制で丁寧な面談と検査を行い、早期の診断と療育開始に努めている。09年までにスクリーニングから40人の両側中等度以上の難聴児が判明し、ほとんどが県内施設で6カ月以内に補聴器を装用し療育を開始した。小児の言語発達に関する相談と訓練も行っている

補聴器=難聴者に対して補聴器の適合と管理を行うとともに、聴覚障害に関する情報提供を行っている

人工内耳=幼児から成人までの高度難聴者に対し、人工内耳の適応の検討、術前検査、カウンセリング、マッピング、装用指導を行っている。また、装用者と家族の交流会を定期的に開催している

その他の小児耳鼻咽喉科疾患=小児のアレルギー性鼻炎について、アレルギー科と連携して副鼻腔炎や喘息との関連、低年齢児の診断と治療などの臨床と研究に取り組んでいる。また、乳幼児の反復し重症化する中耳炎に対しても積極的な治療を行い、良好な結果を得ている。

医療設備

純音・語音聴力検査、幼児聴力検査(BOA、COR、遊戯聴力)、耳音響放射、ABR、ASSR、補聴器特性測定、人工内耳システム、小児発達検査、電子内視鏡、MRI、CT。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

麻酔科

分野

ペインクリニック

特色

①神経ブロック療法では、トリガーポイント注射が最も多く、次いで、肩甲上神経ブロック・後頭神経ブロック・仙骨ブロック・星状神経節ブロック・肋間神経ブロックの順に多い。②低出力レーザーを中心とした光線療法を施行している。③漢方薬治療を用いている。④外来棟の同じ並び(1階)の内科、整形外科、眼科、心療内科と連携し治療にあたっている。

症例数

新患者総数は年間約30人、1日外来患者数は15人から25人である

★主な対象疾患は三叉神経痛、頸や肩、上肢(うで)の痛みや五十肩、肩こりからくる頭痛、腰痛、下肢(太ももやふくらはぎなど)の痛み、術後の創部痛などである。痛み以外の疾患、肩こり、顔面神経麻痺、緑内障などの眼科疾患では、各診療科のサポート的な役割を担って診療している

★治療は主として、低出力レーザー等の光線療法で、補助的に神経ブロックの施行と内服治療を行っている。高齢者人口の増加と地域の特性に伴い高齢者の腰下肢痛が多い。最近の傾向として、心療内科との境界領域的な腰痛、頭痛、肩こりが増えてきており、悩める人が多い現代の風潮をそのまま反映しているように思われる。三重県内の麻酔科医が少ないこともあり、中核病院にてペインクリニックを開設していないところが多い。そのためか当施設のペインクリニック診療件数および紹介件数は年々増えているものの、院内の手術件数の増加に伴いペインクリニックの診療時間が押され気味となり、週2日午前中のみの診療を余儀なくされている。なお、入院体制はとっていない。試験的な治療法も行っていない。

医療設備

院内には、MRI、CT装置はあるが、麻酔科の神経ブロック用としてはない。低出力レーザー治療器。バリアフリー構造。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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