専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

市立伊勢総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

①腹部・消化器外科手術では、半数以上が体に優しい腹腔鏡手術(09年手術件数)。②胃癌手術の約24%、大腸癌手術の約60%が体に優しい腹腔鏡手術(09年手術件数)。③患者さんやご家族への十分な情報提供を行い、同じ立場でともに考え治療方針を決定する。④術前から術後までトータルな診療を理念としている。

症例数

09年の入院手術件数は526件。腹部・消化器外科手術380件が最も多くを占めており、うち半数以上の200件が腹腔鏡手術。胆石手術、虫垂切除の80%以上は腹腔鏡手術。胃癌手術は59件で、うち腹腔鏡手術は14件。大腸癌手術は81件、うち腹腔鏡手術は48件。他に鼠径ヘルニア90件、乳癌27件、呼吸器手術27件など

5年生存率は、胃癌=StageIA:90.3%、IB:85.9%、II:71.4%、IIIA: 52.6%、IIIB:32.8%、IV:10.0%。大腸癌=Stage0:97.1%、I:93.3%、II:80.4%、IIIa:75.7%、IIIb:79.7%、IV:25.6%(他病死を含む)

★進行・再発食道癌・胃癌・大腸癌・乳癌・胆道癌・膵癌では、薬剤師や放射線治療医とのチーム医療で化学・放射線療法を積極的に施行し、かつ並行して緩和医療も行っている。外来化学療法室も設置しており、QOL(生活の質)と治療効果のバランスを考えた治療を行っている。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、ハイビジョン電子内視鏡、超音波内視鏡、DSA血管撮影装置、放射線治療装置(IMRT)、腹腔鏡・胸腔鏡手術機器ほか。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

整形外科

分野

整形外科

特色

幅広く整形外科領域の診療を行っている。中でも手の外科、脊椎、人工関節手術は数が多い。マイクロサージャリーを利用した神経血管縫合、切断指肢再接合、遊離組織移植、再建手術なども行っている。特殊外来として手の外科リウマチ外来を開設している。外傷をはじめとする救急要請には可能な限り対応している。また近隣の病院、診療所からの紹介も原則としてすべて受け入れている。

症例数

年間手術件数は、00・01年度約450件、02・03年度約500件、04年度約650件、05・06年度約700件、07年度730件と、年々増加し、ここ数年は700件前後である。その中で手の外科が約150件、マイクロサージャリーが約20件、脊椎が約30件、人工関節が約30件。骨折手術も数多く、大腿骨近位部骨折は約120件

★脊椎手術では、転移性脊椎腫瘍をはじめとする脊髄性麻痺に対する手術を多数行っており、良好な麻痺の改善を得ている。脊髄性麻痺の改善には早期手術が求められ、深夜休日の緊急手術もまれではない

★広範囲骨欠損、広範囲皮膚欠損など難治性組織欠損にはマイクロサージャリー手技を用いた遊離血管付骨移植、皮膚移植、筋移植を行い、非常に良好な結果を得ている

★様々な骨折に対しては、長期のギプス固定や臥床による弊害を避けるため、また整復不足や変形癒合を残さないため、手術を選択することが多い。

医療設備

MRI、CT、骨シンチ、骨密度測定機器、放射線治療機器、電気生理学的検査機器、クリーンルーム、手術用顕微鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

形成外科

分野

形成外科

特色

03年10月開設。皮膚良性腫瘍および悪性腫瘍の切除・再建、乳癌・頭頸部癌術後の再建、顔面骨骨折・顔面軟部組織損傷、母斑・血管腫などのアザの治療、瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド、熱傷、褥瘡・難治性潰瘍、先天奇形など形成外科全般にわたる疾患を治療している。県下に形成外科の専門治療が行える病院が少ないこともあり、近隣病院からの紹介患者が多い。重瞼やピアス、ケミカルピーリング、脱毛・シミに対するレーザー治療などの自費診療にも対応している。

症例数

年間の新患者数約1,000人、手術件数は約570例(入院215、外来355)。約6割を皮膚良性および悪性腫瘍の切除・再建術が占める。次いで顔面骨骨折・顔面軟部組織損傷の手術が約70例、瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイドの手術が約30例である。手術は全身麻酔・局所麻酔のほか、静脈麻酔+局所麻酔の手術も積極的に導入し、術中の恐怖感や局所麻酔注射の疼痛を取り除くように努めている

★外来診療は、顔面および四肢の外傷のケアや創傷の管理、瘢痕、ケロイドの治療、アザのレーザー治療などを中心に行っている

★レーザー治療においては、色素レーザー、Qスイッチ付きルビーレーザー、ルビーレーザー、ジェントルレーザー、炭酸ガスレーザーが導入されているほか、自費診療におけるIPLレーザーも導入されており、充実した設備を備えている。特に色素レーザーでは、照射直前に冷却ガスを噴射するダイナミッククーリングデバイスを併用することにより患部の表皮の熱ダメージを防ぎ、さらに照射時の軽く針で刺すような疼痛も緩和できるため、乳幼児への照射も積極的に行っている。また、安静の保ちにくい小児の場合には、静脈麻酔下でのレーザー照射にも対応している。

医療設備

3DCT、MRI、色素レーザー、Qスイッチ付きルビーレーザー、ルビーレーザー、ジェントルレーザー、炭酸ガスレーザー、IPLレーザー、マイクロ顕微鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

当科は日本口腔外科学会研修機関指定施設、更正・育成医療(口腔に関する)指定医療機関であり、口腔外科を主体とした診療を行っている。歯性感染症、良性悪性腫瘍、顎顔面骨折、顎変形症、顎関節疾患、口腔粘膜疾患など口腔外科疾患全般を取り扱っており、院外紹介患者が約45%を占め、三重県南勢地区における口腔疾患の中核機関として機能している。

症例数

年間の外来手術は約1,000例で、埋伏智歯に代表される難抜歯、歯槽骨整形術、歯根端切除術、嚢胞摘出術、良性腫瘍摘出術、膿瘍切開術、歯牙移植・再植術、歯槽骨骨折整復固定術などを行っている。小手術でも全身疾患を有する場合や高齢者は、入院下で全身管理を行い施行している。また、短期入院にて局所麻酔に笑気、静脈内鎮静法を併用し、埋伏智歯の多数歯同時抜歯も行っている。最近5年間の入院患者は平均120例で、そのうち手術症例の内訳は、奇形・変形症2%、炎症6%、外傷15%、嚢胞32%、良性腫瘍6%、悪性腫瘍12%、その他27%であった

★顎変形症の手術では、チタン性ミニプレートによる骨接合を行い、術後の顎間固定期間の短縮に努めている。輸血の可能性がある場合には、術前に自己血貯血を行っている

★悪性腫瘍は手術療法を主体としているが、進展例では化学療法、放射線療法を併用した集学的治療を行っており、各種皮弁および顎義歯により形態と機能の回復を図っている

★顎関節症は各種スプリント療法、薬物療法、理学療法などの保存的療法により大多数が改善している。難治性症例に対しては関節穿刺を行っている

★顎顔面骨折では、プレート除去のための二次手術を回避するため、基本的に吸収性ミニプレートによる骨接合を行っている。

医療設備

CT、MRI、RI、リニアック、ヤグレーザーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

伊勢市から三重県南部における皮膚科診療の中心として、一般皮膚科から専門領域までの医療を行っている。特に皮膚免疫、皮膚外科に特色を置き、手術では30年以上の臨床経験に基づいた「手術痕も美しく」をモットーにしている。

症例数

アトピー性皮膚炎では、入浴等のスキンケア、食事の指導、原因となるアレルゲンの検索を行い、治療はステロイド外用剤を少量傾向とし、新しい免疫抑制非ステロイド外用剤、保湿剤を中心としている。脱毛症では、精神ストレス緩和の指導、ステロイド療法、PUVA療法、抗ホルモン療法などの治療を行う。乾癬では、PUVA療法、ビタミンD軟膏外用を主体にし、難治例には免疫抑制剤を使用〈TNF-アルファ製剤使用認可指定病院〉。また膠原病、水疱症等の自己免疫性疾患には、他科との協力で入院など適切に対応している。手術は、腋臭症(わきが)、陥入爪(まきづめ)、やけどやホクロ、血管腫、表皮嚢腫の陽性腫瘍から、黒色腫、ボーエン病、パジェット病、基底細胞腫、扁平上皮癌などの悪性腫瘍まで植皮術も含め幅広く行い、手術室での年間症例数(09年)は227件である。また最近の美容への高まりから、肝斑(シミ)、扁平母斑、老人性角化症(高齢者のイボ)等にレーザー治療、冷凍凝固法やハイドロキノン外用剤を処方している。

医療設備

紫外線照射装置、炭酸ガスレーザー、冷凍凝固装置、デルモスコピー、皮疹拡大モニターテレビなどを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

放射線科

分野

放射線科

特色

画像診断については、CTとMRIではそれぞれ常時放射線科医師1人が検査の指示と読影にあたっており、検査終了後すぐにレポートを作成しフイルムと共に依頼医へ届けている。救急医療を重視しており、救急当番日の時間外画像診断も行っている。MRIは、08年より最新機種を導入し、中枢神経系や四肢の関節のみならず、腹部臓器や乳腺の高分解能撮影にも取り組んでいる。放射線治療については、通常の照射以外に、07年からは県下初の強度変調放射線治療(IMRT)にも取り組んでいる。IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)は、血管塞栓術・動注療法が中心である。当施設は、日本医学放射線学会専門医修練機関、日本放射線腫瘍学会認定協力施設である。

症例数

★画像診断部門での09年の検査件数は、CT 12,669件、MRI 4,617件、核医学 230件、血管造影 66件(脳・心臓を除く)であった。このうち、他の医療機関からの依頼は、CT 709件、MRI 617件である。単純撮影については、健診の胸部X線とマンモグラフィの読影を行っている。血管造影のうち、塞栓術は35件であった

★放射線治療部門では、09年の治療新患者数は168人。主な内訳は肺69人、前立腺22人、乳腺18人である。このうち約1/3は、近隣の医療機関からの紹介患者である。IMRTについては、10年4月より保険診療となったすべての固形悪性腫瘍を対象としている。09年は21例のIMRTを行い、8割は前立腺癌を対象としている。

医療設備

1.5 TMRI、CT 2台(マルチ1、ヘリカル1)、SPECT、血管撮影装置2台、リニアック、X線シミュレーター、3次元治療計画装置。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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