専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

鈴鹿中央総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

当科は05年1月より開設され、肺悪性腫瘍、縦隔腫瘍、悪性胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、気胸などの嚢胞性疾患、真菌症、膿胸、肺膿瘍、縦隔膿瘍などの感染性疾患、手掌多汗症、癌性気道狭窄に対するステント留置術、難治性気胸に対する気管支塞栓術、気管・気管支形成術、胸部外傷など、肺移植を除く呼吸器外科全般の手術を行っている。内科、放射線科、麻酔科、中央手術部の全面協力体制のもと、進行肺癌に対する術前化学療法後の根治手術や腎不全、虚血性心疾患、糖尿病などの併存疾患を有する手術症例も安全に行っている。10年10月からは全国で18番目(三重県下初)の強度変調放射線照射のできる施設となり、集学的治療の精度がさらに向上している。喀血に対する救急診療体制も充実している。呼吸器外科専門医を3人そろえる充実した診療体制で24時間対応可能である。

症例数

開設以来5年間の手術総数は820例。内訳は、肺悪性腫瘍290例、気胸233例など。手術数は年々増加している。肺癌に対してはモニター視と直視を併用し、痛みが少なく、安全性の高いハイブリッドVATS(胸腔鏡補助下手術)を行っている。肺癌は術後5~7日で、気胸は術後2日で退院となる。両疾患にはクリニカルパスが導入され、合理的でばらつきのない術後ケアを病棟スタッフ全員が理解し実践している。術後補助化学療法は呼吸器内科の協力を得て、外来でQOL(生活の質)を損なわず行われている。

医療設備

64列MDCT、リアルタイムCT、MRI、強度変調照射(IMRT)、Nd-YAGレーザーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

循環器内科

分野

循環器科

特色

虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、末梢動脈疾患、不整脈に対するカテーテルインターベンションを中心に、心不全や生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)など循環器全般に対する治療を行っている。24時間オンコール体制であり、来院から1時間以内の経皮的冠動脈形成術 (PCI) が可能である。

症例数

09年心臓カテーテル検査 約600件、PCI 334件、末梢動脈形成術 約25件、ペースメーカー植え込み術 45件、その他カテーテルアブレーション、心臓電気生理学的検査、経皮的僧帽弁拡張術など

虚血性心疾患=PCIは橈骨動脈からのアプローチを基本としており、血管内超音波検査を併用した薬物溶出ステントの治療が主である

心不全=重症例には大動脈内バルーンパンピングや経皮的心肺補助装置を使用している。強心薬を用いた急性期の医療から、心保護を含めた慢性期の治療において、エビデンス(科学的根拠)を重視した長期予後改善のための医療を行っている

静脈血栓塞栓症=超音波検査、CT検査等の画像診断を行い、下大静脈フィルター留置や、t-PA投与、抗凝固療法など適切な治療を行っている

血管疾患=非侵襲的検査を中心にしたバスキュラーラボの体制も整っており、足関節上腕血圧比(ABI)や脈波伝播速度(PWV)、血管超音波、MRI/MRA、3D-CTA等を行っている

その他=心臓CT検査、心臓核医学検査や心臓リハビリテーション、睡眠障害検査を行っている。

医療設備

心血管造影装置、心臓血管超音波、トレッドミル運動負荷装置、ホルター心電図、心臓核医学検査、CT、MRI、24時間携帯型血圧計、血圧脈波装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

手術は扁桃手術と鼻副鼻腔内視鏡手術で全体の半数以上を占める。扁桃摘出術には超音波メスや電気メスを、鼻副鼻腔内視鏡手術ではマイクロデブリッダーを、鼻腔粘膜焼灼術ではアルゴンプラズマを使用し出血量の減少、侵襲の軽減を図っている。睡眠時簡易ポリグラフは貸出・在宅での検査を行っている。

症例数

09年度患者数(延べ人数)は外来12,505人、入院1,273人であった。09年度の全手術件数は200例で扁桃摘出術(アデノイド含む)42例、内視鏡下副鼻腔手術(嚢胞含む)52例、頚部手術(甲状腺、唾液腺腫瘍など)30例、喉頭微細手術17例など。扁桃摘出術と内視鏡副鼻腔手術、良性病変の頚部手術は7泊8日の入院にて治療している。06年度より副甲状腺腫の治療を泌尿器科と共同で行い、手術を当科が担当している(現在までに8例施行)。頚部腫瘤に対するエコー下穿刺吸引細胞診は年間約100件で、正診率は全体で82.1%、甲状腺89.7%、リンパ節85.7%、唾液腺75.0%であった。突発性難聴に対してはATP、ステロイド、PGE1の点滴治療を主として外来通院にて行っている。顔面神経麻痺に対しては初期からの抗ウイルス剤とステロイド常用量投与、マンニトール点滴を行っている。睡眠時無呼吸の治療はCPAPが中心であるが、市歯科医師会との連携のもと歯科装具治療、症例によっては軟口蓋形成術も施行している。

医療設備

MRI、CT、リニアック、ABR、ENG、ENoG、電気味覚計、聴力検査機器(純音、語音、内耳機能)、鼓膜音響インピーダンス、超音波メス、アルゴンプラズマ、超音波診断装置、マイクロデブリッダー、重心動揺計。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

血液・腫瘍内科

分野

血液内科

特色

地域の基幹病院として、365日24時間体制で血液疾患をすべて受け入れている。臍帯血移植・非血縁者間造血細胞移植から末期患者の緩和医療まで、Total Hematology/Oncology (血液/腫瘍)Unitを目指している。日本血液学会認定施設、臍帯血・骨髄移植認定施設、臨床腫瘍学会認定施設、日本がん治療認定医機構認定研修施設、輸血学会認定施設。

症例数

血液・腫瘍内科の入院患者は常に40人ほど。年間新規の入院患者は概算で、悪性リンパ腫40例、急性白血病20例、多発性骨髄腫15例、骨髄異形性症候群15例、再生不良性貧血2例、特発性血小板減少性紫斑病5例、慢性白血病5例である。年間約10例の自家移植(悪性リンパ腫、骨髄腫)、4~7例の同種移植を行っている

★治療方法は、基本的に標準的なレジメン(例えば、急性白血病に対しては、JALSGプロトコールを中心としたレジメン、びまん性大細型B細胞性リンパ腫にはR-CHOP療法等)を採用しているが、治療抵抗性骨髄腫に対してボルテゾミブ、レナリドマイド等の新規薬剤も積極的に取り入れている。治療に際しては、迅速を心がける一方、患者・家族と十分に話し合い、個々の考え方・価値観を重視するようにしており、特に高齢者ではQOL(生活の質)を重視した治療方針を立て、緩和医療にも力を入れている

★治療成績は、急性白血病で寛解率約85%、5年生存率約40%、悪性リンパ腫で寛解率約80%、5年生存率約60%、標準リスクの同種移植で5年生存率は約60%である。また、若年の多発性骨髄腫患者、高悪性度群の悪性リンパ腫で高再発リスク群に対しては、積極的に自家移植を行っており、5年生存率は約70%である。

医療設備

無菌病室2床、準無菌病室10床など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

整形外科・リウマチ科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

地域の基幹病院として外傷、変性疾患など整形外科全般の疾患を扱っている。また、関節リウマチの患者に対しては、生物学的製剤、免疫抑制剤などの薬物療法、手術療法、理学療法などにより、生活の質(QOL)の向上を目指している。

症例数

現在約350人のリウマチ患者が外来に通院している。臨床所見、血液検査(各種マーカー)、MRIなどにより早期に診断を下し、早期より抗リウマチ薬を用いて病気の進行を抑制している。炎症のコントロールが困難な患者に対しては、十分な説明と投与前検査の上、生物学的製剤を投与し、良好な結果を得ている(現在約50人)。治療に際しては、それぞれの病態に対して適切な薬剤を選択し、定期的に効果を正しく評価し、きめ細かい副作用のチェックを行い、関連各科と連携を密にし総合的に治療を行っている。遠方の患者にも病診連携、病病連携により、治療を行っている

★高度の関節破壊、変形などにより機能障害をきたした患者には、股関節、膝関節を中心に人工関節置換術などの手術により機能の改善を得ている。歩行障害をきたした前足部の変形に対しても、関節形成術、人工関節置換術などを行い、疼痛の軽減に加え、整容を改善し患者の満足を得ている(リウマチ関連の手術件数は約80件)

★年間手術件数は約800~900件で、その70%は外傷に対する手術である。近年高齢者の外傷が増加し、大腿骨頸部骨折に対する手術は年間100件に達している。また高齢者の骨折の原因となる骨粗鬆症に対しても、積極的に治療を行っている

★膝関節では半月板損傷、靱帯断裂などに対して、肩関節では腱板断裂、反復性肩関節脱臼などに対して、関節鏡視下手術を行っている。

医療設備

MRI、マルチスライスCT、DEXA、無菌手術室、関節鏡、手術用顕微鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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