国立病院機構 帯広病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 帯広病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

国立療養所時代を含めた豊富な経験を基に、肺がんに加え縦隔腫瘍、膿胸・結核・真菌症を含む感染性肺疾患、自然気胸、巨大肺嚢胞、肺気腫等の外科治療を要する呼吸器疾患全般を扱っている。高齢者や合併症を有する場合も他科と協力し、積極的に手術を行っている。気管支・肺動脈形成や区域切除を行うなど、肺機能温存を心がけている。加えて、拡大手術にも取り組み、手術適応の拡大に努めている。呼吸リハビリを取り入れ、術後早期離床と回復を目指している。

症例数

年間手術数は110~120例、このうち約80例に内視鏡手術を施行している。原発性肺がん50~55例、転移性肺腫瘍5~10例、良性肺腫瘍5~10例、気胸20~30例、縦隔腫瘍5~10例、感染性肺疾患10~15例などである

★原発性肺がんに対しては、胸腔鏡補助下に手術を施行している。I期、II期肺がんは手術を原則としているが、より進行期症例には抗がん剤や放射線を組み合わせた集学的治療を行っている。高齢者や低肺機能症例、早期肺がん症例には肺の切除範囲を省略する縮小手術も行っている。また、循環器科・心臓外科と協力し循環器疾患(狭心症、弁膜症、大動脈瘤など)を有する、あるいは心臓・大血管の処置を要する肺がん手術にも積極的に取り組んでいる

★肺がんの5年生存率はIA期80.2%、IB期64.4%、IIA期55.6%、IIB期40.2%、IIIA期27.5%、IIIB期30.2%である

★転移性肺腫瘍、良性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍の多くは胸腔鏡下に手術を施行している

★膿胸に対しては開窓術、筋肉充填術、胸郭成形術等を行い、良好な成績が得られている。

医療設備

64列マルチスライスCT、MRI、半導体レーザー、電子内視鏡、胸腔鏡、縦隔鏡などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

心臓大血管手術をはじめ末梢血管まで循環器系疾患に対する手術療法を行っている。十勝管内を主に道東地方の基幹病院の役割を担う。

症例数

年間手術総数は約300例。人工心肺下手術(OPCABを含む)は約130例、腹部大動瘤約30例、末梢血管約50例などである。患者の高齢化に伴い高齢者の手術が増加、合併症を抱える患者が増加している

★冠動脈バイパス術については、症例に応じて心停止下、心拍動下手術を選択し、虚血性僧帽弁閉鎖不全の合併には弁形成を積極的に行っている。また、低侵襲CABG(MIDCAB)も行っており、ハイブリッド治療として循環器医に支持されている

★弁膜症は、僧帽弁閉鎖不全については弁形成術を基本としており、大動脈弁についても症例により弁形成を考慮する。大動脈基部拡張では自己弁温存手術を積極的に行っている。弁膜症手術においても低侵襲手術(MICS)を行っている

★胸部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤については、病型や瘤の範囲などにより補助手段、臓器保護など詳細な検討を行い、主に手術治療を行っている。急性大動脈解離などに対する緊急手術についても積極的に取り組んでいる

★不整脈(心房細動)に対しても、以前より高周波メイズ手術を行ってきたが、術式の工夫などを加え、さらに成績向上に努めている

★末梢血管に対しては、糖尿病例や維持透析症例の増加に伴い、虚血性潰瘍を有する重症虚血肢例が増加しているが、これらに対しても下腿末梢に至るまでの血行再建を積極的に行い、救肢に努めている

★透析患者の増加に伴い内シャント造設、シャント不全に対する治療依頼が増加しており、カテーテル治療も併せて対応している。10年夏完成の新手術棟では、今後胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト挿入術に対応していく予定である。

医療設備

人工心肺、MRI、CT、DSA、IABP、PCPS、CHDFなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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