専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

砂川市立病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

①前立腺がん・腎臓がん・腎盂尿管がん・膀胱がん・精巣腫瘍・副腎腫瘍、②前立腺肥大症・頻尿・過活動膀胱、③蛋白尿、血尿、慢性腎臓病(CKD)、腎不全に対する血液透析、腹膜透析、腎臓移植、④尿失禁・性器脱・間質性膀胱炎などの女性泌尿器科、⑤小児泌尿器科、⑥腎盂腎炎・膀胱炎・前立腺炎、⑦性感染症(STD)、⑧男子不妊症、⑨性機能障害(ED)などを対象とする北海道空知地区の中核拠点病院。前立腺研究財団より前立腺がん検診のモデル地区(全国4カ所)病院に指定されている。PSA検診で早期の前立腺がんが見つかるため、09年は48例の根治的前立腺摘除術を行った。またすべての腎不全医療(血液透析、腹膜透析、腎移植)を一つの科から患者に提供できる数少ない病院の一つである。血液透析患者90人、腹膜透析患者30人を擁し、腎移植は04年より開始。09年は3例の生体腎移植を施行した。近隣病院の泌尿器科外来に毎週当科より医師を派遣し、手術の技術指導も行っており、センター病院としての役割を担っている。また治験や大規模臨床試験を積極的に行っている。最近行った第2相および第3相治験は、保存期腎不全に対するTRK-100STP、複雑性尿路感染症に対する抗菌薬(CS-023)、間質性膀胱炎に対するIPD-1151T、前立腺肥大症に対するGnRHアンタゴニスト(NS75B)、急性膀胱炎に対するクランベリージュースの効果、抗がん剤使用患者に対する制吐剤(ONO-7847)、腹部大手術後の深部静脈血栓予防薬(YM150)、血液透析患者に対するEPO受容体作動薬(合成二量体ペプチドAF37702)など多岐にわたっている。大規模臨床試験は①J-CAP研究:日本における前立腺がん内分泌治療の実態調査、②前立腺がん検診の死亡率減少効果の検証研究、③J-DOPPS研究:血液透析の治療方法と患者の予後についての全国調査を行っている。

症例数

年間の外来患者数は、初診1,338人、再診27,162人。1日平均外来患者数110人。年間新入院患者数787人、年間延べ入院患者数8,148人、1日平均入院患者数は23人。平均在院日数は9日。08年の手術件数は519件(ESWLを除く)で、主な手術は、根治的前立腺摘除術31例、根治的膀胱摘除術20例、腎尿管悪性腫瘍手術22例、生体腎移植術1例、腹腔鏡下副腎腫瘍切除術2例、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)57例、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)70例、尿失禁・膀胱瘤手術5例、膀胱水圧拡張術(高度先進医療)5例である。そのうち腹腔鏡手術は22例に行われた。尿路結石に対してはESWL(体外衝撃波結石破砕術)116例、TUL(経尿道的尿管結石破砕術)27例、PNL(経皮的腎結石破砕術)3例を行っている

前立腺がん=年間約150件の生検を行い、がんの早期発見に努めている。75歳以下の病期Bまでの症例には積極的に根治的前立腺摘除術を行っている。手術時間は2時間30分前後、自己血400mlで対応している。勃起神経温存も可能である。がん特異的5年生存率は100%。病期Cで50歳~60歳代では根治的前立腺摘除術を、65~70歳以上では放射線併用内分泌療法を行い、良好な成績を収めている

膀胱がん=90%は表在性膀胱がんで経尿道的に切除可能であるが、40~50%は再発するため、厳重な経過観察が重要である。再発予防として抗がん剤やBCGの膀胱内注入療法を行っている。浸潤性膀胱がんに対しては、膀胱全摘除術&尿路変更術を施行している。尿路変更術としては、自然排尿型の回腸新膀胱や回腸導管、尿管皮膚瘻術があるが、どれが本人にとってベストか、患者の状態(年齢、がんの進行度、QOL)に即して最も的確な術式を採用している

腎臓がん=根治的腎摘除術が基本であるが、腫瘍サイズが4cm以下の小径腎細胞がんでは腎部分切除術を、7cm以下のがんでは腹腔鏡下あるいは後腹膜鏡下に手術を行っている。リンパ節転移、下大静脈浸潤があるものでも、手術可能と判断した場合には積極的に手術を行っている。転移を有する腎がんに対しては分子標的治療薬を積極的に使用している。

医療設備

CT、MRI、RI、リニアック、ESWL、干渉低周波装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

形成外科

分野

形成外科

特色

顔面外傷、熱傷を含む体表の外傷一般、顔面や四肢の先天異常、良性・悪性腫瘍およびその再建、褥瘡を含む皮膚難治性潰瘍など、形成外科全般にわたり診療を行っている。また当院ではレーザーによるシミの治療や脱毛も行っている。地域の医療機関からの紹介も多く、24時間365日待機制を取っており、必要時には高度な専門的治療を行っている。

症例数

年間外来患者数6,554人、新規患者数1,759人。年間手術件数677件(08年)

新鮮熱傷(16例)=早期の壊死組織除去、植皮を行い、後遺症を最小限にとどめることを目指している

顔面骨骨折と顔面軟部組織損傷(143例)=瘢痕をなるべく目立たなくするよう努力している。頬骨骨折などの観血的整復には、吸収性のプレートによる固定も行っている

手足の先天異常と外傷(129例)=先天異常はなるべく瘢痕を残さず正常な機能、形態に近づけることを目指している。外傷は軽症例では主に形成外科外来や救急外来にて対応している

良性腫瘍(269例)=部位や大きさにより、通院による外来手術または入院して全身麻酔手術を行っている

悪性腫瘍(16例)=皮膚悪性腫瘍の切除と再建、加えて他科での腫瘍切除後の再建を行っている

瘢痕、ケロイド(13例)=手術後の再発予防が重要であり、放射線治療などを併用している

褥瘡、難治性潰瘍(18例)=褥瘡は手術などの治療のみでなく、皮膚・排泄ケア認定看護師と連携し、予防にも力を入れている

★他に眼瞼下垂、腋臭症などの手術を行っている

★シミ、そばかすのレーザー治療やレーザーを使ったわき、すね、ひげなどの脱毛を行っている(保険適用外)。

医療設備

MRI、CT、超音波検査装置、ドプラ血流計、手術用顕微鏡、アレキサンドライトレーザー、放射線治療装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

皮膚科学全般にわたり、幅広く疾患の診療を行っている。ガイドラインに基づいた標準的治療を行うよう心がけており、適切な診断治療による、できるだけ短期間での治癒改善を目指している。また、当院医療圏には高齢者の患者が非常に多いことから、定期的通院や複雑な治療の継続が困難なケースに対しては、地域連携室との連携をとりながら周辺施設、病院、患者個人宅への往診も随時行っている。大学病院からの派遣医師や研修医にとっての教育病院としての側面も持つ。

症例数

アトピー性皮膚炎については、外来通院による治療を基本とし、ステロイド外用剤を使用する場合は、症状に応じてできるだけ早い段階でのランクダウンを目指している。重症例では入院治療も可能である。尋常性乾癬については、通常行われるステロイド外用、活性型ビタミンD製剤外用の他、レチノイド、免疫抑制剤の内服療法、ナローバンドUVBを用いた紫外線療法を積極的に行っている。紫外線治療は、尋常性乾癬の他、アトピー性皮膚炎や透析患者における強いそう痒のコントロールに用いて良好な結果を得ている。また、尋常性白斑や掌蹠膿疱症、皮膚の悪性リンパ腫、汎発型脱毛症に対しても多くの症例で紫外線治療を施行している。帯状疱疹については、重症例は入院の上加療している。麻酔科(ペインクリニック)との連携のもとで、帯状疱疹後神経痛に対しての神経ブロック治療も行っている。天疱瘡、類天疱瘡などの自己免疫性水疱性疾患については、ステロイドパルス療法、免疫抑制剤による治療に加え、ガンマグロブリン大量点滴療法や血漿交換療法も施行しており、重症例に対応している。美容目的では、主に尋常性ざ瘡(ニキビ)の治療にケミカルピーリングを行っている。

医療設備

PUVA、ナローバンドUVB全身照射装置、CT、MRI、ダーモスコピー。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

脳神経センター(脳神経外科)

分野

脳神経外科

特色

1次~3次救急まで幅広く対応している、市立の地域中核病院である。脳神経外科では脳血管障害(未破裂脳動脈瘤、急性期脳卒中:脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)を中心に、脳腫瘍、頭部外傷、顔面けいれん、三叉神経痛などを対象疾患として24時間体制で対応している。

症例数

09年の外来患者数は6,086人、入院患者数は896人、手術件数は159件(うち血管内手術32件)であった。主な手術は脳動脈瘤手術(開頭18件、血管内手術11件)、開頭血腫除去術(外傷を含む)23件、頸部内頸動脈血管拡張術11件、脳腫瘍摘出術13件などである

★未破裂脳動脈瘤の手術では、パスの使用や無剃毛手術などによって平均在院日数は10日程度となっている。そのほかの定期手術でも無剃毛手術などを取り入れ、低侵襲な治療を行っている

★脳動脈瘤の治療においては、動脈瘤の形や部位、重症度などに応じてクリッピング手術と脳血管内治療(コイル塞栓術)から、より適切と思われる治療法を選択して行っている

★脳虚血(脳梗塞)の早期治療も積極的に行っており、24時間緊急CT、MRI検査を行い、t-PAの使用、血管内治療(血栓溶解術)、急性期バイパス手術などから、適応に応じて最善の治療を選択して行っている。t-PA使用に関しては、対象人口比で高い使用率を維持している

★重症頭部外傷には、脳圧センサーなどを使用した脳圧管理を行いながら脳低温治療を併用するなど、集中治療室(ICU)での全身管理も行っている

★脳腫瘍は、通常の摘出手術や放射線・化学療法を行っている。特殊な症例は、札幌医科大学と連携をとりながら治療をすすめている。一般的な放射線治療は行っているが、ガンマナイフ治療は他院へ依頼している。

医療設備

MRI 2台、MDCT 2台、RI-SPECT、DSA、放射線照射装置(リニアック)、術中超音波装置、超音波吸引装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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