専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

由利組合総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

循環器科

分野

循環器科

特色

虚血性心疾患、心不全、不整脈などの循環器疾患全般にわたって診療にあたっており、24時間体制で循環器疾患の救急に対応している。虚血性心疾患に対してはカテーテル治療とともに、1次予防、2次予防にも力を注ぎ、予後改善に努めている。また、末梢動脈疾患の診断とカテーテル治療にも積極的に取り組んでいる。

症例数

病床は45床で09年の年間入院患者数は940人。主な内訳は、虚血性心疾患40%、心不全21%、不整脈7%、末梢動脈疾患7%

★虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査は年間334件、冠動脈カテーテル治療は138件(うち急性心筋梗塞に対するカテーテル治療31件)で、94%にステント留置を行い、薬剤溶出性ステントの使用割合は66%(急性心筋梗塞に対しては全例ベアメタルステント留置)である。冠動脈カテーテル治療の手技成功率は全体で96%

★心不全に対する治療は薬物療法が基本であるが、虚血性心疾患や心筋炎などの重症例に対しては補助循環装置(IABP、PCPS)を用いた非薬物療法を導入している。弁膜症など開心術を要する疾患については迅速に適応を検討し、心臓血管外科に紹介している

★末梢動脈疾患に対するカテーテル治療は過去5年間に76件で、年々増加傾向にある。浅大腿動脈の長い閉塞病変に対してはエコーガイドでカテーテル治療を行い、治療成績の向上を図っている。重症下肢虚血に対しては心臓血管外科、皮膚・排泄ケア認定看護師と連携して救肢に努めている。

医療設備

心血管造影装置、心臓超音波装置(経食道を含む)、ホルター心電図、トレッドミル運動負荷装置、心臓核医学検査、マルチスライスCT、MRI、IABP、PCPSなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

当院は、お年寄り世帯が非常に多いこの地方の最初の、そして最後の命の砦である。手術治療にあたり、「合併症の予防と低侵襲」に徹している。無症状の狭心症や脳卒中の原因となる頸動脈狭窄などがかくれていないか、精密検査を術前に行っている。局部麻酔でできる経皮的冠動脈形成、経皮的内頸動脈形成、経皮的腸骨動脈形成などの血管内治療を大動脈手術や心臓手術、足のバイパス術の前に行い、その結果、手術は体の負担が減り、短時間で終了するようになった。脳梗塞や心筋梗塞などの合併症も未然に予防可能となった。また、当院は腹部および胸部ステントグラフト実施認定施設で、全身の血管内治療が可能な全国でも稀な施設である。外来診察では米国心臓協会のガイドラインに従い、病を未然に防ぐよう心がけている。下肢静脈瘤やペースメーカーの手術は、入院費用やつきそいなどの負担をなくすため、外来での日帰り手術も積極的に取り入れている。

症例数

年間約200例の手術を施行。約50~60例が心臓、胸部大動脈手術、腹部大動脈瘤や閉塞性動脈硬化症に対する人工血管置換術、50例がペースメーカー、70例が下肢静脈瘤手術。この5年間の心臓大血管外科手術死亡率は緊急手術も含め、1.6%(半数が緊急手術)と良好。特に、高齢者やハイリスク患者に対する胸部大動脈瘤ステント内挿術は5年前(05年)から取り組み、良好な成績をあげている。開心術や大血管手術もできるだけ体の負担が軽くなるよう、術式の工夫をしている。ペースメーカーや下肢静脈瘤手術は、手術後の痛みがなくなるように工夫した結果、日帰りまたは1泊2日の短期入院で行っている。

医療設備

CT、DSA、IABP、PCPS、CHDF、MRIなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

病床数は県内でも有数の45床である。麻酔科常勤医3人、小児科常勤医4人と協力し、婦人科・周産期の救急疾患にも迅速に対処している。婦人科悪性腫瘍では診断から治療(手術療法、化学療法、放射線療法)まで行っている。子宮頸部病変についてはパピローマウイルスのDNA診断を行い、子宮頸がん予防のワクチン外来も開設している。産科・婦人科とも、必要あれば自己血貯血を積極的に行い、同種血輸血の回避に努めている。

症例数

婦人科=09年の手術件数は230件。婦人科悪性腫瘍は32件で子宮頸部腫瘍20件、子宮体部腫瘍10件、卵巣・卵管腫瘍12件である。手術適応例は骨盤内・傍大動脈リンパ節郭清術を含めた根治術を施行し、必要に応じて化学療法を追加している。初回手術が困難な進行例に対しては、化学療法で腫瘍の縮小を図り、可能な限り手術療法を選択している。子宮頸がんの進行例に対しては、CCRT(化学放射線療法)も取り入れている。現在のスタッフ体制になって5年目であるので、10年度より5年生存率を報告できる。子宮筋腫に対しては、症例に応じて筋腫核出術、あるいは腹式・腟式の子宮全摘出術を行っている

産科=周辺地域では唯一の2次医療機関であることから、24時間体制で救急患者を受け入れている。09年の分娩数は463件で、帝王切開率は13.0%(過去5年平均)である。骨盤位には外回転術を積極的に行い、これまでに18件中11件が頭位で経腟分娩となった。小児科病棟が隣接しており、小児科医と新生児管理の連携をとっている。母親教室では医師・助産師がきめ細かな指導を行い、父親の参加も可能で、夫の立ち会い分娩も勧めている。

医療設備

MRI、CT、放射線治療、パワードプラ超音波、3D超音波など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

眼科

分野

眼科

特色

秋田県内では最大の病床数を持つ総合病院で、地域基幹病院として機能している。眼科全般の疾患を対象として診断、治療を行っている。特に白内障、網膜硝子体疾患、涙道疾患の手術治療を中心に、緑内障、眼瞼形成などの手術も行っている。また、加齢黄斑変性症や眼瞼けいれんに対する治療も行っている。

症例数

09年度の外来患者数延べ16,998人、初診患者数2,317人、年間総手術件数1,336件。手術の内訳は、白内障734件、網膜硝子体83件、網膜剥離10件、涙嚢鼻腔吻合術29件、涙管チューブ挿入89件、眼瞼形成42件、翼状片58件、その他291件

★白内障手術は、ほぼ全例が極小切開超音波乳化吸引であり、3日間の入院が最も多いが、日帰り手術にも対応している

★硝子体手術は、糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫、裂孔原性網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔、網膜静脈閉塞症等に対して施行し、全例が極小切開硝子体手術であった

★涙嚢鼻腔吻合術は、27件が鼻外法、2件が鼻内視鏡を用いた鼻内法であった。涙嚢鼻腔吻合術や涙管チューブ挿入術は涙道造影撮影検査を行い、術式の決定をしている

★眼瞼けいれんに対するボトックス注射は、延べ14件であった。

医療設備

光干渉断層計(トプコン3D-OCT)、ハンフリー自動視野計、ゴールドマン視野計、網膜電図、角膜内皮測定装置、超音波画像診断装置、光学的眼軸長測定装置、前眼部撮影カメラ、蛍光眼底撮影カメラ、白内障および硝子体手術装置アキュラス、手術顕微鏡ツァイスvisu200、マルチカラーレーザー光凝固装置、網膜冷凍凝固装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

地域の基幹病院、救急病院として脳腫瘍や頭部外傷など脳神経疾患全般を扱っている。特に多発する脳卒中に対しては、急性期から先進医療に取り組んでおり、迅速に対応するため救急隊や地域関連病院からオンコール体制で患者を受け入れている。

症例数

病床数50床。09年の入院患者数は660人。総手術件数192件。内訳は、脳腫瘍(14件)、脳動脈瘤51件(未破裂25件:直達12件/血管内13件。破裂26件:直達16件/血管内10件 )。脳出血、脳動静脈奇形、顔面けいれん・三叉神経痛、バイパス術などがそれぞれ2~5件。水頭症18件。外傷36件(開頭術12件、穿頭術26件)、閉塞性血管障害の血管内手術46件(うちステント留置35件)など

脳動脈瘤・動静脈奇形=早くから切らずに治す低侵襲の脳血管内治療に取り組んできた。患者さんの年齢や状態、発生部位など総合的に判断し、開頭術にとらわれず治療方法を柔軟に選択して良好な治療成績をあげている

脳梗塞=急性期のrt-PA静脈内投与とカテーテルによる血行再建術を使い分け、近年増加傾向にあるアテローム血栓性の脳梗塞に対しては、薬物治療に加えステントを用いるなどの最新治療を積極的に行っている

脳腫瘍=髄膜腫や下垂体腫瘍などの良性腫瘍が治療の中心で、CUSAや特殊バイポーラを用いて出血量を減らして摘出度を上げている。悪性脳腫瘍は可及的摘出に加え、放射線・化学療法を併用しているが、特殊な放射線治療や、ナビゲーション・モニタリングが必要な患者さんはすみやかに関連する秋田大学病院などに紹介している。

医療設備

MRI、3DCT 2台、RI-SPECT、DSA(脳血管撮影装置)2台、放射線照射装置(リニアック)、CUSA(手術用超音波吸引装置)、手術用超音波診断装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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