専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

大曲厚生医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

地域がん診療連携拠点病院として、食道・胃・大腸・肝胆膵などの消化器がんの他、乳がん、甲状腺がんを含めた各種がんを中心に治療を行っている。急性腹症や外傷などの救急疾患にも24時間体制で対応している。手術、化学療法、各種IVRなどを組み合わせた集学的治療に力を入れ、診断から治療までのすべてを一貫して行えるような体制をとっている。

症例数

直近の過去3年間の手術件数は、07年513例、08年518例、09年559例であった。多くを悪性腫瘍手術が占め、09年の手術の内訳は、食道がん2例、胃がん76例、大腸がん100例、肝胆膵がん17例、乳腺がん35例、甲状腺がん4例などである。良性疾患では胆石症手術46例、鼠径・大腿ヘルニア手術88例などとなっている

★原則として治療ガイドラインに基づいた治療法を選択し、標準的な治療水準を維持するように心がけている

★胃がんでは、高度進行例に対して術前化学療法を施行し、治癒切除率が向上している。また、直腸がんでは術前放射線化学療法を施行し、局所再発の低減に努めている。この他、膵がんなどに対しても術前化学療法を行っている

★胃がんおよび大腸がんの術後成績では、ほぼ全国平均並みの生存率を達成している

★原発性肝がんに対する肝ラジオ波焼灼療法や肝動脈化学塞栓療法、胆道がんや食道がんにおけるステント留置、出血に対するTAE等の各種IVRも積極的に施行している

★化学療法では新薬に早急に対応するよう心がけ、大腸がんを中心に施行症例数は急増している。

医療設備

MRI、MDCT、血管造影装置(DSA)、マンモグラフィ、超音波診断装置、リニアック、鏡視下手術装置、各種電子内視鏡、その他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

胸部外傷、気胸、膿胸の治療に加え、肺や縦隔の腫瘍、特に肺がんの早期発見と外科治療に重点を置き、傷が小さく、患者さんの負担が少ない胸腔鏡手術を積極的に導入している。当院ではCTを用いた肺がん検診を行っており、読影は当科で担当している。肺がんの外科治療だけではなく、呼吸器腫瘍内科も当科で担当しており、大多数を占める進行肺がんに対する内科治療(薬物療法、放射線療法、緩和ケアなど)も行っているため、主治医を変更することなく治療が可能である。県南地区で肺がんを専門的に扱う数少ない医療機関である。

症例数

09年度の手術数は61例で、このうち44例(72%)に胸腔鏡手術を行った。対象疾患は、原発性肺がん24例、転移性肺がん7例、気胸15例、縦隔腫瘍3例、膿胸2例、良性その他炎症性肺疾患10例などである。腫瘍径が2cm以下のIA期肺がんは低侵襲な胸腔鏡手術で、III期の進行した肺がんや多臓器に浸潤した縦隔腫瘍については、抗がん剤と放射線療法に手術を組み合わせた集学的治療を行っている。安全な呼吸器外科治療を行うことが最も重要であると考えており、術死・在院死とも0例である。確定診断目的の気管支鏡は38例。化学療法もしくは放射線療法107例。

医療設備

64列マルチディテクターCT、MRI、各種シンチグラフィー、気管支鏡、胸腔鏡手術装置、放射線治療装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

老若男女を問わず、様々な泌尿器科疾患で悩まれている方に対して、最新かつ最良の医療を提供できるよう、日夜診療に励んでいる。特に当科では、前立腺がん、膀胱がんをはじめとする尿路悪性腫瘍の診断ならびに治療、排尿障害や尿失禁をきたす疾患の診療に力を入れている。また、一般的な泌尿器科診療の他に透析療法も行っており、慢性維持透析の血液透析のみならず、腹膜炎や急性腎不全等の急性血液浄化療法も積極的に施行している。

症例数

09年度の主な手術件数と主な疾患は、腎がん手術7件(開腹手術2件、腹腔鏡下手術5件)、腎盂尿管がん手術3件、前立腺がん手術35件、膀胱がん手術49件(開腹手術3件、内視鏡手術46件)、前立腺肥大症手術14件(開腹手術2件、内視鏡手術12件)、膀胱瘤手術15件などとなっている

★前立腺がんに対しては、病期や患者さんの希望に応じて手術療法、放射線療法、ホルモン療法の治療法を選択している

★腎がん、腎盂尿管がんに対する手術は、できるだけ体に負担の少ない腹腔鏡下手術を行っている

★表在性膀胱がんに対しては内視鏡手術を行い、症例に応じ膀胱内注入療法を施行して、可能な限り膀胱温存に努めている。浸潤性膀胱がんに対しては膀胱全摘術を行い、尿路変更は可能な限り回腸代用膀胱造設術(従来多く行われていた尿管皮膚瘻や回腸導管のようにストーマを要せず、術前と同じように尿道から排尿することが可能)を行っている

★前立腺肥大症に対しては、保存療法にて症状の改善が見られない場合には、内視鏡手術も行い、良好な成績を得ている

★骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱、直腸脱)に対しては、メッシュを用いた最新の手術であるTVM手術を行っている

★女性の腹圧性尿失禁に対しては尿道後面にメッシュ状のテープを通すTOT手術を行っている。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、リニアック、RI、DSA、電子スコープ内視鏡など
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

整形外科

分野

整形外科

特色

大曲仙北診療圏(人口約14.5万人)における地域中核病院として機能している。骨折を主とした運動器の外傷をすべて受け入れているほか、膝・股関節疾患、脊椎疾患、スポーツ障害に対しては、より専門的な治療も行っている。紹介率が高い。疾患によっては他の専門病院と密な連携をとり、来院された方に適切な医療が施されるよう配慮している。

症例数

09年の1日平均外来患者数は121.9人(新患23.1人)、1日平均入院患者数61.4人、平均在院日数21.9日、年間手術件数531件

★骨折手術(143件):大腿骨近位部61、下腿~足関節28、上肢31など。術後の感染例・骨癒合不全例はきわめて少ない。骨癒合に時間がかかると判断される例には、早期から超音波骨折治療器を用いている

★関節手術(160件):人工膝関節54、人工股関節23、前十字靭帯再建術20、再建術以外の関節鏡手術41など。手術成績は種々の研究会・学会で報告している。この10年間の人工関節手術の合併症は、感染:膝1.1%、股0.7%、致死性肺塞栓:膝、股ともに0%、脱臼:股2%

★脊椎手術(137件):頸椎20、腰椎109(うちインスツルメントを使用した手術36)など。手術成績は安定している。09年に脊椎内視鏡を導入した

★その他(91件):抜釘術29、腱鞘切開術25など

★いずれの手術も、可能な限り小さな傷で行う低侵襲手技で行っている。また豊富な理学療法士と療養型病床を有効に活用して手術後のリハビリにも力を入れている。

医療設備

MRI、MDCT、ポータブルエコー、RI、骨量測定(DEXA)、クリーンルームなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科・頭頸部外科全般の診療を行う。さらに、口腔外科・形成外科・皮膚科の常勤医がいないため、顔面外傷全般・上下顎骨骨折・顔面皮膚がんを含む顎顔面・頸部のすべての疾患を扱う。秋田県内では、大学病院以外では唯一の頭頸部がん専門医暫定指導医のいる病院として、特に頭頸部がんの集学的治療を得意とし、放射線治療・抗がん剤治療・手術・緩和医療のすべてを組み合わせて県南の頭頸部がん治療の拠点として診療している。また、サイバーナイフ等の特殊な治療も、適応があれば積極的に紹介し、常に患者さんが最高レベルの医療を受けられるように配慮している。可能な限り外来局所麻酔でできる手術(鼻茸切除術、顔面・口腔内小腫瘍摘出など)は外来扱いで実施している。重症アレルギー性鼻炎に対しては、外来局所麻酔下に高周波電気凝固術にて改善をみている。秋田大学病院との密接な連携により手術、外来応援医師を迎えて診療の充実を図っている。

症例数

09年度の外来患者数は1日平均45.8人(新患12.5人)。年間手術件数は全身麻酔が約150例。頭頸部がん根治手術は約30例。特殊なものとしては、09年度は、頭蓋底手術1件、縦隔郭清1件、血管吻合を要する種々の再建手術が約10例、浅側頭動脈動注カテーテル埋入2例だった。また、バルーンマタス・閉塞用バルーンを用いた総頸動脈遮断試験下のSPECTを1例実施して、総頸動脈合併切除に備えた

★突発性難聴に対してはステロイド点滴治療を実施し、難治例には星状神経節ブロックを追加、顔面神経麻痺に対しては、抗ウィルス薬+ステロイド大量療法を10日入院で実施している。

医療設備

MRI、CT、超音波(カラードプラ)、リニアック、炭酸ガスレーザー、高周波電気凝固装置、マイクロデブリッダー、ハーモニック・スカルペル、電子内視鏡、各種聴力・平衡機能検査、OAE、ENoG、ABRなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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