川崎幸クリニック

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

川崎幸クリニックは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器病センター外科

分野

消化器・一般外科

特色

消化器腫瘍外科・内視鏡外科・腹部救急外科・乳腺外科を4本柱としている。特に消化器腫瘍外科においては、がん治療ガイドラインに沿った標準的治療の実践を行っている。鏡視下手術(腹腔鏡手術)においては、胆石症以外にも高度な技術を要する早期胃癌および早期・進行大腸癌例にも腹腔鏡手術を導入しており、また食道癌に対しても行っている。腹部救急外科分野においては24時間体制の消化器内視鏡検査・治療体制・手術体制(腹腔鏡手術も含め)を敷いている。

症例数

11年の手術総件数は694件であり、内視鏡外科手術は277件であった。胃癌手術例が40件、大腸癌手術例が87件あり、腹腔鏡手術、開腹手術のいずれも採用しながら、がん治療ガイドラインに沿った治療を行っている。一方、胃癌、大腸癌に対する内視鏡的治療(EMR、ESD)も積極的に導入しており、11年における内視鏡治療は胃癌21例、大腸癌48例であった。良性疾患に対する手術件数は胆石症が55件、虫垂炎88件、ヘルニア107件、痔核を中心とした肛門疾患手術65件であった。2009年より単孔式腹腔鏡手術や少ないポート数にて行うReduction port surgery(RPS)も導入している。消化器系急性期疾患に対しても積極的に腹腔鏡手術を導入し、イレウス、潰瘍穿孔、虫垂炎等に対しても低侵襲手術を行っている。ちなみに11年の緊急手術件数178件のうち鏡視下手術は115件に施行された

胃癌=診断に関しては通常内視鏡に加え、NBIや色素法も広く応用している。早期胃癌に対してはESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を施行しており、11年の本方法施行は21件であった。手術はリンパ節郭清がD1+β以下の適応例については、腔鏡補助下幽門側胃切除術(LADG)を行っている。また近年では噴門側胃切除術に対する腹腔鏡手術(LAPG)も行っている。治療成績:病期進行度別に治療成績は異なるが、成績は他専門施設とほぼ同等な成績をあげている。ちなみに06~11年の手術施行218例の病期進行度別患者数は、stageI(A・B)94例、IIが32例、III(A・B)44例、IVが48例であった。予後不良といわれているスキルス胃癌については、腹腔鏡によるステージングラパロスコピーを採用。正確な診断のもと抗癌剤療法を含めた適切な治療法の選択を行い、予後の向上に努めている

大腸癌=診断法では拡大内視鏡を導入し、ピットパターン解析などにより正確な診断を行い、早期癌に対しては内視鏡によるEMR(ESD)を施行。11年にはm癌、sm癌合わせて48件に対して本方法を行った。手術は進行大腸癌に対しても腹腔鏡下D3郭清術を採用、11年における大腸癌手術症例87件のうち30件に腹腔鏡手術を施行した。治療成績:病期進行度別に治療成績は異なるが、成績は専門施設とほぼ同等な成績をあげている。ちなみに06~11年の手術施行420例の病期進行度別患者数は、stage 0が9例、Iが87例、IIが123例、III(A・B)が116例、IVが85例となっており、そのうち約4割には腹腔鏡手術を行っている。また進行直腸癌症例に対しては、腫瘍縮小と局所再発の低下をめざし、積極的に術前放射線化学療法を行っている

抗癌剤治療=院内癌化学療法委員会での登録制により、胃癌・大腸癌を中心に安全かつ効率の良い癌化学療法を腫瘍内科と協力の下、行っている。また全国規模の臨床試験にも参加し、多施設共同研究を行いながら消化器癌の予後向上に努めている

肛門疾患=痔核治療においては従来からの薬物療法、手術療法に加え、硬化療法のALTA療法(ジオン注)を実施。本療法実施認定専門医により、安全かつ効果的な治療を行っている。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、アンギオ装置、超音波、電子スコープ(拡大内視鏡、NBIなど)、カプセル内視鏡、腹腔鏡下手術装置、マンモグラフィ、コアニードルバイオプシーキット(乳腺)など。

所属スタッフ

関川浩司外科部長(外科、消化器外科、内視鏡外科)、後藤学副部長(外科、内視鏡外科、救急外科)、太田竜副部長(外科、消化器外科、大腸肛門病、内視鏡外科)、成田和広医長(外科、消化器外科、消化器内視鏡、消化器病、大腸肛門病、救急科、内視鏡外科)、高橋保正医長(外科、消化器外科、乳腺外科、内視鏡外科)、池田博斉医長(外科、消化器外科)小根山正貴医員(外科、消化器外科、肛門外科、内視鏡外科、救急外科)の常勤医のほか、後期研修医4人、初期研修医1~2人(12年12月現在)。

所属医師

関川 浩司  1954年生まれ 福島県立医科大学卒
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

川崎大動脈センター(心臓血管外科)

分野

心臓血管外科

特色

大動脈解離・大動脈瘤の治療に特化した医療センター

★03年7月に日本で初めての、大動脈瘤、大動脈解離等の専門性の高い大動脈疾患治療の専門施設として設立。04年センター専門手術室の増設、06年大動脈疾患を専門に治療する世界初のセンター集中治療室(ACU:Aortic Care Unit)を開設、07年国内最多の手術実績を達成。12年6月の川崎幸病院新築移転に伴いその機能を拡充させた(専用フロアに、①58床の専用病棟(ICU/8床・HCU/8床を含む)、②大動脈専用手術室3室(ハイブリッド手術室1室を含む)、③リハビリテーション室有)。すべての大動脈疾患(救急症例も含む)に24時間365日対応しており、要請があれば首都圏エリアの病院から川崎幸病院へドクターカー(センター医師が同乗し、紹介元病院からセンターまで患者搬送を行う)での病院間搬送も行っている

★センターの特徴としては、①術前・術中・術後の全身の管理体制を病院全体で整えていること、②受診・治療・術後の定期健診のご案内をスムーズに行うために専用の連絡窓口を設けており、専任のコーディネーターが対応するというシステムを確立していること。全国から集まる患者さんやご家族の皆様に安心して来院いただける体制を作ることで好成績を上げている。https://www.daidomyaku.jp/

症例数

12年の年間大動脈手術件数は587件。胸部大動脈手術303例、腹部大動脈手術45例、大動脈ステント内挿手術は139例の実績で、国内最多。大動脈瘤の外科治療は一般の心臓血管手術に比べて難易度が高い。治療法としては人工血管置換手術とステントグラフト内挿術の両者を適切に使い分け治療を行っている。大動脈解離のなかでも緊急を要する急性大動脈解離については、24時間、65日対応しており、他院からの搬送(ドクターカー)の要請数は増加している。98年以降の手術総数は、胸部大動脈瘤手術2,367例、腹部大動脈瘤手術638例、ステントグラフト内挿術318例である。

医療設備

ICU、ACU、血管撮影室(心カテ室)、320列MDCT(冠動脈CT)、MRI(心臓MRI)、連続血管撮影装置(心臓カテーテル検査・治療)、超音波検査(血管内エコー、経食道エコー、心臓エコー等)、IABP、PCPS、CHDF、補助心臓、人工心肺装置、自己血回収装置、内視鏡手術装置などを完備。

所属スタッフ

笹栗志朗心臓血管外科常勤顧問、山本晋川崎大動脈センター長・心臓血管外科部長、関根裕司川崎大動脈センター心臓血管外科副部長、小野眞、藤川拓也、大島晋、増山慎二の7人の心臓外科医。専用コーディネーター(速見、西條、畔見)3人。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

内科(糖尿病・代謝内分泌内科)・川崎幸クリニック 糖尿病科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

クリニックで糖尿病専門外来診療を、病院で救急外来・入院診療を行う。診療録は電子カルテ化しており、診療内容をPC端末で相互に参照可能。川崎幸病院は急性期特定病院、日本医療機能評価機構認定、臨床研修病院。

症例数

★クリニックに定期的通院中の糖尿病患者は約900人。患者の個別性を重視した生活習慣への介入を看護師・管理栄養士・理学療法士・臨床心理士と連携して行う。安易な薬物療法は行わないが、必要であれば早期にインスリン自己注射療法を導入、改善後に減量・離脱を目指す。血糖やHbA1cは診察前に即日測定をし、結果を説明している

★病院では入院を随時受け入れ、約1週間のクリニカルパスを用いて短期間の強化インスリン療法にて糖毒性の解除を行う。集中治療室でのケトアシドーシス等への対応も24時間可能

細血管症=自律神経機能・神経伝導速度検査が可能。無散瞳眼底カメラがあり、眼科登録医が月4回来院して診察し、必要時には光凝固の手配も行う。透析施設があり、内シャント手術、腎不全に対する血液透析、腹膜透析の導入も可能

大血管症=血圧脈波診断装置、心エコー、頸動脈エコー、負荷心電図、頭部MRI、MDCTにて動脈硬化病変の評価を行い、治療対象であれば院内の心血管センター・脳血管センターにて血管内カテーテル手術を実施。大動脈センターにて大動脈瘤手術・心臓バイパス術が可能

★病診連携を行い、逆紹介を推進している。

医療設備

血圧脈波診断装置、心エコー、MDCT、頸動脈エコー、MRIなど。

所属スタッフ

沢丞病院内科部長(糖尿病)、安島美保クリニック内科医長(糖尿病)、非常勤医3人、糖尿病療養指導士1人、糖尿病認定看護師1人。

所属医師

沢  丞  1959年生まれ 富山医科薬科大学医学部卒、同大学院修了
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

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